コロナワクチン 「12歳以上」 ②

接種対象を12歳まで引き下げへ モデルナ社製ワクチン

18歳以上を対象としている米モデルナ社製の新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省は、12~17歳への接種も認める方針を固めた。

19日に専門家の部会で協議する。

既に米ファイザー社製について、12~15歳への接種を認めている。

 

モデルナ社は米国で、12~17歳の約3700人が参加した臨床試験(治験)を実施。

有効性や安全性を調べたところ、ワクチンを接種したグループでは感染者は確認されず、偽薬のグループからは4人の感染者が出たとしていた。

 

対象年齢を変更するだけのため、厚労省では米国での治験のデータを受け取り、追加の国内治験は実施せずに審査を進めている。

専門家の部会で使用方法などを示した添付文書を改訂した後、最終的に公的接種の対象となるよう手続きを進める。

 

コメント;

接種量についてはコメントされていませんが、同じということなのでしょう。

参考・引用一部改変

朝日新聞・朝刊 2021.7.15

 

 

子どもの接種、丁寧な説明重要 若い人ほど痛みや発熱

職場や大学での新型コロナウイルスワクチンの接種が21日から本格的にはじまった。

今後、12~15歳の子どもに対しても接種が広がっていく見通しだ。

高齢者に比べると感染したときに重症化する可能性は低いとされるが、接種するかどうかをひとり一人が判断するためにも、有効性と安全性の正確な情報発信が重要になる。

 

日本で現在、接種に使われているファイザー製とモデルナ製は、ともに高い有効性が報告されている。

安全性にも大きな問題は指摘されていない。

 

ファイザー製の対象は当初16歳以上だった。

12~15歳を対象にした追加の試験が行われ、ワクチンによって十分に免疫のしくみが刺激されていることが認められたため、6月1日からは12歳以上の子どもにも接種できるようになった。

 

ただ、接種後の痛みや発熱といった反応は、若い人ほど出やすいとされている。

ファイザー製を接種した国内の医療従事者約2万人を調べた中間報告によると、37.5度以上の発熱や頭痛、倦怠感の頻度は、年齢が若いほど高まる傾向がみられている。

 

参考・引用一部改変

朝日新聞・朝刊 2021.6.21