史上最強!ダイエット

食べるの大好き=しゃべるの大好き!?
計るだけダイエット」は体重の変化をグラフにつけ、毎日の食事などを言い訳欄に記入することで、体重と、食事や運動との関係が分析しやすいダイエット法ですが、女性はその分析が苦手…。
さらに女性は「おしゃべり」が大好き!
友人との楽しい食事会がやめられない…
つまり「しゃべるの大好き」が「食べるの大好き」に結びついてしまい、ダイエットの失敗の原因に。
でもこれらは女性の脳が持つ特徴がそうさせていたのです。
その特徴とは「模倣・共感」「おしゃべり」「他人への関心」
つまり、女性は男性に比べて、コミュニケーション能力が高く、他人との協調性にたけていることがわかったのです。
そこで…この特徴を逆利用!
ダイエットを一人でやるのではなく、近所の友達を誘って一緒に楽しくやることが、ダイエット成功の秘けつだったんです。
毎日のウォーキングも、友達と一緒なら、おしゃべりしながら楽しくできちゃう。
さらに、友達と一緒にやることで、日頃のおしゃべりの内容が自然とダイエットの分析に。
ダイエット失敗の原因を逆手に取って成功のポイントに変えてしまう
画期的な方法なのです。

空腹感を消すあの大技!
女性のダイエットが失敗する大きな原因、その2!
それは…「甘いものがやめられない!」
小腹が空いた時についつい食べちゃう甘い物、これもまたダイエット失敗の大きな原因の一つでした。
それを止めるためにガッテンが見つけたとっておきの裏技があったんです。
それは、「その場ダッシュ20回」(約10秒間)
たったこれだけで空腹感を一時的に消すことが出来るんです!
なぜ、空腹感が消えるのか?
空腹感の一つの目安が血糖値だと考えられています。
空腹感を感じている時に、興奮したりストレスがかかると、アドレナリンが分泌され、肝臓にためていた糖を血液に流し、血糖値を上げます。
すると脳は「十分に栄養はあるな」と勘違いして空腹感が消えるのです。
空腹感を感じる時というのは内臓脂肪が減っている時。
「空腹時はチャンス」だと考え、ダイエットの味方にしてしまいましょう。
その場ダッシュがきつい方には、スローステップ運動1分間、もしくは、
イスなどに座ったままでも全身にギュ〜っと力を入れてスッと抜く…
これを数回繰り返すだけでも同様の効果があります。

女性ホルモンをダイエットの味方に!
女性の体内で働く主な女性ホルモンは2種類。
エストロゲンプロゲステロン
実はこの2つのホルモンはダイエットの成否に大きく関わっているんです。
エストロゲンは、内臓脂肪を小さくしてくれます。
いわば「おなかやせホルモン」
一方、プロゲステロンは、食欲を増加させます。その結果として、皮下脂肪が蓄えられます。
つまりプロゲステロンは「全身ふっくらホルモン」と言えます。
この全く異なる働きを持つホルモンをダイエットの味方につけるコツは…
女性ホルモンの周期を利用することだったんです!
エストロゲンは生理後に増え、およそ10日間多い時期が続きます。
つまり、この時期に有酸素運動をすれば、内臓脂肪を効率よく減らすことができるんです。
一方、プロゲステロンは生理前のおよそ10日間が増える時期です。
この時期は、食べたものが皮下脂肪になりやすく、体重は増える傾向にあります。
そのため、食べ過ぎは禁物!
体重は現状維持でも御の字と考える時期です。
つまり、生理後の10日間でゆっくり減量し、
その後の10日間は現状維持。
この繰り返しで、階段状のグラフが描けるダイエットが
女性の理想だったのです。

リバウンド防止の秘策!
計るだけダイエットをやっている時、たまたま飲み会が続いたり、ふと「ドカ食い」をしてしまって、
体重が再び上昇し始めた時の秘策は…
グラフをつけ始めた当初のグラフを、現在のグラフの後ろに重ねて透かしてみて下さい!
すると…「今まで頑張ってきた自分」が見えるんです。
例えば、今、多少リバウンドしてしまっているとしても、ダイエット当初の体重と比べればまだ減っているはず…
それを目の当たりにすることで
「今やめてしまうのはもったいない!」
「明日からまた頑張ろう」
と思えるようになるんです。
いわば、自らのグラフが、ダイエットを頑張る自分を後押ししてくれるんです!

http://cgi4.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20100526
出典 NHK総合テレビためしてガッテン」2010.5.26
版権 日本放送協会

http://www9.nhk.or.jp/gatten/pdf/program/P20100526.pdf


http://www9.nhk.or.jp/gatten/qa/archive/diet.html