免疫細胞が炎症起こす仕組み
和歌山県立医科大学の研究グループは、免疫細胞のマクロファージにある小器官の小胞体が炎症反応を起こす仕組みを解明した。
体に入った細菌の毒素などに反応して小胞体の分子が働き、炎症を生む物質を作る。
炎症が関わる自己免疫疾患などの解明や治療薬の開発につながる。
マウスの腹部にあるマクロファージを取り出して細菌の毒素づ加えると、毒素が小胞体に集まった。
小胞体にある特定分子に毒素が作用して炎症物質を作る反応を促した。小胞体は細胞でたんぱく質を作ることで知られる。
(日経新聞・朝刊 2024.4.23)