2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

新型コロナウイルスの変異

ウイルス、10ヵ所以上変異 感染力変化の可能性 ウイルスの変異は自然界で頻繁に起きる。 ウイルスは一般に人の体内で自分のコピーを作る際、一定の頻度で間違いを起こす。 新型コロナでは3万文字ある遺伝情報のうち2週間に1カ所の頻度で変異が生じる。 変異種…

がん10年生存率58%

がん10年生存率58% 1.1ポイント上昇 標準治療、全国に普及 国立がん研究センターは19日、2004~07年にがんと診断された人の10年後の生存率が58.3%で、前回集計した03~06年に比べ1.1ポイント上昇したと発表した。 データを取り始めた2000年ごろから、同じ計…

リウマチアプリ、患者の強い味方

リウマチアプリ、患者の強い味方 順天堂大グループが開発 運動習慣・天候との関連チェック 免疫の異常が原因で手足などの関節が腫れたり痛んだりする関節リウマチ。薬物治療によって多くの患者が病気の進行を抑えられるようになったが、症状の悪化を防ぐには…

柿渋・紫外線 … 消毒法次々

柿渋・紫外線 … 消毒法次々、どう判断 安全と効果の証明、見極めて 新型コロナウイルスの消毒方法として、柿渋や紫外線、オゾンなどに効果があるという研究成果が発表されている。 次々に出てくる方法の有効性や安全性は、どう判断すればよいのか。 奈良県立…

活発化するiPSの心臓病治療

活発化するiPSの心臓病治療、進む三つの研究の違いは 3大学が実施・計画 新たな選択肢期待 iPS細胞を心臓病の治療に応用する研究が活発になってきた。 8月には慶応大のチームによる、安全性や有効性を確かめるための臨床 研究が厚生労働省の部会で了承され、…

検診受診率が映す社会格差

検診受診率が映す社会格差 社会に横たわる格差は、新型コロナ感染症でも、がんでも、死亡数を増やす。 所得や教育面での弱者にがん死亡が多いのは、喫煙をはじめとする生活習慣の乱れが大きな原因だ。がんの早期発見のカギは定期的ながん検診だが、社会的弱…

気になるイボ 種類によって異なる予防法と対処法

気になるイボ 種類によって異なる予防法と対処法 ウイルス性には保湿 顔や首まわりなどの皮膚が隆起したり、突起状になったりするイボ。 加齢とともに誰にでも現れるものだが、胸元を開ける機会が増えるこれから、見栄えが悪いと気にする人は少なくない。 放…

若年性認知症

進行が速い若年性認知症 早期の発見・治療で抑制 働き盛りの年代で発症する若年性認知症。原因となる疾患や症状は高齢者の認知症と変わらないが、進行が速い、発見が遅れがちといった問題点がある。症状や対策を的確に把握し、早期発見・治療につなげよう。 …

世界はウイルスでできている 物質が「寄生体」に変化 ② 2/2

世界はウイルスでできている 物質が「寄生体」に変化 ② 2/2 埼玉大学の根本直人教授もRNAにウイルスの祖先の姿を見て取る。実験では複製ミスからRNAが幾つものタイプに分かれた。 単純なRNAから複雑な体を持つ生命ができたとする考えは「RNAワールド仮説」と…

世界はウイルスでできている 物質が「寄生体」に変化 ① 1/2

世界はウイルスでできている 物質が「寄生体」に変化 ① 1/2 原始の地球 実験で再現 地球上で最初のウイルスはどうやって出現したのか。 約40億年前の地球は、小さな物質があるだけのモノに満ちた世界だった。 そのモノが「非生命」から、遺伝情報を複製する…

脳梗塞 早期発見が重要

後遺症少なく、早期発見がカギ 脳の血管が詰まり、脳細胞が死んでしまう脳梗塞。 命が助かっても体のまひや言語障害などの後遺症が残り、日常生活に支障をきたす恐れがある病気だ。 だが近年は治療やリハビリが進歩し、発症しても元の生活を取り戻せるケース…

がん検診を受けよう

がん検診を受けよう 新型コロナウイルス感染症が病院経営に与えた影響を調べた調査がある。 全国の約550の大病院が調査対象だった。 患者数は全体としては回復基調にあるものの、がん患者の入院件数の減少が目立った。 とくに、胃がん、肺がん、大腸がんでは…

新型コロナワクチン、期待と未知と ③

新型コロナワクチン、期待と未知と ③ 仝国民分、来年6月までに 英3社が供給、接種は無料 ワクチンは日本にいつ届くのか。 日本政府と主な海外企業との契約を見てみる。 日本政府は1人当たり2回の接種を想定し、ファイザーとは21年6月までに6000 万人分子(1…

新型コロナワクチン、期待と未知と ②

新型コロナワクチン、期待と未知と ② 副作用など不安の声も ワクチンの接種に向けて、課題の一つとされているのがワクチン の保管と物流だ。 ファイザーやモデルナ製はセ氏マイナス20~70度で保管しなければならず、大量の保冷ボックスや保冷庫が必要になる…

新型コロナワクチン、期待と未知と ①

新型コロナワクチン、期待と未知と ① 新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるカギとなる予防ワクチン。 米製薬大手ファイザー製が英国で緊急使用の承認を受け、接種が始まった。 米国でも近く接種が始まる見通しで、コロナワクチンは実用段階に入った。通常は…

転倒後に容体急変 抗血栓薬のリスク

転倒後に容体急変 死亡も 注意したい抗血栓薬リスク 脳梗塞や心筋梗塞を予防 血液の流れをよくする効果があり、脳梗塞や心筋梗塞の患者らに使われる「抗血栓薬」。 服用する患者は転倒して頭をぶつけた場合、医療機関を受診するよう医師らが呼び掛けている。…

コロナ解明、高い壁 ②

コロナ解明、高い壁 ② ヒトに近い感染源 焦点 ウイルスがどこから来たのか探ることは、今回のパンデミックがどうやって起きたのかを解明するだけでなく、リスクのありかを知り、次のパンデミックを予防することにつながるとされる。 出発点がコウモリなか確…

コロナ解明、高い壁 ①

コロナ解明、高い壁 ① コウモリ由来?科学者注目 「他の動物の可能性」見方も 世界を揺さぶる新型コロナウイルスのルーツや特性を、科学者たちはどう解き明かそうとしているのか。 手探りが続く。 太陽の光冠(コロナ)のような突起を持つコロナウイルス。 …

子どもの感染、少ないわけは

子どもの感染、少ないわけは たんぱく質・免疫の働き、違い指摘も 子どもは新型コロナウイルス感染症にかかりにくいといわれる。 一方、学校での子どもたちの集団感染のケースもときおり報じられている。子どもと新型コロナについてはまだわからないことも多…

コロナも強敵 がんも強敵

コロナも強敵 がんも強敵 緊急事態宣言が解除され、一時収まったかに見えたコロナ禍だが、社会活動の制限の緩和に伴って感染者の数が再び増えている。 しかし、無症状の陽性者が多いのもこの感染症の特徴だ。 PCR検査の件数が増えれば、陽性者数も増えるのは…

早めの胃がん検診を

早めの胃がん検診を 胃がんは長い間、日本人のがんの代表だった。 胃がんの原因の98%とされるピロリ菌の感染率が高かったことが主な原因だ。 冷蔵庫の普及などで、ピロリ菌の感染率が低下し、胃がんの罹患率、死亡率とも減少傾向にある。 それでも、罹患数で…

老化遅らせ病気を予防 鍵握る抗酸化力

老化遅らせ病気を予防 鍵握る抗酸化力、高めるコツは 老化や病気の一因として知られる「酸化」。体内で発生する活性酸素が引き起こす、いわば体のサビつきだ。 若々しさや健康を保つためには、抗酸化力を高める必要がある。 酸化の仕組みと対処法は・・・。 …

タクシーの飛沫対策、エアコンが有効

タクシーの飛沫対策、窓開けよりエアコン スパコン計算 理化学研究所などのチームは26日、新型コロナウイルス感染症対策の研究で、しぶき(飛沫)がタクシー内でどう広がるか、スーパーコンピューター「富岳」で計算した結果を発表した。 研究チームによれば…

がん免疫薬の効果、血液で予測

がん免疫薬の効果、血液で予測 がん免疫薬「オプジーボ」などの治療効果を患者の血液中の物質から精度よく予測する手法の研究開発が進んでいる。 がん免疫薬は高い効果が期待される半面、実際に効くのは2~3割といわれる。患者負担の少ない方法で早い段階に…