2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

糖尿病での他の病気の死亡リスク

「論文オタク」と自称する、山形さくら町病院精神科・早稲田大学大学院客員教授の坪野吉孝先生が書かれた記事で勉強しました。 糖尿病をちょっと変わった切り口で解説しています。 糖尿病で、多数の病気の死亡リスクが上昇 北米と欧州中心の追跡調査を分析し…

心臓が突然、止まる!

久しぶりに心臓病の話題をとりあげてみました。 私自身、専門分野が循環器の内科医ですので他のブログでこの分野を多く取り上げています。 したがって、このブログではかえって取り上げることの少なかった分野です。 以下は、2011年4月17日放送のNHKのTV番組…

人工呼吸より心臓マッサージ優先

人工呼吸より心臓マッサージ優先で 救命法の指針改定 心筋梗塞などで突然倒れた人を助ける心肺蘇生の指針が最近、見直された。 従来は人工呼吸と心臓マッサージを繰り返すよう求めていたが、マッサージを優先して続けるよう改めた。訓練を積んでいない人には…

新型ポリオワクチン

ポリオ、新型ワクチン来年度にも ポリオの予防接種でまれに起こる健康被害を避けるため、より安全性の高いワクチンが早ければ来年度にも導入される。 ウイルスの働きを完全に抑えた「不活化ワクチン」で、手足のまひという副作用は起きない。 ただ、導入され…

夏風邪を防ぐには…

原発事故の影響で節電を余儀なくされる今夏。 学校や職場で空調の使用が控えられ、体調管理が難しくなる面がある。 酷暑の中で風邪をひき、つらい思いをする人が増える可能性もある。 うがいや手洗い、こまめな水分補給などに気を使えば、夏風邪はある程度防…

心臓を若返らせる3大ミネラル

2011.6.28放送のTV番組「みんなの医学」の紹介です。 心臓若返りの法則!「心臓を若返らせる3大ミネラル」とは? 『少し階段を駆け上がっただけで息が切れ、心臓はバクバク。』 年だなぁ…と感じる経験はありませんか?一体、どうすれば心臓の若さを保つ事が…

血液からツヨくなる!熱中症対策

熱中症は、予防できる!とよく言われます。 しかし、そうは言っても心配なのが、お年寄りや持病のある熱中症弱者と呼ばれる人たちです。 まわりの人たちが一緒になって、正しい対策を知り、教えあって、声をかけあって予防することが大切です。 以下は、2011…

ねんざや肩こりの対処法

ねんざや肩こり、冷やす?温める? 対処法の基本 運動中にねんざをしたり、なかなか肩こりが治らなかったりするとき、「冷やすべきか、それとも温めた方がいいか」と迷うことは多い。 適切に対応すれば改善に向かう症状でも、判断とタイミングを誤ればスムー…

携帯の電磁波と発がん性

携帯の電磁波と発がん性 WHO評価には時間 世界保健機関(WHO)が5月、携帯電話から出る電磁波に「発がん性があるかもしれない」という評価を下した。 発がんのリスクはコーヒーや自動車の排ガスと同じ程度。 ただ証拠は限定的で、WHOは今後、多角…

腰痛スパイラルから抜け出そう・その4(4/4)

内臓が原因の腰痛 脊椎やその周囲の病気が腰痛の原因になるばかりでなく、内臓などの病気でも腰痛を起こすものも少なくありません。 整形外科的な腰痛は、一定の動きをしたり、体重をかけたりすると痛くなるのが特徴ですが、内臓の病気が原因になっている時…

腰痛スパイラルから抜け出そう・その3(3/4)

骨粗鬆症による骨折 初期は症状がまったくありませんが、骨の変形や骨折が起こると、突然強い痛みが起こります。 また骨がつぶれると背中が曲がってしまいます。 骨粗しょう症による骨折とは? 骨は、骨を構成する古い組織の破壊と新たな組織の形成という新…

腰痛スパイラルから抜け出そう・その2(2/4)

腰部脊柱間狭窄症とは? 「腰部脊柱管狭窄症」とは病名というより、神経の通り道である脊柱管が何らかの原因で狭くなり、神経やその周辺の血管などが圧迫されてさまざまな障害が起こる状態を指します。 原因は生まれつき脊柱管が狭いことが深く関係しており…

腰痛スパイラルから抜け出そう・その1(1/4)

一言で腰痛といっても原因は様々です。 しかし腰痛のタイプを知ることは、それぞれの解消法を知ることにつながり、そして原因を知り納得することが腰痛解消につながることもあるのです。 自分の腰痛タイプを知り、自分の症状に合った解消法を行いましょう。 …

肌ホネ血管一挙に若く保つ方法

2011年05月18日放送の「ためしてガッテン」 の番組をとりあげました。 昨朝の「あさイチ」でも再度とりあげていた AGEの話題です。 アンチエイジングだ!肌ホネ血管一挙に若く保つ方法 「老化を防ぎたい」という人類永遠の願い。 お肌のハリがなくなった・・…

【放射線 正しく怖がるために】(下)

内部被曝、まず線量把握 検査は特殊な計測器必要 東京電力福島第1原発の事故から100日以上たった6月27日、千葉市の放射線医学総合研究所(放医研)に1台のバスが到着した。 乗っていたのは計画的避難区域に指定された福島県浪江町の住民10人。 約…

【放射線 正しく怖がるために】(中)

食の不安解消「検査しか」 「検査していない野菜を外食産業は買ってくれない。自主検査しようにも、検査機関は少なく、費用も高い。どうしたらいいのか分からない」 6月27日、東京都内で開かれた「放射能汚染と食のリスク」をテーマにしたシンポジウム。…

【放射線 正しく怖がるために】(上)

放射性物質が検出された汚泥については現在、各処理場が場内で保管しています。 時間とともに置き場所がなくなりつつあり、保管場所がなくなりつつある処理場も出て来ています。 その廃棄法が俄然クローズアップされてきました。 東京都は放射性汚泥焼却物を…

熱中症対策には環境対策

熱中症 室温28度・湿度60%以下保とう ジリジリと焼け付く日差しとともに、夏本番がやってくる。 心配なのが、熱中症。 今夏は節電も必要で、普段から体調や温度管理に気をつけないと、気づかないうちに熱中症に陥りかねない。 気象庁の予想では、東日本…

太っても動脈硬化にならない特定たんぱく質

太っても動脈硬化にならず、特定たんぱく質解明 東大教授ら 東京大の宮崎徹教授らは、太っていても特定のたんぱく質が働かないと、糖尿病や動脈硬化にならないことをマウス実験で突き止めた。 新たな予防・治療薬につながる成果で、10年後をめどに実用化を目…

関節リウマチ、すぐ診断

関節リウマチ、すぐ診断 欧米の分類基準で早期治療 関節に腫れや痛みが続く関節リウマチ。 より早く治療を始めるために、診断(分類)基準が2009年に欧米で変わった。 国内の臨床現場でも新しい基準を使う医師が増えており、日本リウマチ学会も近く基準…

がんPET検診 ~ がん早期発見への近道 その4(4/6)

PETは全身を一度にスクリーニングできる新しい検査 見つけにくい女性のがんも早期発見が可能に 女性には乳房、子宮、卵巣など女性特有の臓器のがんの心配も。 以前は日本人に少ないとされていた乳がんや卵巣がんがここ十数年の間に急激に増加しています。 ご…

どうする? 夏の体臭

昨朝、NHKの「あさイチ」で体臭の話をしていました。 ちょうど、朝食中でしたが、この番組は昨年の番組改訂以来「朝からっ?!」ていうテーマでグングン押して来ます。 以下、番組の内容。 夏 どうする?!オンナの体臭 7月に入り汗ばむ季節。 この時期気に…

高血圧、異変は「最低値」の上昇から

高血圧の話といっても、今回ご紹介するのは「拡張期血圧」という地味な部分を取り上げた、ちょっと切り口の変わった面白い記事です。 高血圧、異変は「最低値」の上昇から 高血圧は日本に約4000万人いるとされる国民病だ。 自覚症状や痛みは伴わないものの、…

血圧の評価には複数回の血圧測定を

血圧コントロールの評価には複数回の血圧測定が必要 降圧薬への反応を評価するには複数の血圧測定値が必要であることが、新しい研究で示された。 研究の筆頭著者である米デューク大学メディカルセンター(ノースカロライナ州)助教授のBenjamin Powers博士に…

WHOが「世界の死因トップ10」を発表

世界保健機関(WHO)は6月28日,世界の死因トップ10を発表した。 全世界での主な死因の1,2位は依然として心血管疾患が占める結果となった。 トップ10の死因とされる疾患の多くには喫煙が関連しているとWHOは分析している。世界の成人の約10人に1人が喫煙で…

肝臓を守れ!

NASHという病名をご存知の方も多いのではないでしょうか。 中には初めて聞いた、という方もみえるかも知れません。 このNASHとは、Non alcoholic steatohepatitisの略で、非アルコール性脂肪肝炎と日本語ではいわれるものです。 要するに、「アルコ…

脂肪肝・メタボを解消!小分けダイエットのススメ

きょうは、最近のテレビ番組から東京医大第三内科の小田原雅人教授のお話を紹介します。 肝硬変寸前の肝臓を若返らせた驚異の女性! 奇跡を可能にした肝臓若返りの法則!「小分けダイエット」の正体とは? 重さ1.5キロと、内臓の中で最大の臓器である肝臓は…