「二日酔い」遺伝子、老化にも関与 

「二日酔い」遺伝子、老化にも関与 名古屋大学の研究グループは、二日酔いに関わる遺伝子が老化にも関与することを見つけた。 アルコールを代謝する過程でできる有害物質「アルデヒド」の分解に関わる遺伝子で、働きが弱まるとDNAに傷が入りやすくなっていた…

免疫細胞が炎症起こす仕組み

免疫細胞が炎症起こす仕組み 和歌山県立医科大学の研究グループは、免疫細胞のマクロファージにある小器官の小胞体が炎症反応を起こす仕組みを解明した。 体に入った細菌の毒素などに反応して小胞体の分子が働き、炎症を生む物質を作る。 炎症が関わる自己免…

大腸がんの多段階発がんの過程で関連する細菌

大腸がんの多段階発がんの過程で関連する細菌 大きく下記の2つのパターンに分けることができる。 ① 粘膜内がんのステージから増加し、がんの進行とともに増える細菌 多くはフソバクテリウム・ヌクレアタムやペプトストレプトコッカス・ストマティス(Peptost…

血液1滴で喘息判定

血液1滴で喘息判定 大阪大学、関連たんぱく質検出 大阪大学は血液1滴から喘息かどうかを判定する技術を開発した。血中にある微粒子から喘息と関連する血中のたんぱく質を検出する。手軽にできて、患者負担の少ない診断技術の開発に役立つ。 喘息患者は世界に…

iPS心筋シート移植へ

iPS心筋シート移植へ 重い心臓病患者に治験 健康な人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った心筋細胞シートを、重い心臓病である拡張型心筋症の患者に移植する治験を、大阪大心臓血管外科のチームが始めることが3日、分かった。 2025年度末までに順次、現…

ビールロング缶1日1本で大腸がんの危険

ビールロング缶1日1本で大腸がんの危険、女性は男性より少量・短期間でアルコール性肝硬変も 厚生労働省は、飲酒に関する初のガイドライン(指針)を公表した。 がんなどの疾患別に発症リスクが高まる飲酒量を例示し、性別や年齢に応じた注意点も示した。 …

PPI、P-CABが胃がんリスク上昇

PPIだけでない?P-CABでも胃がんリスク上昇か ピロリ菌除菌後の胃がん発症とプロトンポンプ阻害薬(PPI)との関連が報告されている。近年、PPIに替わってカリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)が用いられているが、P-CABでもピロリ菌除菌者の胃が…

渡辺内科 X(旧ツイッター)2024.2.18 ~ 2.24

<今週の一枚の絵> 2023.2.19 グスタフ・クリムト『パラス・アテナ』(1898年)ウィーン・ミュージアム https://twitter.com/watanabenaika/status/1759461624359133518 <今週の一曲> 2023.2.19 美しく青きドナウ/ヨハン・シュトラウス2世/小澤征爾/…

CKDと中性脂肪

CKDと中性脂肪 https://medical-tribune.co.jp/special/e_detailing/kowa/2023/01/ (要ログイン) ① CKDと心血管疾患について ・腎機能が低下すると、心血管疾患のみならず、脳卒中、心筋梗塞、全死亡のリスクが高くなる。 Ninomiya T. et al. : Circulatio…

生きていることだけでも素晴らしい

貧しいからといって、 恥じる必要はない。 恥ずべきは、 貧しくて志がないことである。 地位が低いからといって 卑下する必要はない。 卑下すべきは、 地位が低くて 能力のないことである。 年老いたからといって 嘆く必要はない。 嘆くべきは、 年老いて目…

大腸がん、精密検査のすすめ

大腸がん、精密検査のすすめ 日本人男性で一番多いがんは前立腺がん、女性では乳がんで、男女それぞれ9人に1人が罹患する。 男女合わせて一番多いのが大腸がんで、肥満や運動不足などで増える欧米型のがんの代表だ。 大腸がん検診は国が推奨するがん検診のな…

コロナワクチン、4回接種後に免疫反応鈍化 

コロナワクチン、4回接種後に免疫反応鈍化 オミ株には、オミ株対応ワクチンがベスト https://medical-tribune.co.jp/news/2023/0419556363/ (要ログイン) 横浜市立大学大学院循環器・腎臓・高血圧内科学の研究グループは、血液透析(HD)患者と医療スタッ…

コロナ感染者数、週1回の発表、初回は19日 「注意報」などなく

コロナ感染者数、週1回の発表、初回は19日 「注意報」などなく 毎日の増減はつかめず ・コロナが季節性インフルエンザ並みの「5類」に移行され、感染者数の発表方法が変わる。 ・まず、国や自治体による毎日の公表がなくなり、指定した医療機関の「定点把握…

ゾコーバでコロナ後遺症のリスク低下

ゾコーバでコロナ後遺症のリスク低下 https://medical-tribune.co.jp/news/2023/0222555756/ (要ログイン) 塩野義製薬は本日(2月22日)、同社の経口新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬エンシトレルビル(商品名ゾコーバ)に関し、COVID-19罹患後…

レカネマブ

レカネマブ 抗アミロイドβプロトフィブリル抗体「レカネマブ」(2023.1.16) https://www.eisai.co.jp/news/2023/news202307.html ・エーザイ株式会社とバイオジェン・インク (米国)は、本日、エーザイが抗アミロイドβ(Aβ)プロトフィブリル1抗体レカネマ…

糖尿病とCKDの国際ガイドライン(2020年版の改訂版)

糖尿病とCKDの国際ガイドライン SGLT2阻害薬・GLP-1受容体作動薬・MR拮抗薬の推奨事項を更新(2023.1.19) https://dm-rg.net/news/9f141494-2d5e-4fe0-b11f-f93caa356e73 ・KDIGOが先ごろ発表したガイドラインは、2020年版の改訂版に当たり、13項目の推奨事…

耐糖能異常へのメトホルミン

耐糖能異常へのメトホルミン/生活習慣介入は心血管イベント予防効果を示さずhttps://www.m3.com/clinical/news/1064382?portalId=mailmag&mmp=WE220823&mc.l=891024760&eml=31ef79e7aaf65fca34f0f116a57fd65d(要ログイン)・耐糖能異常に対するメトホルミン…

くも膜下出血に新薬「ピヴラッツ」が登場

くも膜下出血に新薬 血管収縮を阻害、脳梗塞を予防脳血管にできたこぶ、脳動脈瘤が破裂し出血する「くも膜下出血」に約25年ぶりとなる新しい治療薬が登場した。発症後2週間以内に起こる血管が細くなる症状を予防する。半身まひなどの後遺症につながる脳梗塞…

新型コロナの全変異株に有効なアルパカ由来の抗体

新型コロナの全変異株に有効なアルパカ由来の抗体、京大などが開発京都大学(京大)、大阪大学(阪大)、COGNANO(コグナノ)、横浜市立大学(横浜市大)の4者は2022年7月14日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の「懸念される変異株」であるオミクロン株(B.1.1.529, …

切れた血管、つながる仕組み発見

切れた血管、つながる仕組み発見 治療応用に期待 日本医科大・宮崎大グループ 切れた血管が修復されるメカニズムを、日本医科大学と宮崎大学の研究グループが新たに発見した。血管は上流側(心臓側)からは伸びず、下流側からだけ伸びてつながることが明らか…

自己免疫病 分子出現が引き金

自己免疫病 分子出現が引き金 阪大グループ仕組み解明 本来はウイルスなどの病原体を攻撃する抗体が体を傷つけてしまう「自己免疫病」の仕組みの一端を大阪大微生物病研究所のグループが解明した。本来の居場所とは違う場所に現れた分子が、攻撃を「支援」し…

「BA.5」肺で増殖か

「BA.5」肺で増殖か 「BA.2」の18.3倍 病原性も高い可能性https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000261127.html 国内で置き換わりが進む新型コロナ・オミクロン株の亜種「BA.5」について、これまで主流だった「BA.2」よりも、「ウイルスが肺で…

家族性アルツハイマー病「抑える傾向」 iPS創薬の治験 

家族性アルツハイマー病「抑える傾向」 iPS創薬の治験 京都大学と三重大学は30日、家族性アルツハイマー病の患者にiPS細胞を使って見つけた治療薬候補を飲んでもらう治験の結果、病状の進行を抑える傾向が見られたと発表した。 京大iPS細胞研究所の研究グ…

コロナワクチン「救った命は1980万人」

コロナワクチン「救った命は1980万人」英チーム推計 恩恵に格差 新型コロナウイルスのワクチンによって、2020年12月~21年12月の1年間に、世界で1980万人の命が救われた。そんな推計結果を、英インペリアル・カレッジ・ロンドンのチームが発表した。 新型コ…

夜10時台の就寝が最適?

夜10時台の就寝が最適? 英調査 心臓・循環器の疾患少なく 普段午後10時台に就寝する人は、他の時間帯に寝る人より心臓や循環器の疾患を発症するリスクが低い可能性のあることが、英エクセター大などの研究チームによる調査で明らかになった。 研究チームや…

新型コロナ、さらなる変異の先は

新型コロナ、さらなる変異の先は 来年にかけ、オミクロン株系続く可能性 感染拡大に一定の落ち着きが見られる新型コロナウイルス。感染者数は減少傾向を示している。そして、この夏は大きな流行の可能性は低いという見方が出ている。ただ、その先は未知の領…

モデルナの開発中ワクチン  オミクロンヘの抗体1.75倍に

モデルナの開発中ワクチン オミクロンヘの抗体1.75倍に新型コロナウイルスのワクチンについて、米モデルナは8日、新たに開発中のオミクロン株に対応したワクチンを追加接種(ブースター)すると、従来のワクチンを追加接種した場合に比べ、オミクロン株に対…

コロナ患者の重症化マーカー発見 国際医療研究センター

コロナ患者の重症化マーカー発見 国際医療研究センター 国立国際医療研究センターは(2020年9月)24日、新型コロナウイルスに感染した患者が重症化するかどうかを予測する血液中の物質「血中マーカー」を見つけたと発表した。新型コロナは患者の8割は軽症の…

サル痘、日本の備えに懸念

サル痘、日本の備えに懸念 検査1カ所のみで薬も未承認天然痘に似た症状が出る「サル痘」が海外で拡大している。海外との往来が戻りつつある日本も備えが必要だ。検査できるのは国内1カ所で、備蓄ワクチンの活用にも懸念が残る。大半が軽症とされ世界保健機関…

iPS血小板、患者に初治験 民間企業発表

iPS血小板、患者に初治験 民間企業発表他人のiPS細胞から作った止血作用のある血小板製剤を、初めて患者に投与したと、ベンチャー企業「メガカリオン」(京都市)が2日、発表した。同社が臨床試験(治験)として進めている、世界初となる取り組みで、問題な…