2015-01-01から1年間の記事一覧

血や胃液1滴でがん発見

がん発見、血や胃液1滴で 1滴の血液や胃液などから、進行していない早期がんを見つける技術の成果が相次いでいる。公益財団法人がん研究会は血液から早期の肺がんと胃がんを、聖マリアンナ医科大学は胃液から早期の胃がんを比較的高い精度で見分けられた。…

内視鏡検査による胃がん検診

胃がん、内視鏡検査を「推奨」 国立がん研究センター、新指針 国立がん研究センターが4月に公表した「胃がん検診ガイドライン」(2014年度版)で、内視鏡検査が初めて「推奨」とされた。 独自に公的負担を導入した地域では、がんの発見率が高まるなど成…

造影剤を改良  微細な血管もくっきり観察

国立循環器居研究センター研究所のグループは直径が約0.1ミリメートルの微細な血管を磁気共鳴画像装置(MRI)を使って観察する技術を開発した。 従来は直径2ミリメートル以下の血管は観察できなかったが、解像度を左右する造影剤を改良した。 脳梗塞やくも…

肺塞栓症に2つの新薬

食事制限なし・併用薬の幅広がる 足の静脈にできた血の塊がはがれて肺の血管が詰まり、呼吸困難などを起こす「肺塞栓症」に、昨年から新しい治療薬が登場した。 従来の薬と比べ、食事制限が不要になり、一緒に飲んではいけない薬も減った。 ただ、価格が高く…

温泉の効用

温泉で健康 もっと知ろう 高血圧や糖尿病にも効果 国が適応症拡大/予防の期待も 温泉の効能といえば肩こり、腰痛の緩和が代表例だが、最近は軽度の高血圧や糖尿病への効果なども確認されている。 こうした知識を普及させる取り組みも始まっており、正しく理…

流性食道炎

逆流性食道炎 食べ過ぎ飲み過ぎが原因に 宴会料理は油っこいものも多い。 げっぷが増えて、胸のあたりがチリチリ熱いような感覚があったら、逆流性食道炎かもしれない。 食事をすると胃がふくらみ、上の方の胃壁から胃酸が垂れてくる。 食べた物の上に胃酸の…

大動脈瘤、潜むリスク

自覚症状なく破裂・解離 画像検査で発見も/血管内治療が普及 心臓から全身に血液を送る役割を担う大動脈は、全身の血管の中で最も太い。 この血管に気付かない間にできた瘤(こぶ)が破裂したり、血管が裂けたりすると、高い確率で死に至る。 自覚症状がほ…

骨折リスク、避けるには

骨折リスク、避けるには 死亡率、高まる恐れも 骨折は寝たきりの原因になるなど、高齢者にとって恐ろしいけがだ。 国内に1300万人の患者がいるとされる骨粗鬆症は、骨折のリスクを高める。 近年、新しい治療薬が次々登場し、患者が使いやすくなってきた…

深酒に注意

酔って気分が悪くなると・・・ 酒を飲み過ぎた、つまみの食べ合わせが良くなかった、体調が悪かったなど、誰しもが一度や二度は経験する「嘔吐」。 失態ではあるが、実は人間の生命を維持するための優れた生体反応でもある。 嘔吐は「命を守る」大切な反応 …

増える潰瘍性大腸炎

増える潰瘍性大腸炎 下痢や血便繰り返す難病 適切治療で普通の生活に 大腸の粘膜に炎症ができて腹痛や下痢、血便を繰り返す難病に潰瘍性大腸炎がある。 日本で患者数が急速に増えている。 詳細な原因は不明だが、食生活の欧米化やストレスなど様々な環境要因…

寒い冬、血圧が急変

血圧が急変 寒い冬、温度差にご用心 暖房のきいた部屋から寒い戸外や風呂場の脱衣場などに移動すると、血圧が急に上がり、人によっては脳卒中や心筋梗塞を起こす危険も出てくる。 寒いからといって熱い風呂にどっぷりつかれば、今度は温まったことで血圧が急…

口に含んでアレルギー改善

花粉・ダニ、体質変える治療 国民の多くが悩まされているアレルギー性鼻炎。 スギ花粉症の患者が原因物質を自分の口に含むことで体質を改善させる新しい治療法が昨年、保険適用された。 ダニについての同様の薬も発売。治療は長くかかるが、根治できる可能性…

おなかが張る

ストレスも原因 薬での治療も 胃腸の不調を扱う医療機関では「おなかが張る」という症状を訴える患者さんを診ることがよくあるという。 がんなど深刻な病気の場合は少ないものの、原因がわからず、長引く症状に、改善策が出てきている。 おなかが張る症状「…

ダイコンの効能

カリウム・ビタミン豊富 ダイコンを丸ごと味わう おでんや煮物、サラダ、おろし、漬物・・・。 主役にも脇役にもなるダイコン。 もっとも日本人になじみ深い野菜のひとつです。 □ □ ダイコンの原産地は地中海沿岸といわれるが、奈良時代の古事記にすでに「お…

目がかすむ

《目がかすむ》 画面見続ける生活で疲れや乾き 日常生活で目がかすむことは誰でも経験する。 しかし、重大な病気が隠れていることもある。 症状が長引いたり、繰り返したりするときは注意したい。 疲労やストレスがたまると脳の機能が下がり、目のピント調節…

老眼

《老眼》 目の疲れ、40歳以上なら受診を 目がかすんだり、視界がぼんやりしたり――。 40代で何となく目が疲れるようになったと感じる人は老眼が始まったサインかもしれない。 老眼に適した眼鏡やコンタクトレンズの選び方も重要だ。 目にはカメラのレンズ…

副鼻腔の異変 「ニオイがしない」

副鼻腔の異変 喫煙者に多く 「ニオイがしない」と感じたら・・・ 風呂に入れたゆずの香り、コーヒーの味わい・・・。 ときに生活を豊かにしてくれ、ときに危険を察知するアンテナの役割にもなるニオイの感覚「嗅覚」は、副鼻腔炎や末梢神経障害など、思わぬ…

今年のインフルエンザワクチン

インフルウイルス、先手の対策 ワクチン改良 対応種広がる 負担増、接種控えに懸念 今年もインフルエンザの流行シーズンがまもなくやってくる。すでに予防接種を済ました人もいるだろう。ワクチンに含まれているウイルスの種類はこれまでは3種類だったが、…

嗅覚障害

嗅覚障害、原因分かれば早期回復 内視鏡手術も普及 原因が複合的な場合や事故で頭を打ったときなど、短期間での治療が難しい患者も多い。問診や内視鏡での観察、色々なにおいをかぐ検査方法の発展で、最近は完治する可能性が高まっている。 風邪で嗅覚障害に…

好酸球性副鼻腔炎

ポリープ・鼻づまり 好酸球性副鼻腔炎、再発に注意 点鼻薬や洗浄でケアを 鼻づまりが長引く慢性副鼻腔炎の一種で、再発を繰り返す「好酸球性副鼻腔炎」の患者が増えている。 詳しいメカニズムは不明だが、ぜんそくの患者は注意が必要だ。 手術などの治療や炎…

心臓弁膜症、手術高齢者にも

心臓弁膜症、手術高齢者にも 体への負担抑える 高齢になるにつれ、健康を維持するのが難しくなる。 高齢者に多い心臓弁膜症と膝関節症では、患者の「生活の質」(QOL)を考慮し、最新の技術や治療法が普及している。 人口の高齢化に伴って、心臓の弁の障…

未破裂脳動脈瘤の手術適応

= 未破裂脳動脈瘤、破裂と手術のリスク説明が重要= http://www.nikkei.com/article/DGXDZO66427840V00C14A2NNSP01/ 脳内の血管の一部がこぶ状に膨れる「未破裂脳動脈瘤」は自覚症状はほとんどないが、破裂すると、くも膜下出血で死亡する危険性がある。 手術…

遺伝子検査

自分の遺伝子を検査 病気の傾向知って予防 http://www.nikkei.com/article/DGXKZO78887390V21C14A0MZ4001/ インターネットなどを通じて消費者が直接、検査を申し込み、結果も受け取れる「直接販売型」の遺伝子検査が増えている。 ブランド力のある大手IT(…

床ずれ

床ずれ、栄養補い保湿 床ずれ(褥瘡〈じょくそう〉)は寝たきりの人や、車いすで長時間同じ姿勢でいる人にできやすい。 エアマットなどで体への圧迫や皮膚のずれを減らすだけでなく、保湿や栄養状態を良好に保つことが予防や治療には重要だ。 ■骨の出っ張り…

WHO、発がん性指摘で波紋

加工肉、日本人に影響わずか WHO、発がん性指摘で波紋 摂取量、世界に比べ少なく ハムなどの加工肉は「発がん性が十分認められ、大腸がんになるリスクがある」。 世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)が10月に発表した「赤肉・加工…

腱板断裂

五十肩と酷似・腱板断裂 MRIで早期発見重要 中年以降で「肩が痛くて夜も眠れない」、「肩が痛くて腕が挙がらない」というと、「五十肩じゃない?」と放っておくことも多い。 また、「どうせ五十肩だからすぐには治らない」とあきらめている人もいるだろう…

骨折リスク 避けるには

骨折リスク避けるには 死亡率、高まる恐れも 骨折は寝たきりの原因になるなど、高齢者にとって恐ろしいけがだ。 国内に1300万人の患者がいるとされる骨粗粗症は、骨折のリスクを高める。 近年、新しい治療薬が次々登場し、患者が使いやすくなってきた。 …

肺の病気「COPD」

《肺の病気「COPD」》 せき・たん兆候、欠かせぬ禁煙 たばこを長年吸っていると、せきやたんが出やすくなります。 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の兆候かもしれません。 早く手を打たないと、酸素ボンベが必要な状態につながります。 COPDは自覚症状…

心臓は時々休んでいる

動きっぱなしの心臓、時々休憩してるって本当? 生まれてから死ぬまで、生涯止まることなく動き続ける、心臓。 人の一生で、およそ20億回も脈打つといわれている。 ドクドクと伝わる鼓動は、私たちが生きている何よりの証拠だ。 心臓は、心筋という筋肉でで…

高齢者、寒い日にご用心

高齢者、寒い日にご用心 温度・湿度を家族も確認を 入浴でヒートショック 浴室事前に暖めて 室内で「かくれ脱水」 暖房時は水分補給 高齢者は、冬は急激な温度変化による「ヒートショック」で入浴中に溺れたり、乾燥した室内で気付かぬうちに脱水症状に陥っ…