感染症
インフル薬ゾフルーザの耐性ウイルス、患者から検出 国立感染症研究所は、新しいインフルエンザの治療薬「ゾフルーザ」を使った患者から、治療薬に耐性をもつ変異ウイルスが検出されたと、(2019年1月)24日発表した。 塩野義製薬が開発、昨年発売したゾフル…
高齢者も危ない! 夏場の感染症 プール熱・はやり目・・・治療薬なく合併症も 夏にかかりやすい感染症の代表例といえばプール熱(咽頭結膜熱)や流行性角結膜炎(はやり目)だ。 アデノウイルスと呼ばれるウイルスによる感染症で、実は子どもだけでなく、体…
夏風邪ウイルス、油断しないで 大人も手足口病で痛み 夏風邪のシーズンが続いている。 「夏風邪ウイルス」とも呼ばれるウイルスの感染が原因で、子どもだけでなく大人でもかかることがある。特に「手足口病」は全国で猛威をふるっており、専門家は「発熱など…
子宮頸がんワクチン、積極的勧奨中止から6年 続く検証 子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)に感染するのを防ぐための「HPVワクチン」について、厚生労働省が積極的に接種を勧めるのをやめてから6年になる。 接種ががんの発症を減らせるこ…
食中毒の知識 2018年の統計で食中毒の報告件数が一番多かったのは? アニサキス 8年に厚生労働省へ報告された食中毒1330件で最も多かったのは寄生虫「アニサキス」による468件。サバやサンマなどの内臓にすむアニサキスは、加工・調理の段階で多くは取り除か…
母子感染、早期治療に期待 トキソプラズマ 妊娠中にのむ薬、保険適用 妊婦が感染することで、赤ちゃんに目や耳の障害や発達の遅れなどが出る先天性トキソプラズマ症やサイトメガロウイルス感染症。 昨年、治療薬や検査がそれぞれ公的医療保険の適用になった…
結核、早期発見へ正しい知識を 昨年の新規発症患者2割、受診まで2カ月超 かつて国民病だった結核の患者数は、戦後、減ってきたが、近年、結核への意識が薄れたことによる発見の遅れや、高齢者の発病増加、来日する外国人の新規発病など新たな問題が起きて…
百日ぜき、乳児は重症化注意 家族はワクチン追加接種を 2~3カ月間せきが続く「百日ぜき」。 昨年から始まった患者の全数報告の結果、小中学生に患者が多く、大人にも感染者がいることが明らかになった。 乳児はかかると重症化しやすい。 兄や姉、親など周…
一見「風邪」だが実はちがう 受診すべき6つの症状 風邪はありふれた病気だが、「汗をかくと風邪が治る」「風邪は抗生物質(抗菌薬)で治る」など、間違った認識を持っている人も少なくない。 風邪とは「自然に治るウイルス性の上気道感染症」。 200種類以上…
本物の風邪は受診の必要なし まず3症状をチェック 風邪はありふれた病気の一つであり、多くは数日から1週間程度で自然に治ってしまう。 一方で「汗をかくと風邪が治る」「風邪は抗生物質で治る」など、間違った認識を持っている人も少なくない。 風邪は誰も…
遺伝子変異、感染しやすく ノロウイルスなお警戒 手洗いやマスク、草の根予防が要 嘔吐や下痢を引き起こすノロウイルスとみられる集団感染など感染性胃腸炎が流行する時期がある。 ピークは例年12月頃。 特に高齢者と子どもは重症化に注意が必要 自分はかか…
インフル薬「出しません」 救急外来、普段健康なら検査せず 他の重症患者を優先 猛威をふるうインフルエンザ。 感染を疑い夜間・休日に救急外来を受診する人も少なくないが、高齢者など重症化するリスクが高い人を除き「インフルエンザ治療薬は原則処方しな…
医師も知らない?抗菌薬と抗生物質の違い https://www.asahi.com/articles/SDI201703292325.html 普通の風邪には抗菌薬(抗生物質)は効かない。 ところで、「抗菌薬」と「抗生物質」ってどう違うんだろうか? 「たいして違わなんじゃないか」と思ったあなた…
遺伝子操りワクチン改良 多種ウイルスに対応 副作用抑制 この冬のインフルエンザのように、人類は常に発熱などをもたらすウイルスの感染に脅かされている。 ワクチンの接種は有効な予防法だ。 最近、ウイルスの遺伝情報をもとに、より効果の高いワクチンを作…
インフル治療に新薬ゾフルーザ 専門医が慎重なワケは インフルエンザが全国的な流行期に入った。 例年通りであれば、1月末ごろから3月上旬に流行のピークを迎えることになる。 そんな中、注目されているのが今春に発売された新しい治療薬「ゾフルーザ」だ。 …
インフル新薬「ゾフルーザ」 タミフルとどこが違うの? 使い勝手がいいのに、専門家が「慎重な使用」を求めるワケ 服用1回と簡便 インフルエンザ治療薬として、2018年(昨年)3月に発売された塩野義製薬の錠剤「ゾフルーザ」が注目されている。 1回の服用で…
カンピロバクター食中毒、生肉の加熱不足が原因 バーベキューと言えば、やはり生肉を焼いて食べることが多いと思うが、どんなに新鮮であっても生肉は食中毒を起こす菌をもっている。 ましてや常温で時間がたつと菌はどんどん増えていき、食中毒のリスクが高…
感染症の際の発熱のメカニズム 風邪やインフルエンザにかかって熱が出るのは、体内に侵入してきた病原体を増殖させないようにする生体の防御反応。 体温が平熱に近い37度くらいだと病原体が増殖しやすいのだが、それよりも2度ほど上がると増殖速度が低下する…
人の中にウイルス遺伝子 祖先が感染、DNAに混入/発病防ぐことも 我々のDNAには、もともとウイルスの遺伝子だったものが約8%も混ざっているという。 大昔に祖先が感染した際に取り込まれたとみられる。 これらの中には、ウイルス感染や発病から体を守る遺伝…
豚肉 生は危険 2015年6月、豚の生肉や生レバーの飲食店での提供が禁止された。 厚労省は、2012年に牛の生レバーの提供を禁止した後、豚で代用する店が出てきたとみており、13年には全国で約190店が確認されたという。 十数年前から牛の生肉を食べることが広…
インフル新薬、1回のむだけで大丈夫? 副作用や用法は 2018年3月に発売された新薬「ゾフルーザ」が注目を集め、インフル治療薬の選び方に変化が出ているという。 どんな薬か。注意点は。 ゾフルーザは塩野義製薬(大阪市)が開発。 大人なら20ミリグラム…
うがい 水道水で効果、就寝前は入念に 水を口に含み、ガラガラとのどを鳴らして吐き出す、うがい。風邪の予防法として、手洗いやマスクと並び、よくすすめられる。 実際には、どれほどの効果があるのだろうか。 京都大の川村孝教授(予防医学)は、海外から…
風疹、2020年まで流行の恐れ 30~50代男性が中心、8週連続100人超 首都圏を中心に風疹が流行している。 国立感染症研究所が6日発表した、直近1週間(10月22~28日)の患者数は8週連続で100人を超え、今年に入り1692人に上った。 患者の中心はワクチンの接種…
インフル薬 変わる勢力図 塩野義「ゾフルーザ」、タミフルに肉薄 自社開発で利益確保 流行期が近づくインフルエンザの治療薬の勢力図が一変しそうだ。 1回の服用で治療できる塩野義製薬の新薬「ゾフルーザ」が本格投入され、中外製薬の「タミフル」を抜く可…
増えるペット由来の感染症 高齢者や乳幼児は重症化も キスなど引き金に/接触歴メモして受診 ストレス多き現代人にとって、ペットは疲れた心を癒やしてくれるかけがえのないパートナー。 ただ、ペットとの過度の触れ合いには思わぬ落とし穴がある。ペットか…
インフル 期待の治療薬 錠剤型「ゾフルーザ」登場 「1回飲むだけ」で手軽 インフルエンザが流行する季節に近づいてきた。 昨季は記録的な患者数となるなど猛威を振るい、今年も感染のリスクを心配する人は多いはずだ。 そんな中、3月に発売された錠剤型の治…
インフルエンザ、早めの備えを 予防接種で重症化予防 秋が深まり、インフルエンザが流行する季節が近づいてきた。 高齢者や病気を持つ人がかかると、重症化する恐れもある。 予防接種を済ませるなどし、日ごろからウイルスをもらったり広げたりしないような…
免疫力低下で突然発症 帯状疱疹 赤いポツポツ 免疫力低下で突然発症 ある日突然、顔や体の片側に痛みが起きた後、赤い発疹が現れる「帯状疱疹」。 80歳までに3人に1人がかかるといわれる。 重症化すれば痛みが長く続くこともある。 発症の兆しを察知して、早…
家のカビ予防のポイント 基本は乾燥、水分残さず風通しよく 夏になり湿度が高まると、家にカビが生えやすくなる。 いったん生えると減らすのは難しく、増やさないようにする日常の対策が大切だ。 カビは気温が20~30度、湿度が80%以上になると生えやすくな…
ペットボトル 早く飲みきらないと、1日で雑菌天国 「開栓後はすぐにお飲みください」。 ペットボトル飲料の注意書きには「すぐに」や「早め」の言葉が並ぶ。 ペットボトルに直接口をつけて飲んでいる人が多い。 と言うより、むしろほとんどの人がそうだ。 い…