2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

点滴より経口補水療法

下痢や嘔吐の時、水分や電解質は、排泄物としてそのままがカラダの外に逃げて いってしまいます。 また、発熱しているとき、水分は汗や皮膚からの蒸発(専門用語で不感蒸泄といいます) によってどんどん失われていきます。 夏の熱中症も同様です。 これらの…

甲状腺異常

甲状腺の病気では、いろんなな症状が出現します。 したがって「自律神経失調症」や「更年期障害」、だるさや無気力があれば「うつ病」、 動悸息切れの症状では「心臓病」、体重減少が起これば「がん」、むくみのために 「腎臓病」、高血糖や尿糖があった場合…

日常生活でテニス肘

身体の中で、日常よく使われているのが上肢(肩から手にかけて)です。 その中でも、特によく使われているのが手から肘にかけての部分です。 そのため、この部位は使い方次第では、痛みの出やすい部分でもあります。 このように肘の周囲に痛みが出てきたもの…

山登り

国挙げての「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)解消」らしい。 「運動でやせればいいのに」と言われている人も多いのでは? そんな時、気になる話を聞きました。 「登山はエアロビクスの最高峰」というのです。 「山でキトキト(地元の方言で『生…

ふくろう切抜き帖 2008.7.27

朝日新聞・朝刊 2008.7.23 <コメント> 当院にかかってみえる方や以前かかったことのある方が、時々ですが「はり・きゅう・マーサージなどの治療」についての保険請求のための医師の同意書を書いて欲しいと用紙を持ってみえます。 どういうわけか、…

色の差で早期がん発見

内視鏡治療導く新技術 体内に入れたビデオスコープで、胃や腸などの病変を探り出す内視鏡診断。 血管を色調の違いで強調して、がんを突き止める「狭帯域光観察」(NBI)と呼ばれる 新たな観察方法が広がる。 食道や咽頭などの早期がんを発見し、内視鏡治…

色の差で早期がん発見

= 内視鏡治療導く新技術 = 体内に入れたビデオスコープで、胃や腸などの病変を探り出す内視鏡診断。 血管を色調の違いで強調して、がんを突き止める「狭帯域光観察」(NBI)と呼ばれる 新たな観察方法が広がる。 食道や咽頭などの早期がんを発見し、内視…

今年こそ! 水虫治そう

最新の全国調査で、水虫の治療以外の目的で皮膚科を受診した患者の4人に1人,つまり 25%が、水虫にかかっていることがわかったそうです。 内容別では、足指の間の皮がふやける・むける、足裏に水疱(すいほう)ができる、 かかとの角質が厚く硬くなるな…

夏はご用心  脚のむくみ

体内の水分循環にトラブル こまめに横に 医療用靴下も有効 朝はすっきりとしていた脚も夕方には張った感じがして、靴も心なしかきつい。 程度の差はあれ、女性の多くが、だるさなどの不快感を訴えるその正体は 「むくみ」。 体の中で水分がうまく循環せず一…

夏はご用心  脚のむくみ

= 体内の水分循環にトラブル = '''こまめに横に 医療用靴下も有効''' 朝はすっきりとしていた脚も夕方には張った感じがして、靴も心なしかきつい。 程度の差はあれ、女性の多くが、だるさなどの不快感を訴えるその正体は 「むくみ」。 体の中で水分がうまく…

ホルモン補充療法 再評価の道

更年期症状の緩和 乳がんリスク検証進む 治療指針が完成 更年期の症状改善に「ホルモン補充療法(HRT)」の利点を見直そうとする機運が 高まってきた。 海外で乳がんとの関連性を指摘する研究報告があってから、慎重な医師も多かった。 日本産科婦人科学…

夏バテご用心

「暑」より「冷」大敵 1日1回 適度な汗 食事と入浴で血行促進 本格的な夏となり、今年も各地で気温30度以上の真夏日が記録されるなど、地球温暖化 に伴い暑くなる時期は徐々に早まる傾向にあるようだ。 そこで心配なのが夏バテだが、症状や原因は人によ…

ふくろう切抜き帖 2008.7.21

動体視力に関係するたんぱく質「ピカチュリン」発見 視覚の情報を脳へ効率よく伝えるために必要なたんぱく質を、大阪バイオサイエンス 研究所の古川貴久・第4研究部長らがマウスで発見した。 動体視力の優劣に関係していると見られることから、素早い動きが…

ふくろう切り抜き帖 2008.7.20

■ 沖縄は小さい県のようだが、島々を全部合わせると、東京都や大阪、香川より も大きい。 広い海域は、本州の半分を覆い尽くすくらい。 那覇と宮古島は東京と徳島ほども離れているのだ。 香港やマニラだって、東京とほぼ同じ距離にある。 沖縄に移住し、ジェ…

タミフル関連 2008.7

まだ夏が始まったばかりでインフルエンザの話は早いかも知れません。 最近になって、来シーズンのインフルエンザワクチンの株が決まりました。 ワクチンの生産も始まっているはずです。 備えあれば憂いなし。 タミフルに思いを馳せ、冬を想像すれば暑さも吹…

更年期対策 30代から

女性更年期障害の症状は、不定愁訴といわれ、症状は日によって強さや種類が変わります。 症状にも大きな個人差があります。 この更年期障害も閉経の前後10年あるとのことですから、結構早くから現れる可能性もあるのです。 事前に準備し負担軽く ホルモン…

「百寿者」に学ぶ秘訣

ギネス記録では、確認できる史上最高齢者は1997年に122歳で亡くなった 南仏のジャンヌ・カルマンさんという女性だそうです。 意外と短いんです。 このカルマンさんは母が86歳、父が93歳と長寿だったようで、長寿者の多い家系が 示すように遺伝的…

むずむず脚症候群

滝沢直次 さくらんぼうとレモン SM http://page15.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t79890142 深部の強い不快感で不眠に 薬物治療で9割改善 脚にじっとしていられない不快感があり、眠れない「むずむず脚症候群」。 日本人の2~3%がこの病気と推定され…

腹巻きで夏の冷え対策

滝沢直次 桃とランプ F8 http://page17.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v61584395 診察をしていて以前は腹巻きをしているお子さんが時々みえました。 最近はあまり見かけなくなっています。 寅さんやカトチャンの腹巻き姿はあまりにも有名ですが、医学的…

光線過敏症

いよいよ真夏の到来。 全国で熱帯夜のニュースが流れています。 夏といえば、海や山への行楽。 紫外線には気をつけたいものです。 きょうは「光線過敏症」をとりあげてみました。 健常人の皮膚であれば、障害などを起こさない日光で、皮膚に炎症反応が起きて…

ふくろう切抜き帖 2008.7.13

朝日新聞・朝刊 2008.7.1 (記事をクリックしていただくと拡大して読みやすくなります) 読んでいただいて有難うございます。 コメントをお待ちしています。 井蛙内科開業医/診療録(2) (内科専門医向けのブログです) http://wellfrog2.exblog.jp/ 井蛙内科…

便秘

きょうの話題は「便秘」です。 便秘には便が柔らかくても出にくい「弛緩性便秘」と固くてコロコロの便が出る 「けいれん性便秘」があります。 いずれにしても便秘を解消するポイントはきちんと腸を動かすようにすることです。 そのためには 1.ビフィズス菌…

子宮腺筋症

滝沢直次 「果物満載」 F8 http://page17.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v61584397 強い月経痛、30~40代に多い Bさん(43)は3年前ぐらいから月経痛がひどくなり、通常の鎮痛剤がまったく効か ない。 超音波検査では子宮の前壁が分厚いとの所見を…

コレステロール 「低いと危険」で賛否

絶対でない疫学研究結果 降下薬使いすぎに警鐘 コレステロールが低いほど、死亡率が高くなる・・・・。 3月末、こんな疫学研究結果が発表されて注目を集めた。 「コレステロールはからだによくない」という健康常識を覆す内容だったからだ。 「コレステロー…

甲状腺の病気 バセドウ病

動悸や息切れ 疲れやすく 診断技術進み早期発見も 毎年20万人以上発生 甲状腺の病気バセドウ病になると、動悸(どうき)や息切れ、体が疲れやすくなるなど、 全身に様々な体調変化があらわれる。 ただ、こうした症状の多くはほかの病気でもよくみられ、確…

ペットどどう暮らす?

感染症の誘因 擬人化しないで 最近、集合住宅でも犬を飼ってもいいケースが増えて来ています。 我が家の周囲も集合住宅が多いのですが、小型犬を飼ってお見えになるケースが 増えました。 朝、夕はワンちゃんの散歩ラッシュの様相を呈しています。 ペットは…

新型インフルって何?

ミロ「Sculpture Ⅱ」 http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b87282026 (「ミロ」のこの絵。何だか新型インフルエンザウイルスに見えてきませんか?) インフルエンザといえば冬です。 何故か真夏のこの季節に、新型インフルエンザに関する記事が載っ…

ふくろう切抜き帖 2008.7.6

出典 朝日新聞・朝刊 2008.7.5 版権 朝日新聞社 パソコンと肩こりのお話です。 出典 朝日新聞・夕刊 2008.7.5 版権 朝日新聞社

君の世界と私の世界

日経新聞のリレーエッセイで興味深い話が掲載されていました。 テーマは「遺伝多型」です。 要するに人によって感じ方が異なることがあるということが科学的に証明されている ということです。 「蓼食う虫も好き好き」 仕事柄、長い間いろんなご夫婦をみてい…

食中毒「正しく予防を」

外来には発熱、下痢、腹痛の患者さんが時々みえます。 周囲で胃腸かぜが流行していない時には、食中毒ではないかとまずは疑って みます。 というのも、自分で「食中毒のようです」といって来院される方はほとんど みえないからです。 こちらから食べたものを…