2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

生物のアミノ酸、なぜ左型?

地球上の生物の体を構成するアミノ酸の向きの偏りについて? http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa1902548.html L型アミノ酸について http://jiganoformen.cocolog-nifty.com/blog/2006/02/50hot_side_eda6.html この世は「左」で出来ている? 読んでいただいて…

ウオーキングでメタボ解消

週7000歩増でメタボ解消 世の中こぞってメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策。 医師で、日本ウオーキング協会副会長の泉嗣彦さんはこう話す。 「メタボは薬では治らない。医者でなく、自分自身で治す病気なんですよ」 泉さんはここ10年、バ…

麻生さん、医療関連ニュース2連発

政治的な内容は、このブログでは排して来ました。 しかし、医療に関わる一国の首相の発言として今回ばかりは記録にとどめておきたい と思います。 これは失言ではなく本音の吐露というところに問題があります。 「何もしない人の分を何で私が払う」医療費巡…

糖尿病と向き合う・ブドウ糖負荷試験

糖尿病の診断の際に行われる「ブドウ糖負荷試験」についての新聞記事からです。 糖尿病の診断・治療の目安となる血糖値にはいくつか種類がある。 慢性的な高血糖状態だけでなく、食後の急上昇も血管や膵臓に大きな負担となる。 専門家はブドウ糖負荷試験と呼…

水痘ワクチン

きょうは「水痘ワクチン」のお話です。 接種時期 について 1歳を過ぎれば接種できます。 一年中いつでも可能です。 費用について 任意接種で費用が発生します。 比較的高価なワクチンで7~8000円します。 副反応について 生ワクチンのため副反応は遅れ…

冬の手足のかゆみ

風呂上がりや寝る前に身体がかゆい といった症状を訴えられる患者さんは少なく ありません。 このように、特別な皮膚疾患はないのに風呂上がりや、寝る前、帰宅後などに身体が とてもかゆくなる状態を「皮膚掻痒症」とよびます。 何だか、「そのもの」の病名…

子宮頸がんワクチン

ご存知の方も多いことと思いますが、今年のノーベル医学生理学賞は、AIDSを引き起こす ウイルスを発見したリュック・モンタニエ氏とフランソワーズ・バレシヌシ氏、ヒトパピ ローマウイルス(HPV)が子宮頸がんの原因であることを突き止めたハラルド・ツア・…

ビタミン摂取は適度に

きょうはビタミンの話題です。 まずはビタミンの名前の由来からです。 100年前ぐらいに、ポーランドのフンクという研究者が、米ぬかから脚気を防ぐ成分を 取り出しました。 その物質を詳しく調べ「アミン」の一種であることが分かり「生きていくのに必要…

「血栓症」の研究にベルツ賞

血液が血管内で固まって引き起こされる病気は多くあります。 有名な病気ではエコノミー症候群、脳梗塞や心筋梗塞などがあります。 きょうは新聞に掲載されたベルツ賞受賞者の血栓症研究のニュースです。 このベルツ賞は、明治時代に来日して「日本の近代医学…

新型インフルエンザ 2008.11

人が免疫を持たない新型インフルエンザが流行すると、国内でも最大3200万人が 発症し、64万人が死亡する可能性があると政府は試算しています。 日本は人口密度が高く、都市への人口集中や交通機関の発達ぶりからも諸外国より 感染拡大は大きいものと思…

医者は社会的常識欠落した人多い!?

首相「医者は社会的常識欠落した人多い」 会議後に謝罪 2008年11月19日22時45分印刷ソーシャルブックマーク 麻生首相は19日の全国知事会議で、地方の医師確保策についての見解を問われ、 「自分が病院を経営しているから言うわけじゃないけれど、大変です…

ぜんそくのもと「気道過敏症」 リンパ球の一種が原因

理化学研究所は17日、アレルギー性ぜんそくの発作を起こすもとになる「気道過敏症」 の発症の仕組みを動物実験で解明した、と発表した。 アレルギー物質の吸引で生じるたんぱく質に、リンパ球の一種が反応し、気道収縮を 引き起こすという。 国内に約300万人…

消化の意味

家族につきあって、ぶらっと本屋に出かけました。 自分にとって本屋に行くこと自体珍しいことです。 たまたま、平積みになっていた「生物と無生物のあいだ」という新書本が目にとまり 購入しました。 以前から、ベストセラーとなったことは知っていたのです…

トランス脂肪酸

トランス脂肪酸については、このブログですでに2回とりあげました。 トランス脂肪酸って http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2007/10/31 コレステロール 「トランス」に注意 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2008/09/17 たまたま新聞記…

カルシウムとビタミンD

まずビタミンDと活性型ビタミンDのお話から始めます。 ビタミンDは食品に含まれる”栄養素”です。 このビタミンDは魚肉やキノコ類などの食品に多く含まれ、皮膚でも合成されます。 その中でも、活性型ビタミンDは主に体内のカルシウムの動きを調節する”ホルモ…

慢性腰痛

ストレスや社会的要因も関係 誰もが一度は経験するといわれる腰痛。 けがや、ぎっくり腰などによる一過性の腰痛もつらいが、慢性化した腰痛もやっかいだ。 そうした慢性の痛みの軽減に、ストレスに対する心理的アプローチが大切なことが、 注目され始めてい…

新型インフルエンザに備える 2008.11.13

出典 朝日新聞・朝刊 2008.10.30 版権 朝日新聞社 「新型インフルエンザ対策」の動画をみることができます。 http://www.seirogan.co.jp/medical/pv.html 文中の最後のサイトの紹介で”正露丸”を思い出しました。 微妙な問題ですのでコメントは一切差し控えさ…

乳がんの最新療法

きょうは、乳がんの最新療法の新聞記事をとりあげてみました。 まずは、がんの中でも急増ぶりが著しいといわれる乳がん自体のお話です。 発生頻度は米国では8人にひとり、日本では30人にひとりといわれています。 米国や英国では国策として乳がん対策に取…

咳ぜんそく その2(2/2)

昨日の後半です。 出始めたら安静第一 「このときに活性化する炎症細胞が主に好酸球と呼ばれるもの。白血球の一種です」と、 千葉大学大学院医学研究院の巽浩一郎教授。 通常、白血球の約3~5%程度の好酸球だが、このときは10~20%にもなる。 咳はア…

咳ぜんそく その1(1/2)

咳ぜんそく」については以前にもとりあげました。 せきぜんそく http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2008/03/07 たまたま新聞にでていましたので再度とりあげてみました。 「咳ぜんそく」にご用心 風邪の症状は治まったのに、ゴホゴホとしつこい咳(…

突き指

「突き指」とは、文字通りに指を突く動作によって怪我(けが)をすることから つけられた名前です。 この突き指はスポーツ外傷の代表です。 主にバレーボールや野球などの手を主力として使うスポーツ競技、特に球技に 多く発生します。 医学的には骨折、腱断…

骨粗鬆症とビスフォスフォネート製剤

ビスフォスフォネートは骨粗鬆症の治療薬です。 この骨粗鬆症は閉経後の女性に起こりやすいというのは皆さんがご存知の通りです。 このビスフォスフォネートを服用することによって、骨粗鬆症による骨折の発症を 減らすことができるといわれます。 閉経後の…

ヒトES細胞から脳組織作成に成功 理研

万能細胞とされるヒトの胚(はい)性幹細胞(ES細胞)から、立体構造を持つ大脳皮質 の組織を作り出すことに、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の 笹井芳樹グループディレクターらのチームが成功した。 4層構造で、胎児の脳組織にそ…

骨をがっちり  カルシウムをキッチリ

骨に限らず、牛乳は健康に悪いとする「牛乳有害説」を唱える本がいくつか出版 されています。 骨粗鬆症については、牛乳の飲みすぎは、かえって骨粗鬆症を招くというものです。 この根拠の一つとして、北欧や米国など牛乳・乳製品によるカルシウム摂取量の多…

凍結マウスからクローン

理研、凍結マウスからクローン マンモス復活に道 理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの若山照彦チームリーダーらは、16年間 凍結保存したマウスの死体から正常なクローンマウスを作ることに成功した。 マンモスなど絶滅した動物を、現代に復活させ…

悪性リンパ腫

悪性リンパ腫は、リンパ系の組織から発生する腫瘍(いわゆる“がん”)です。 リンパ腫はすべて悪性なのですが慣習で「悪性」という名前が頭につきます。 これは「悪性黒色腫」と同じで病名としては、患者さんにとっては余計なお世話の 病名です。 このリンパ…

ふくろう切抜き帖 2008.11.3

出典 日経新聞・夕刊 2008.11.1 版権 日経新聞社 <コメント> この記事は本当にニュース(事件)性があるのでしょうか。 そして、どのような経緯で事件となったのでしょうか。 あるエッセイイストが、「世の中に事件というものはもともと存在しない。 …

医師の評価

出典 日経新聞・夕刊 2008.11.1 版権 日経新聞社 (画像をクリックすると拡大します) 病院の評価はかなり前からされています。 この記事を見ると、いよいよ医師も評価される時代になりました。 随分前からですが、能力給を採用する会社が増えて来てい…

腹腔鏡手術

最近、当院で急性虫垂炎(いわゆる盲腸)と虫垂がんのそれぞれの患者さんが紹介先の大病院で手術しました。 いただいた返事は、腹腔鏡で手術したとの内容でした。 少し前までは、腹腔鏡手術といえば胆のう摘出術でした。 しかし今では適応がひろがって早期胃…