呼吸器科

たんのサイン、見逃さない

たんのサイン、見逃さない 日本呼吸器学会が診療指針 ねばねばしてのどに絡みつくたんは、口から肺への空気の通り道「気道」の異常を知らせるサインだ。 4月には、世界初となるたんの診療指針ができた。 せきの症状とともに、呼吸器の病気の治療や患者の生活…

夏のせき、カビが原因かも

夏のせき、カビが原因かも エアコン・水回り清潔に 浴室50度の湯で流す/せき続くなら受診を 梅雨にはカビの発生が多くなる。 知らぬ間に体内に入り込んだカビが、病気を引き起こす場合がある。 症状は夏風邪に似ていても、実はカビが原因という病気も。 注…

肺疾患のCOPD 筋力つけて呼吸を安定

肺疾患のCOPD 筋力つけて呼吸を安定 高たんぱく食で栄養補給 喫煙などが原因で呼吸機能が低下するCOPD(慢性閉塞性肺疾患)。 症状が進むと日常生活に支障が出るだけでなく、死亡する危険もある。 適切な運動をしたり食事に気を配ったりすることで呼吸困難な…

ぜんそく重症化のメカニズムを解明

ぜんそく重症化のメカニズムを解明 ぜんそく患者の気管支の周囲の組織が硬くなり、重症化の原因となる「線維化」について、千葉大の研究グループは、発症の原因となる免疫細胞の働きを解明したと発表した。重症化を防ぐ治療法の開発につながる可能性がある。…

呼吸器学会が「新型たばこは推奨できない」

呼吸器学会が「新型たばこは推奨できない」 日本呼吸器学会は10月31日、「非燃焼・加熱式たばこや電子たばこに対する見解」を公式サイトで発表。 新型たばこ(非燃焼・加熱式たばこ、電子たばこ)について、「従来の燃焼式たばこに比べてタール(たばこ煙中…

薬を飲まずに咳をうまく鎮める方法

咳が止まらない!薬を飲まずに咳をうまく鎮める方法とは 咳には乾いた咳、痰がからんだような咳、むせ返るような咳など、いろいろなタイプがあるが、いずれの場合も早めに治しておくことが大切となる。 こじらせると、気管支や肺まで炎症が進んだり、何か月…

誤嚥性肺炎から高齢者守れ

誤嚥性肺炎から高齢者守れ 料理・発声でリスク減 死亡記事などで高齢者の死因として「肺炎」が目立つ。 風邪をこじらせたと考えがちだが、実は食べ物で気管を詰まらせるなどして起きる「誤嚥性肺炎」が多い。寝たきりの人などは特に注意が必要だ。 食事や発…

息切れにサヨナラ 肺周り筋トレ

息切れにサヨナラ 「呼吸を鍛える」肺周り筋トレ 肺の機能の測定は「肺活量」を調べるのが基本だ。 口で掃除機のノズルに似た装置をくわえ、鼻は専用のクリップで軽く挟む。 まずは思い切り息を吸い、合図とともに息を普通のペースで吐ききる。 これが一般に…

在宅酸素療法

在宅酸素吸引(入 )旅行中も安心 全国どこでもボンベ届ける 災害時もサポート 呼吸機能が低下した患者の生活を補助する在宅酸素吸引(入 )装置の使い勝手が向上している。 酸素機器メーカー各社が機能の改良や支援体制の強化を進めているのだ。 患者が気軽…

成人ぜんそく 気管支温め症状緩和

成人ぜんそく 新たな治療法に脚光 気管支温め症状緩和 夜中にひどいせきで目が覚めてしまう、運動をすると息苦しい・・・。 その症状はぜんそくかも。 子供の病気と思われがちだが、大人になって突然発症することもあり、小児より成人の患者数が多いという。…

高齢者の肺炎

高齢者の肺炎 「積極治療しない選択肢」とは? 高齢者の肺炎は、抗菌薬などを積極的には使わない「治療しない選択肢」もあり得る――。 日本呼吸器学会がこの春にまとめた診療ガイドラインで、そんな方向性が示された。 高齢者の肺炎は、若い世代の肺炎とどう…

「長生き呼吸」

息切れしやすい・・・ 深くゆっくり「長生き呼吸」を 呼吸筋鍛え、自律神経の調整も 心臓や肺の働きに特に異常はないのに、以前より呼吸が浅くなった、息切れしやすくなったと感じる人はいないだろうか。 肺機能や呼吸に関連する筋肉が衰えているからかもし…

難治性ぜんそくに新薬

難治性ぜんそくに新薬 気道が炎症で狭くなり、ゼーゼー、ヒューヒューと鳴って息苦しくなる気管支ぜんそく。 子どもの慢性疾患の中で最も多く、20人に1人程度いるとみられている。 大半は、地道に治療を続ければ重い発作を防ぐことができる。 難治性のぜ…

衰えた肺の力を鍛え直す

衰えた肺の力、鍛え治せるか 腹筋使い、長く大きく呼吸 肺の機能の測定は「肺活量」を調べるのが基本だ。 口で掃除機のノズルに似た装置をくわえ、鼻は専用のクリップで軽く挟む。 まずは思い切り息を吸い、合図とともに息を普通のペースで吐ききる。 これが…

緊張を呼吸法で解決

緊張を呼吸法で乗り切る カギは「ゆっくり深く」 ストレスを強く感じたときには「息が詰まる」「息苦しい」と言い、リラックスすれば「息抜きができた」などと言う。 心の状態を呼吸になぞらえ表現することは多い。 心と呼吸は深い関係がある。 ヒトは1日に…

気胸

肺に穴、息苦しい 気胸はストレス・寝不足も原因 根治めざすなら手術 肺に開いた穴から空気が漏れ出し、息苦しさや胸の痛みを覚えるのが「気胸」。 15~25歳ぐらいのやせ形男性に多く、ストレスや睡眠不足との関連も指摘されている。治療後も再発しやすい病…

せきぜんそく潜む危険

長引く空ぜき、夜眠れない…せきぜんそく潜む危険 放置すると重症化も 夜になるとせき込んで眠れない日が続き不安になる人が増えている。 ひょっとすると「せきぜんそく」と呼ぶ聞き慣れない病気かもしれない。 治療を受けないと、本格的なぜんそくに進む可能…

高齢者の肺炎予防

高齢者の肺炎予防 高齢化が進み、肺炎による死者数が急増している。 2011年には、がん、心臓病に次ぐ、日本人の死因の3位になり、年間約12万人が命を落としている。 65歳以上になると、肺炎による死亡リスクはぐんと高くなるためだ。 高齢者の肺炎は、命を奪…

せきぜんそく

せきぜんそく 3週間以上せき続けば専門医へ かぜをひいた後、熱や鼻水などは治ったのに、せきがなかなかおさまらず、夜にひどくなる。最近増えている「せきぜんそく」という病気かもしれません。 せきはふつう、のどから肺につながる気道の中の異物や分泌物…

死因の3位肺炎を肺炎球菌ワクチンで予防

死因の3位肺炎 高齢者の予防接種カギ 重症化抑止 効果見極め 高齢者の肺炎は重症になりやすく、時には死に至ることもある. 2014年10月から65歳以上を対象に、予防のための肺炎球菌ワクチンの定期接種が始まった。 麻疹や風疹などの主に乳幼児向けのワクチン…

喘息の新吸入薬

気管支喘息の治療用として、昨年(2014年)の秋に新たな吸入薬が承認された。 ステロイドなど従来の吸入薬では効果が不十分な患者が対象で、呼吸機能をよくし、激しい発作を防ぐ効果があるという。 一方、従来の薬が患者に正しく使われていない側面があり、…

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

肺の「衰え」に気をつけて 機能低下、速める病気も 風邪がなかなか治らない。 ずっと咳や疾が続く。 階段を上ると息切れする。 このように「呼吸器が弱い」と感じる人は、一度、呼吸器科などで検査を受けてほしい。慢性呼吸器疾患の研究が進み、こうした症状…

PM2.5をどう防ぐ

大気汚染物質として関心が高まっている「PM2.5」への対応をうたう製品が増えている。 たちまちアレルギー症状が出る花粉と違い、すぐに悪さが見えてこない“敵”なだけに不安も募りがちだが、そもそもPM2.5の正体は何か。 人体にどういう影響があるのだろ…

増える肺MAC症

結核菌に似たMACという菌の感染症が増えています。 肺MAC症という病気です。 咳や喀血など症状は結核に似ています。 しかし、他人への感染はありません。 5年前に治療薬が公的医療保険の適応になりました。 しかし、十分認知されているとは言えない病気です…

やせ形・高身長はご用心 気胸

やせ形・高身長はご用心 気胸、肺に穴あき息苦しく 再発しにくい手術、注目 肺に穴が開いて胸の中に空気が漏れだし、息苦しさを感じる「自然気胸」は20代前後の背の高いやせ形の男性に多く起きる。ブラと呼ばれる風船のような病変が破裂するのが原因で、年間…

マイコプラズマ 耐性菌増加

かつては数年おきに流行していたマイコプラズマ肺炎の患者数が、2011年夏以降、過去最多のペースで推移している。 東京都内に住む男子中学生(14)は11年7月のある日、軽いせきと体のだるさがあり、体温は38度を超えた。 深夜まで試験勉強をする…

肺がんを早期発見するには

がん死亡率1位・肺がんを早期発見するには 人間ドック、追加検査の選び方 そろそろ健康診断の季節だ。 人間ドックを受診する人も多いだろう。 基本メニュー以外に、自由に選べるオプションの検査が豊富な施設も増えている。 だが、どれを選んだらいいのか、…

小児喘息

小児喘息(ぜんそく)は国内に100万人の患者がいるといわれる。 3歳くらいまでに発症する例が多い。風邪の原因ウイルスやホコリなどが気管支に作用し、呼吸が苦しく、せきが止まらなくなる。 薬の使用と清潔な環境を心がけることが大切だという。 1歳6カ…

高齢者のぜんそく

ぜんそく、高齢者も注意 「息切れ」軽く見ずに 受診遅れる場合も ぜんそくは子どもの病気と思いがちだが、65歳以上の患者も少なくない。 呼吸やせきの後に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった症状がなく、アレルギー反応がない非アトピー型が多いのが特…

咳喘息(せきぜんそく)油断しないで

せきぜんそく油断しないで、2カ月続くなら検査を せきぜんそくの患者が増えている。 せきが2カ月以上も長引く場合は、この病気の疑いがあり、治療しないとそのうちの約3割がぜんそくに進む。 アレルギーとの関連が指摘されているが、季節の変わり目などに…