2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

新型コロナウイルス 見えぬ治療情報

見えぬ治療情報 現場で生かせず 新型コロナウイルスの感染者が増え続け、国内で死者も出ている。 中国の情報に比べ、日本の患者については病状の推移や治療法などの正確なデータが蓄積されているはずで、海外も注目する。 しかし中身はほとんど公にならず、…

新型ウイルス、無症状・軽症でも感染か

新型ウイルス、無症状・軽症でも感染か 米医学誌 拡散力、インフル並み 新型コロナウイルスの特徴や感染の仕方について新たな報告が相次ぐ。 中国の研究者らは無症状の患者にも多くのウイルスが見つかり、感染の広がり方はインフルエンザに近いことを示唆す…

人体、1細胞ずつ解析

人体、1細胞ずつ解析 機能調べる国際計画、「成り立ち」の謎迫る 生命現象の解明が飛躍的に進んできたが、私たちはヒトの体をすべて理解しているのだろうか。 いま、ヒトの基本的な単位である「細胞」を一つずつ解析する国際プロジェクトが進む。 新技術「1…

室温・湿度管理でインフル予防

室温・湿度管理でインフル予防 20度以上、50~60%が理想 インフルエンザの感染予防には、うがいやマスク、ワクチンのほか、「部屋の適切な湿度と温度管理が大切」と専門家は口をそろえる。 では、いったいどの程度の室温や湿度がいいのだろうか。 朝起きた…

役割広がる「緩和ケア」

役割広がる「緩和ケア」 「がん治療と並行」の流れ がんを公表した著名人が「手術や抗がん剤治療をするか、何もせずに痛みを取り除く『緩和ケア』を選択するのか悩んだ」と話し、医療関係者から戸惑いの声が上がったことがあった。 「緩和ケア」という言葉に…

ヘルスリテラシー 「正しい医療情報」の選び方

ヘルスリテラシー 「正しい医療情報」どう選ぶ 「なんとなく体調不良が続くけど、どうしてだろう」「家族が病気らしいが、どんな治療がいいのか」・・・。 医療や健康にまつわる情報を求める時、まずはインターネットで検索するという人は多いだろう。 とこ…

花粉の季節はかゆくなる前に点眼薬 ②

花粉の季節はかゆくなる前に点眼薬 ② 今日から始めたい目のガードと点眼薬使用 花粉や黄砂、PM2.5など目のアレルギー要因から目を守るには、目に入らないよう防御し、洗い流すこと。 いずれも大気中の浮遊物であるという点では共通しているので、対策も共通…

花粉の季節はかゆくなる前に点眼薬 ①

花粉の季節はかゆくなる前に点眼薬 ① スギ花粉の飛散が始まる季節になると、目のかゆみや充血、ゴロゴロするといった症状を感じている人もいるだろう。 花粉症は「飛散開始前から抗アレルギー点眼薬を使う」という早期治療が推奨されている。 だが、タイミン…

肝臓がん治療 新薬で光 

肝臓がん治療 新薬で光 がんを狙い撃ちする「分子標的薬」続々 2次治療も選択肢に 肝臓がんは日本を含むアジアに患者が多く、膵臓がんなどと並んで治療が難しい。 2017年から今年にかけて新薬が相次ぎ登場し、最初の抗がん剤が効かなくなった患者に他の薬を…

悪玉コレステロールと食事

悪玉コレステロール 食事と運動のどちらで下がる? コレステロールや中性脂肪など、血液中の脂質のバランスが崩れると、「動脈硬化」が進行して血管が傷み、「心筋梗塞」などにより突然死に至るリスクが高まる。 健診結果の脂質のデータが基準値を超えると「…

悪い姿勢が招く「隠れ酸欠」

悪い姿勢が招く「隠れ酸欠」 呼吸筋ほぐして深い息に 「なんだか息苦しい」と訴えて呼吸器内科を受診する人が増えているという。 検査で病気は見付からず、悪い姿勢などによる呼吸の浅さが原因のことが多い。 「隠れ酸欠」とも呼ばれる症状だ。 階段を上ると…

納豆1日1パック、死亡率10%減

納豆1日1パック、死亡率10%減 9万人を追跡調査 納豆やみそなどの発酵性大豆食品をよく食べる人は、そうでない人と比べて10%死亡率が下がるという調査結果を、国立がん研究センターの研究チームがまとめた。 チームは、国内の成人男女約9万人を1995年以降、平…

重い花粉症に新治療法

重い花粉症に新治療法 抗体と結合、アレルギー反応止める「ゾレア」 花粉症の季節がやってきた。 目のかゆみや鼻水が続き、仕事や勉強に支障が出たり、顔の肌が荒れたりする。 「国民病」とも呼ばれ、多くの人が悩まされる中、症状が重い人を対象にした新た…

緑茶習慣で「血液サラサラ」

飲んでも食べても効く緑茶 薫り高く、心を落ち着かせてくれる“お茶”(緑茶)。 近年、緑茶に秘められた健康パワーが次々と明らかになっている。 日本人だからこそあらためて見直したい「緑茶の健康効果」。 緑茶は血液サラサラ食材の「基本」 今から20年以上…

禁煙、何歳からでも

禁煙、何歳でも遅すぎません 何歳になっても、禁煙を始めるのに遅すぎることはない。 4月には受動喫煙を防ぐ法律が全面施行される。 吸い続けてきた人には禁煙のチャンスだ。 「今さらたばこをやめても、もう遅い」と思う人にとって、禁煙にはどんなメリッ…

薬効かないうつ病に新治療

薬効かないうつ病に新治療 脳神経を電気刺激で活性化 薬による治療では効果が十分に表れない中等度以上のうつ病に対する新しい治療に、6月から公的医療保険が適用されるようになった。 磁気を生成する装置を頭部に当て、特定の脳神経を活性化させる治療だ。 …

耳鳴り 原因知って治そう 

耳鳴り 原因知って治そう 難聴→無理に聞こうと脳が興奮 意識しすぎず/補聴器で訓練 キーンという金属音、ジーというセミの鳴き声・・・。 耳鳴りに悩んでいる人は少なくない。多くの場合、聴力が低下して脳が過度に聞き取ろうとして発生するという仕組みが分…

感染症、効果的な対策は 

感染症、効果的な対策は マスクや消毒、食事で免疫力 マスクや消毒 食事で免疫力 新型肺炎の原因となるコロナウイルスの感染が国内でも広がり、見えない「相手」に怖さも感じる。 陰に隠れがちだが、インフルエンザも楽観できない。 効果的な感染症対策が求…

難治性の白血病への骨髄移植

「骨髄移植できない?」 難治性の白血病、新薬登場で光 これまでの治療薬が効きにくいタイプの急性骨髄性白血病(AML)向けに、新しい分子標的薬が相次いで承認された。 骨髄などの造血幹細胞移植も、合併症を予防しやすくなり、治療の選択肢が広がっている。 …

子どもの近視 進行防げ

子どもの近視 進行防げ 就寝中レンズ装着/早期発見を 子どもの近視の進行を抑えようとする取り組みが本格化してきた。 特定の目薬やコンタクトレンズを使った治療法などが海外で報告され、国内でも自由診療で受けられたり、臨床試験などが進む。 遺伝だから…

薬とのつきあい方⑤ 広告のウソや誇張

薬とのつきあい方⑤ 広告のウソや誇張、なくならないの? 「免疫機能を高めて細胞を活性化。傷が治る」。 ドラッグストアの店頭に置かれた、化膿を止める塗り薬を紹介するチラシには、そう書かれていた。 実際にはそのような効能はなく、菌を殺すのが本来の効…

薬とのつきあい方④ 年をとったら薬は増える? 

薬とのつきあい方④ 年をとったら薬は増えるしかないの? 糖尿病や高血圧などの病気を抱える、関西地方在住の60代後半の男性は、三つの医療機関にかかり24種類の薬を処方されていた。 毎日4回薬をのむ。 朝は最も多く、粉薬1包、錠剤19錠をのんだ。 以前…

薬とのつきあい方 ③ 処方薬もスマホで入手可能になるの?

薬とのつきあい方:3 処方薬もスマホで入手可能になるの? これまで薬局に行かないと手に入れられなかった医師による処方薬が今秋までに、スマートフォンやパソコンで薬剤師の服薬指導を受けることで入手できるようになる。 自宅にいながら、医師の診察が受…