2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧
生活の質落とす鼻づまり 「鼻は健康のバロメーター」といわれる。 体調が悪いと、まず鼻に表れることが多い。 鼻炎はその典型だ。 症状が軽くても、生活の質(QOL)を大幅に低下させるから、見過ごすことはできない。 アレルギー性鼻炎には、花粉症などの…
早期発見が最大のカギ 洋の東西を問わず、社会の成熟は少子化につながる。 移民などの形で若い労働力を導入しなければ、経済成長も社会保障制度の維持もままならない。 これまで移民をほとんど受け入れてこなかった日本では、高齢になっても働く必要がある。…
軽度認知障害「MCI」こう向き合う 正常に戻るケースも / 運動に予防効果 認知症を疑い自ら受診する人が増えて、その前段階ともいわれる「軽度認知障害(MCI)」と診断されるケースが出てきた。 日本では65歳以上の4人に1人が「認知症またはMCI」の状態だとい…
花粉の防除 朝一番がカギ 掃除と洗濯で春の変調予防 「花粉飛んでるね」「目がつらいよ」。 そんなあいさつが交わされる季節がやってきた。 ――花粉症で悩む人が昔より増えた気がします 春になると原因不明の体調不良を訴える人は以前からいたが、花粉による…
カフェインとりすぎないで 錠剤やエナジードリンク普及で中毒者増加 酒と同時摂取も注意 カフェインの過剰摂取による急性中毒が増えている。 カフェインは依存性があり、短時間に大量に摂取すると、めまいや過呼吸などの中毒症状が出て死に至る恐れもある。 …
痛み止め 伝達物質の合成や放出を妨げる 医療機関で処方されたり、ドラッグストアで購入したりして、痛み止めを使っている人も多い。 飲み薬や貼り薬など様々なタイプがある。 そもそも痛みはどのように生じ、伝わるのだろうか。 そして、薬はどうして効くの…
肌の老化 8割が太陽光線 雨の日でも日焼け止め / メガネ着用有効 太陽光線を長期間、無防備に浴び続けることで、皮膚にシミやシワ、たるみといった症状が現れることを「光老化」と呼ぶ。 肌の老化は加齢によるものと思われがちだが、原因の8割は光老化といわ…
健康寿命って何? 支障なく日常を過ごせる期間 日本人の平均寿命が延び続けている。 1世紀を生きるセンテナリアン(百寿者)は、昨年9月時点で約6万5700人で、46年連続で過去最多を更新している。 長生きすることに加えて、その生活の質も問われている。 人…
緑内障 早期発見がかぎ 適切な点眼を 2剤同時にさせる新薬も 緑内障は病気が進むまで気づきにくく、進行を抑えるための治療が一生続く。 早く見つけて根気よく付き合うことが欠かせない。 日本緑内障学会は40歳を過ぎたら検診を受けるよう呼びかけている。 …
突然の腹痛や下痢どう防ぐ ストレス緩める生活習慣を 緊張感を抱える受験生に限らず、商談や面接など大事な場面に腹痛や下痢を起こす過敏性腸症候群に悩む人は多い。 原因はストレス。 予防法や治療法、とっさの対処法を知っておこう。 ストレスがかかるとお…
母乳 アレルギー予防に効果なし 国、12年ぶり新指針 赤ちゃんの授乳と離乳食に関する国の指針に、母乳によるアレルギー予防効果はないことが盛り込まれることが決まった。 2007年以来、12年ぶりとなる指針改定は、母乳への過度な期待が親たちを悩ませている…
「白血病」ってどんな病気 急性と慢性の違いは? 「急性骨髄性白血病」について知ろう ある女性競泳選手が白血病と診断されたことを公表した。 彼女が発症した白血病について詳細は明らかにされていない。 以下は、日本の成人で最も多い「急性骨髄性白血病」…
骨髄移植、「白血球型」が左右 多様さゆえに難しく 白血病の治療法のひとつ骨髄移植への社会の関心が高まっている。 競泳女子選手が白血病を公表したことがきっかけだ。 移植する際は白血球の型を合わせる必要があるが、血液型に比べて多様なため、適合する…
厳密には「完治」なく 大腸菌のように、自分の分身を単純に複製する「無性生殖」で増える細胞には寿命はない。 しかし、クローン増殖では多様性は望めないので、私たちの祖先は20億年も前に「有性生殖」を始めた。 個体の寿命はその代償として作り出されたの…
心臓の膨らみ、袋で抑制 難病「拡張型心筋症」治療法、今春にも臨床研究へ 心臓が膨らんで筋肉が薄くなり、ポンプ機能が低下する難病「拡張型心筋症」の患者に対し、心臓にメッシュ状の袋をかぶせて進行を抑える臨床研究を、名古屋大チームが今春にも始める…
がん発見「AIの目」実用化 オリンパス、正答率9割 人工知能(AI)で、患者の病変を見つけるプログラムの本格的な導入が始まる。 オリンパスは大腸の早期がんなどの診断を支援する国内初のシステムを8日に発売する。 熟練医師による診断ノウハウを再現。 早期…
= 1型糖尿病、血糖管理助ける = 血糖値を調節するインスリンがつくられなくなる1型糖尿病の患者は、インスリンを毎日注射して補う必要がある。 昨年、血糖値を下げる薬がこの病気の治療薬として承認された。 血糖値の変動をつかみやすい新たな測定器も次々…
おいしいものはからだに悪い? どんな食べ物がお好きだろうか? 答えは人それぞれだと思うが、おそらく日本の国民食とも言われるカレーライスやラーメンを挙げる方が多いのではないだろうか。 しかし、これらのメニューはおいしいからといって食べ過ぎは禁物…
抗がん剤、難しい中止の決断 患者と家族、先延ばしにならないためには 主ながん治療の一つ「抗がん剤」は、再発・進行したがんでは、一部を除いて治癒させることは難しく、効かなくなるときが訪れる。 そのとき、どうするか。患者、家族、医師らが難しい判断…
ゾウ、がん抑える遺伝子多く 身長が高いほどがんのリスクが上がる。 その理由としては、体内の細胞の数が多くなるため、がん化する細胞の数も増えるからだというシンプルな説が有力だ。 しかし、ヒトより大きな動物はたくさんいるが、がんが多いとは言えない…
進歩する医療、変わる死因 日本人の死因は医療技術の進歩で大きく変遷してきた。 不治とされた病に対して新たな薬や医療技術が登場し、寿命を伸ばしてきた。 今まさに問題になっているがんや心疾患などの病気も、医療の発達によっていつかは克服されていくだ…
妊娠中 薬使う選択も 治療効果とリスク 見極め処方 妊娠中に薬を使うことで、子どもに悪影響が出るのではと心配する妊婦は少なくない。 そんな中、妊婦への処方を避けるよう求められてきた薬の使い方の見直しが進んでいる。 海外の使用例などから、条件を満…
母乳育児 赤ちゃんの感染症予防に効果 乳児用の液体ミルクが災害時に海外から届けられ、注目を集めたが、母乳への期待も根強いようだ。 母乳には、どんな利点があるのだろうか。 母乳は最適な栄養のほか、病原体を食べる細胞や抗菌作用のある成分などを含む…
膵臓がん、病診連携で早期発見 膵臓は胃の裏側にあり、画像検査でがんを見つけにくい。 自覚症状も乏しく、症状が進んでから見つかるケースが多く、診断後の生存率は他のがんに比べてかなり低い。 そこで、かかりつけ医と専門医の連携や血液検査で早期発見し…
大腸がんの手術後の食事 何を食べても基本的には大丈夫。 「大腸癌研究会」の治療ガイドラインも、術後の生活について、「原則として食事に制限は ない」と明示している。 手術の傷を早く治し、体力を回復させるため、しっかりした食事は欠かせない。 その際…