認知症

認知症の根本治療薬、相次ぐ開発中止

認知症の根本治療薬、相次ぐ開発中止 完成を阻む壁とは 高齢者の増加とともに、今後さらに増える見込みの認知症。 根本的に治す薬を世界が渇望し、研究者や製薬会社が競争を繰り広げるが、開発中止が相次ぐ。 世界初の根本治療薬はいつ登場するのか、注目が…

認知症介護 会話のコツ

認知症介護 会話のコツ 毎日「お金下ろす」→「きょうは日曜」 食べたのにご飯催促→「今から作るね」 両親など身近な人が認知症になったとき、戸惑う人は多いだろう。 よかれと思いついとってしまう言動が認知症の人を傷つけ、症状を悪化させてしまうことがあ…

認知症薬 新発想で開発停滞打破へ グリア細胞、老廃物を除去

認知症薬「脳を掃除」に注目 新発想で開発停滞打破へ 患者数の多さと治療の難しさから、アルツハイマー病は現代医学で最も厄介な病といえる。 世界の大手製薬会社が次々と新薬開発の臨床試験(治験)でつまずき、長年、脳にたまる老廃物が原因とみてきた「ア…

脳の老化をテストで点検

脳の老化対策 「アレ何だっけ」が増えた? 脳の老化をテストで点検 加齢とともに増えてきた、知っている名前や数字がすぐに出てこない「アレ何だっけ?」現象。 どうしたら、いつまでも働きモノの脳でいられるのか。 ◇ ◇ ◇ 人の名前が出てこない、大事な数字…

運動と脳トレで認知症予防

動きながら計算 / 同時に複数動作 運動×脳トレ認知症予防 失敗が良い刺激 楽しさも魅力 運動に「脳トレ」を組み合わせたエクササイズがシニア世代の人気を集めている。 体を動かしつつ計算したり、2つ以上の単純な動作を同時に行ったりして、認知機能低下の…

軽度認知障害「MCI」

軽度認知障害「MCI」こう向き合う 正常に戻るケースも / 運動に予防効果 認知症を疑い自ら受診する人が増えて、その前段階ともいわれる「軽度認知障害(MCI)」と診断されるケースが出てきた。 日本では65歳以上の4人に1人が「認知症またはMCI」の状態だとい…

認知症の最前線(上) AIで高精度な画像診断

AIで高精度な画像診断 熟練医師の不足 解消に道 年をとれば誰もがなる可能性がある認知症。 2025年には65歳以上の高齢者の5人に1人が発症するとの推計もある。 これまで以上に身近になる認知症と今後どう向き合っていくのか。 診断精度を高めようと医療現場…

認知症の原因は脳のゴミ

認知症の原因は脳のゴミ 40代なら知るべき基礎知識 40代からのメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群、メタボ)対策が、60代以降のアルツハイマー型認知症の予防に重要だとわかってきた。 認知症になると、もの忘れを中心に、日付の混乱、理解・判断力、…

認知症予防、「誰でもなる」前提に

認知症予防、誰でもなる可能性 認知症を治す方法が確立しないなか、予防への関心が集まる。 ただし確実な手段はなく、予防へのこだわり過ぎは患者への偏見にもつながりやすい。 「いつか誰でも認知症にかかる」のを前提に、リスクとなる要因を避けることで先…

認知症予防5カ条

運動や日記書き・・・医師が語る認知症予防5カ条 高齢になっても認知症にはならず、元気な脳のままで一生を終えたい。 こう思っている人は多いはずだ。 認知症を治すことはできないが、発症を予防したり、進行を抑えたりすることは期待できる。 認知症予防に…

アルツハイマー、治療より予防

アルツハイマー、治療より予防 進む創薬研究、効果を確認 原因たんぱく質の蓄積防ぐ 認知症の主な原因であるアルツハイマー病の発症を予防する薬の研究開発が進んでいる。 大阪市立大学は薬を鼻から入れて予防効果と安全性を両立する方法を開発。 8月に創薬…

治る認知症

「治る認知症」見つける事前検査、7割行われず 認知症と診断されて抗認知症薬が処方されたケースのうち、7割は学会が推奨している甲状腺の機能低下の検査を事前にしていなかったことが、医療経済研究機構などの調査でわかった。 認知機能の低下が甲状腺機…

アルツハイマー病検査に新技術

アルツハイマー病検査に新技術 少量の血液から原因物質 リスク把握・発症予防に期待 国立長寿医療研究センターと島津製作所などの研究グループが、アルツハイマー病の原因とされるたんぱく質をわずかな血液から高精度で検出できる技術を確立したと発表した。…

認知症の糖尿病患者と「低血糖」

認知症の糖尿病患者さんが起こしやすい「低血糖」 糖尿病の治療がはじまると、「低血糖」という問題が出てきます。 低血糖とはどのような状態なのでしょうか? 糖尿病の治療薬は糖尿病により高くなった血糖値を下げるための薬ですが、例えば、食事が十分に取…

認知症の原因に? 注意したい薬の重複と飲み合わせ

認知症の原因に? 注意したい薬の重複と飲み合わせ https://style.nikkei.com/article/DGXMZO13850230Z00C17A3000000?channel=DF140920160925 高齢者の薬の問題で家族がまず心配するのは薬の飲み忘れだが、問題は飲み忘れだけではない。 高齢になると持病が…

「認知症が死因」認識弱く

「認知症が死因」認識弱く 予防や治療の壁に アルツハイマー型認知症が原因で死亡したのに死因として算定されにくい実態が明らかになってきた。 2025年に患者数は700万人超と試算され、死を招く病であるはずだが、肺炎などアルツハイマーが引き起こした別の…

アルツハイマー、血液で早期発見

アルツハイマー、血液で早期発見 シスメックスとエーザイ 原因物質の分析装置開発 血液検査装置大手のシスメックスとエーザイは、血液からアルツハイマー病を診断する技術を共同開発する。 病気の原因とされる物質を調べる手法で、専用分析装置の開発にメド…

正念場の認知症研究 困難な診断

正念場の認知症研究 困難な診断 安く正確に MRIや血液検査活用 「臨床試験(治験)のために医師から紹介された人でも、大半は基準から外れている」。 米製薬大手バイオジェンのマイク・エーラーズ上級副社長は、アルツハイマー病の診断の難しさに苦渋の表…

正念場の認知症研究 発症前治療に転換

正念場の認知症研究 発症前治療に転換 アルツハイマー新薬不発 患者急増、主因は不明 アルツハイマー病に代表される認知症の治療研究に、大きな難題が突きつけられている。 原因物質を取り除く新薬候補はいずれも患者で効き目が表れず、相次ぎ不発。発症前か…

若年性認知症

若年性認知症、症状に応じ就労や生活相談 65歳未満の現役世代が発症する「若年性認知症」について、行政が相談窓口を設けるなど支援に本腰を入れ始めた。 現役世代の多くは家族の扶養や住宅ローン、高齢の親の介護などを抱えており、発症すれば本人だけでは…

認知症新薬 「空白時代」

認知症新薬 「空白時代」に 実用化難航 患者が増加の一途をたどる認知症。 エーザイなど5陣営は病気の悪化を抑える新薬の開発を進めるが、病気のメカニズムが難しく実用化は至難の業だ。 実用化は早くて2020年代だが、臨床試験の成功率は1%に満たず、患者…

認知症になる前に記憶力&体力をアップ

認知症になる前に記憶力&体力をアップ 日常生活で 速読や資格勉強に挑戦 ブログ・会話で経験語る 記憶力や判断力などが衰え、徐々に日常生活も難しくなる認知症。 2025年には700万人に達するとの推計もある。 50代にさしかかる頃から記憶力の衰えを感じ、将…

そのモノ忘れ、認知症?

そのモノ忘れ、認知症? 目安はヒントで思い出せるか 生活習慣病や飲酒がリスク 運動・趣味で予防 知人の名前が思い出せない」という自分の経験や、「財布をどこに置いたか分からない」と言う高齢の親を前に、「認知症かも」と不安になった経験はないだろう…

認知症予備軍 進行防ごう

認知症予備軍 進行防ごう 思い出・運動・音楽 療法広がる 認知症は高齢者の7人に1人が患い、今後も急増が見込まれている。 それを抑えるには、50代半ばから増え始め、現在約400万人いるとされる予備軍の「軽度認知障害(MCI)」の人が認知症に移行する…

もの忘れ、工夫で失敗防げ

もの忘れ、工夫で失敗防げ もの忘れ、工夫で失敗防げ 加齢とともにだれでも増える「もの忘れ」。 生活のちょっとした工夫で、トラブルは減らすことが可能だ。 一方、もの忘れの増加は認知症の始まりとは限らない。 別に原因が隠れていることもあり、専門家は…

アルツハイマーは脳の糖尿病説

アルツハイマーは脳の糖尿病説 「アルツハイマー病患者の脳では、インスリンをつくったり利用したりするしくみが壊れている」 九州大の研究チームは2013年5月、専門誌にそんな報告をした 疫学調査を続けている福岡県久山町で亡くなった住民から脳を提供…

認知症の画像診断 MRS

神経細胞の活動状況を把握できるMRS 臨床応用が始まり、検査施設でも導入 高齢者の認知症といえばアルツハイマー病(アルツハイマー型認知症)や脳血管性認知症が多数を占める。 が、認知障害を呈する原因疾患は多々ある。 記憶障害が目立たないレビー小体型…

認知機能 アロマで刺激

認知機能 アロマで刺激 脳の病気リスク減らす試み 多彩な香り いつも身近に 認知症やパーキンソン病といった脳の病気と、匂いの感覚である嗅覚の関係が注目されている。 香りによって認知機能を刺激したり、40~50代から特定のアロマオイルを使ったりするこ…

認知症を心臓の画像検査で診断

認知症、心臓の画像検査に注目 2割占める「レビー小体型」 認知症の2割を占めるとも言われる「レビー小体型認知症」。 早く診断できれば、予測される体の症状にも備えることが可能になる。 体のこわばりなど特徴的な症状が出ていない段階でも、心臓の画像…

特発性正常圧水頭症

= 「治せる認知症」見逃すな 特発性正常圧水頭症 = お年寄りに多い特発性正常圧水頭症という病気がある。 早期なら治療で改善が期待できる認知症の一つだが、患者数が従来よりかなり多いとする推計がこのほど発表された。 今では負担が少ない手術法が国内で…