2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

眼底検査で生活習慣病を発見

昨日のブログで、眼底検査が心臓病や脳卒中、認知症の診断の糸口になり得るという話題をとりあげました。 心臓病や脳卒中、認知症・眼底検査で発症予測 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2010/9/29 9月26日の日経新聞にも同様の記事が掲載されてい…

乳がん「浸潤」を解明

北大、乳がん「浸潤」を解明 特定たんぱく質、低酸素下で活性化 北海道大学の佐辺壽孝教授と橋本茂准教授らは、乳がんの細胞が周りの組織に広がっていく仕組みの一端を解明した。 酸素濃度の減少などをきっかけに、特定のたんぱく質の働きによってがん細胞が…

心臓病や脳卒中、認知症・眼底検査で発症予測

眼底検査で発症予測 心臓病や脳卒中、認知症も 将来は予防に貢献 失明につながる糖尿病網膜症や緑内障、加齢黄斑変性症など眼病の診断に欠かせない眼底検査。 近年、心筋梗塞や脳卒中などの生活習慣病や認知症の発症予測、予防に役立てようという動きが出て…

男性の睡眠不足

睡眠不足が男性の寿命を縮める 十分な睡眠を取らないと、寿命が縮む可能性があるという。 新しい研究で、不眠症や睡眠時間の短い男性は14年の間に死亡する確率の高いことが示された。 研究共著者の1人である米ペンシルベニア州立大学医学部教授のEdward Bix…

目まわりの「くま」

目の周りの「くま」は血行促進で改善 顔や首筋をマッサージ 目の回りがどんよりと暗く見えるくま。 実年齢より老けた印象を与えたり、疲れて見えたりするので何とかしたいという人は多い。 くまを完全になくすことは難しいが、マッサージや運動などである程…

善玉コレステロールあれこれ 2010.9.27

コレステロールは細胞膜、ホルモンなどの材料となるために、肝臓から体の各部へ、各部から肝臓へと行ったり来たりしています。 しかし、これらのコレステロールの中でもHDLコレステロールは特別な働きをしています。 余分なコレステロールを血管壁から抜き取…

グルコサミン、コンドロイチンの関節痛緩和効果

グルコサミン、コンドロイチンには関節痛緩和の効果なし 股関節や膝の変形性関節症(骨関節炎:OA)の痛みを緩和する目的で多くの人がグルコサミンおよびコンドロイチンのサプリメント(健康補助食品)を利用しているが、このようなサプリメントに治癒効果が…

今シーズン(2010年秋~11年冬)のインフルエンザワクチンについて

各地の医療機関でインフルエンザワクチンの予約受付が始まっています。 昨シーズンは豚インフルエンザが流行した関係で、ワクチンの供給不足となりちょっとした騒動になってしまいました。 今季は供給は十分のようです。 しかし、例年のワクチンとは大きく変…

がん代替療法

2010年3月26日のNHKのTV番組「追跡!A to Z」で、「がん代替療法」がとりあげられました。 「がん代替療法」と、どう向き合うか? 藁にもすがる思いの「がん患者」が利用する「代替療法」。しかし、嘘の情報を信じて手遅れになるケースも がん患者が利用する…

階段転落事故

皆さんもすでにご存知のことと思いますが、最近有名人が階段で事故死するニュースがありました。 タレントで俳優の谷啓さんが11日午5時7分、脳挫傷のため東京都三鷹市の杏林大病院で死去した。 78歳。 警視庁三鷹署によると、谷さんは10日午後5時50分ごろ、…

基礎代謝で減量

雑誌などで注目の的 「基礎代謝で減量」は長期戦 #体重など、すぐには変化せず 筋力保って太りにくい体に 基礎代謝量を増やしてダイエット--。 健康雑誌や女性誌などでそんな言葉が目につく。 体のエネルギーの中で一番大きいのが基礎代謝で、「減量」の照…

狙ってつかむ 半田ビーズ

狙ってつかむ 半田ビーズ 直径わずか1万分の2ミリのプラスチック製のビーズがいま、たんぱく質研究の分野で注目を集めている。このビーズは狙ったたんぱく質だけを捕まえることができる優れもの。 病気にかかわるたんぱく質の発見や新薬づくりなどに威力を…

あなたの10年後の死亡確率は?

危険因子を基に算出 健康度評価し、生活改善を 現在の生活を続けていると、あとどれくらい生きられるのか-。 10年後に何らかの理由で死亡している確率を表す「健康度評価システム」を作成した滋賀医科大学福祉保健医学教室の上島弘嗣教授は「このシステムを…

口から食べられなくなったら… 特養での胃ろうに

口から食べられなくなったとき、胃に直接、管で栄養を入れる「胃ろう(PEG)」。 栄養摂取が容易になる一方で、高齢で意思確認ができず、予後が期待できない患者にも胃ろうが作られるケースもある。 終末期に向かう治療として、胃ろうは適切なのか−。 家族や…

高コレステロールで長生き 脂質栄養学会が新ガイドライン

高コレステロールで長生き 脂質栄養学会が新ガイドライン 「血中のコレステロール値が高い方が長生きする」。 日本脂質栄養学会(理事長・浜崎智仁富山大和漢医薬学総合研究所教授)は、3日に愛知県犬山市で開く同学会で、こんな内容のガイドラインを発表し…

ビタミンK:新生児の脳出血予防で投与増やす 小児科学会

新生児の脳出血などを予防するためのビタミンK投与について、日本小児科学会は、投与期間の延長と回数を増やすため、「生後1カ月までに3回」とする現在の指針を「生後3カ月まで週1回」と改定した。 新投与法では発症例がないことが分かったためで、助産院や…

過眠症

最近偶々(たまたま)、日中も眠くてたまらないという方が二人来院されました。 不眠症の方は珍しくありませんが、眠いという方はあまり多くはありません。 私も開業してから随分経ちますが、数例しか経験がありません。 1人の方は他の所見と合わせてパーキ…

多剤耐性菌 2010.9.14

【帝京大院内感染】多剤耐性緑膿菌でも1人死亡 公表せず 多剤耐性アシネトバクターの院内感染が起きた帝京大病院(東京都板橋区)で、入院患者3人が「多剤耐性緑膿菌」に院内感染し、うち1人が死亡していたことが4日、東京都への取材で分かった。 緑膿菌は6…

食物繊維の働き

腸をきれいにしてくれる食物繊維はなんとなく体によさそうです。 しかしその素顔はあまり知られていません。 ビタミン以上に種類も豊富で、その健康効果もものによって微妙に違うようです。 また、食物繊維の摂取の仕方を誤ると、逆に便秘を悪化させてしまう…

補完代替医療

ごく最近の新聞記事で補完代替医療学の研究ならびに実践をしている大学があるという記事を見ました。 <金沢大学 補完代替医療学講座 関連サイト> 金沢大学 補完代替医療学講座 http://web.kanazawa-u.ac.jp/~med67/ 金沢大学 補完代替医療学講座 がんの補…

死ぬとき人はどうなる?

週刊朝日2010.9.17号に 「死ぬとき人はどうなる?」という ショッキングなタイトルの記事が出ていました。 これは週刊朝日2010.8.27号「人が死ぬ前に本当に後悔すること」の続編です。 1千人超の死を見届けた緩和医療医の大津秀一医師(34)へのインタビュ…

多剤耐性菌が拡大

多剤耐性菌アシネトバクター 強い「生命力」で拡大 帝京大病院(東京都板橋区)を皮切りに、次々と明らかになった多剤耐性菌アシネトバクターの院内感染。 感染拡大の原因として、病院側の認識の甘さや報告の遅れなどが問題視されているが、専門家は対策が難…

多剤耐性菌が拡大

多剤耐性菌アシネトバクター 強い「生命力」で拡大 帝京大病院(東京都板橋区)を皮切りに、次々と明らかになった多剤耐性菌アシネトバクターの院内感染。 感染拡大の原因として、病院側の認識の甘さや報告の遅れなどが問題視されているが、専門家は対策が難…

耐性菌、対策バラバラ

厚生労働省と東京都は6日、多剤耐性の細菌アシネトバクターによる感染で死者9人が出た帝京大学病院(東京都)に異例の立ち入り検査をした。 国内での広がりが懸念されるなか、栃木県の独協医科大病院では別の新タイプの耐性菌が国内で初めて検出されていた…

スーパー耐性菌 NDM1

昨日は、多剤耐性アシネトバクター菌についてとりあげました。 多剤耐性アシネトバクター菌 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2010/09/06 昨日も少し取り上げましたが、「NDM1(ニューデリー・メタロ-β-ラクタマーゼ1)」という酵素の遺伝子を持つ…

多剤耐性アシネトバクター菌

菌検出は昨夏、多剤耐性と疑わず 帝京大で感染拡大 複数の抗生剤の効かない細菌アシネトバクターによる院内感染の疑いで、わずか1年で少なくとも患者9人が死亡した。 帝京大学病院は5月に異変に気づいて内部調査を始めながら、9月まで外部に報告、公表を一切…

骨粗鬆症

高齢者での特殊事情 骨粗鬆症とは、骨量(カルシウムなど骨全体に含まれるミネラルの量)の低下と、骨組織の微小構造の破綻(はたん)によって、骨の脆弱性(傷つきやすいこと)が亢進し、骨折の危険率が増大した病気です。 骨折は骨粗鬆症の合併症で、骨折を…

腸内細菌調べ病気予防

理化学研究所は、おなかにいるありふれた腸内細菌のバランスを調べ、健康づくりを指南するサービスを事業化する。 便に含まれる悪玉細菌と善玉細菌の割合や、病気と関係する菌の有無などからおなかの健康状態をチェックする手法を考案。 2011年春のもベンチ…

ノートパソコンには要注意

ノート型パソコンによる損傷に注意 ノート型パソコンは、その設計上、大学生やその他ヘビーユーザーの姿勢の悪さを促進し、頭痛、筋肉の損傷をはじめ消耗性の首、肩、手の障害を引き起こす可能性があると、研究者らが注意を呼び掛けている。 米ノースカロラ…

変形性頸椎症と頸髄症

変形性頸椎症 成人の頭は5~7kgと重く、これに加えて両側の上肢の重さも頸椎にかかり、頸椎は寝ている時以外はかなり大きな負担を強いられていることになります。 変形性頸椎症はこうした負担に耐えている頸椎が、徐々に傷んでくる状態です。 椎間板変性、…