2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

失明の恐れある緑内障

失明の恐れある緑内障 早期発見がカギ 国内40歳以上の5%が発症 40歳以上の5%が発症する緑内障。 眼圧が高くなって視野が欠けていく病気だ。 進行が遅いため気づくのが難しく、中途失明原因の第1位となっている。 発症の仕組みを知って早期発見し、適切に対処…

脳動脈瘤  2つの手術対応

脳動脈瘤 2つの手術対応 脳動脈の一部がこぶ状に膨らむ「未破裂脳動脈瘤」は破裂すると、くも膜下出血につながり、約半数が死亡する危険性がある。 こぶの大きさが7ミリを超えると破裂率が高まるとされているが、大きさや場所によっては破裂率は1%未満のため…

原因不明の病、遺伝子情報で特定

原因不明の病、遺伝子情報で特定 検査データ、国内外で共有の取り組み 最新の遺伝子検査技術を使い、診断がつかない病気を突き止める取り組みが広がっている。患者の遺伝子の情報と症状を国内外で共有する「未診断疾患イニシアチブ(IRUD)」だ。治療法…

新型コロナ検査の感度と特異度

新型コロナ検査、どれくらい正確? 感度と特異度の意味 現在のところ、新型コロナの検査として広く使われているのはPCR法だ。 微量のDNAでも、2倍、4倍、8倍、16倍…とDNAを増やすことができる。新型コロナウイルスはRNAウイルスですので、最初にRNAをDNAに変…

子宮がん、治療の負担減  

子宮がん、治療の負担減 臓器温存で出産可能にも 年間約2万6千人が罹患する子宮がんは女性で5番目に新規患者数が多いがんだ。子宮頸がんと子宮体がんの2種類に分かれるが、患者数は増加傾向にある。 出産を希望する患者に対して標準治療だけでなく新たな治療…

人類 vs 感染症 続く闘い

人類 vs 感染症 ウイルス・細菌 続く闘い すべて動物から・「黒死病」1億人死亡・天然痘 1980年に「撲滅」 新型コロナウイルスによる肺炎が各国に広がり、終息する気配が見えない。 振り返れば、人類の歴史は感染症との闘いの歴史でもある。 マスクやガウンで…

新型コロナ 流行拡大  一人ひとりの力で防げ

新型コロナ 流行拡大 一人ひとりの力で防げ 密集空間しばらく避けよう かぜの症状出たら外出控えて 新型コロナウイルスは、感染者の多くが重い肺炎になった重症急性呼吸器症候群(SARS)ウイルスに比べ、感染しても症状の軽い人や症状の出ない人が多い。 …

糖尿病、食事療法は柔軟に 学会が新しい診療ガイドライン

糖尿病、食事療法は柔軟に 学会が新しい診療ガイドライン 糖尿病を治療する第一歩が、エネルギーや栄養を適正に取るための食事療法だ。 日本糖尿病学会は「糖尿病診療ガイドライン2019」で、体重や食事について、これまで求めていた一律の基準を緩め、「柔軟…

コロナ治療薬の実用化急ぐ

コロナ治療薬の実用化急ぐ 米社製、来月にも治験結果 中国「アビガンに効果」 新型コロナウイルスの治療に既存の抗ウイルス薬が有望だとわかり、早期に使える可能性が出てきた。 インフルエンザ薬「アビガン」とエボラ出血熱薬「レムデシビル」が特に有望視…

免疫力の低下で重症化も

免疫力の低下で重症化も 新型コロナウイルスの感染者の中には、肺炎となり、重症になる人もいる。 肺炎はどんな病気で、どのような人が重症化しやすいのか。 肺炎は病原体が肺の中に入り、炎症を起こした状態だ。 感染する病原体が新型コロナウイルスという…

万能ではないPCR検査

万能ではないPCR検査 新型コロナウイルスに感染しているかは現在、「PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)法」 という検査で「陽性」か「陰性」を判定している。 わずかなウイルスの遺伝物質を数時間かけて増やし、検出する。 大昔に恐竜の血を吸って琥珀に閉じ込…

手洗い 指や爪もしっかりと

手洗い 指や爪もしっかりと 新型コロナウイルスの感染予防に手洗いが大切なのは、知らないうちにさわったウイル。 スからの感染を防げるからだ。 感染した人は、せきやくしゃみをしたり、口や鼻をおさえた手で手すりにさわったりし て、ウイルスを広げるおそ…

新型コロナウイルス 正しく恐れるために ① 1/2

新型コロナウイルス 正しく恐れるために ① 1/2 子どもの予防 親が感染しないことが大事 大人に比べて数は少ないものの、各地で10代や10歳未満の新型コロナウイルス感染が確認されている。 子どもはどんな点に注意すべきなのか。 日本小児科学会は、新型ウイ…

新型コロナウイルス Q&A ② 2/4

新型コロナウイルス Q&A ② 2/4 感染が疑われたら 相談の目安37.5度以上の発熱が4日以上 Q 新型コロナウイルスヘの感染が疑われた場合、どうしたらいいか。 A 発熱やせきといった風邪のような症状が出たら、他の人にうつさないために学校や会社を休み、外…

新型コロナウイルス Q&A ① 1/4

新型コロナウイルス Q&A ① 1/4 コロナウイルスとは かぜなどの原因になる。7種類目が「新型」 Q コロナウイルスとはどんなウイルスか。 A コロナウイルスは、動物や人に感染するウイルスで、表面の突起が太陽のコロナに似ていることから名付けられた。 人…

新型コロナに抗HIV薬 効果は?

新型コロナに抗HIV薬、効果は ウイルス増殖させる「はさみ」を邪魔 現時点で治療薬のない新型コロナウイルスに対し、ほかの病気の薬を応用する研究が進められている。そのひとつが抗エイズウイルス(抗HIV)薬だ。患者の症状が改善したとの報告もあるが、ま…

新型コロナによる肺炎

新型コロナによる肺炎 通常の肺炎と何が違うのか 新型コロナウイルスによる感染症は拡大の一途をたどっている。 このウイルスに感染すると、風邪のような症状だけで済むこともあれば、肺炎を発症し、命を落とすこともある。 こうした状況で一番大切なのは、…

口のケアで全身健やか

口のケアで、全身健やか ■「唾液力」高め、病気防ごう 健康長寿の秘訣に口周りの状態が関係している・・・。 そんな考え方に注目が集まっている。 目を開けて片足立ちが40秒以上できるかどうかを調べたところ、歯が20本以上ある人はまったくない人に比べてで…

新型コロナウイルス 検査の現場

ウイルス感染の有無、検査の現場は 兵庫の研究所 国内でも感染の確認が相次ぐ新型コロナウイルス。 どんな検査で感染の有無がわかるのか。 新型コロナウイルスの検査は、全国83の地方衛生研究所などが担うことになっている。 その一つに兵庫県立健康科学研究…

物忘れや不眠、脳過労かも

いつもスマホが招く脳過労 物忘れが増えたら要注意 パソコンやスマートフォンの使い過ぎで、脳が過度に疲弊している人が増えている。 「脳過労」になると、認知症やうつに近い症状がでることもある。 リスクを知り、デジタル機器の使い方を見直したい。 ここ…

グルテンで不調

グルテンで不調 どう食事見直す? 小麦の代わりに米粉で代替え 小麦などに含まれるグルテンで体調不良になる疾病がある。 対策は栄養バランスを保ちながらグルテンを取らないようにすること。 一方、国内では、グルテンを断つ「グルテンフリー」をダイエット…

新型コロナ、中国7万人の患者分析

新型コロナ、中国7万人の患者分析 致命率高齢で高く 世界中を揺るがせている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で、2月17日、これまでで最大規模となる7万人超の患者の分析データを中国疾病対策予防センター(中国CDC)が発表した。 新型コロナウイルスの…

ミトコンドリア 機能低下が病気の引き金に 

ミトコンドリア、若さの源 機能低下、病気の引き金に あらゆる生物の細胞にはエネルギー工場として働く器官「ミトコンドリア」がある。 起源や遺伝の仕組みに謎が多く、生物学の研究対象になっている。 ところが最近はミトコンドリアの機能が低下すると様々…

風疹の抗体検査

風疹の抗体検査 40~57歳の男性は要注意 風疹の流行が問題になっている。 2019年は2千人以上の患者が報告された。 40~57歳の男性がとくに注意が必要とされ、厚生労働省は免疫があるかどうかを調べる抗体検査を呼びかけている。 国立感染症研究所によると、1…

冬の頻尿、潜む病気に注意

冬の頻尿、潜む病気に注意 細菌感染やがんの疑いも 冬になるとトイレの回数が増える。 これは季節性の生理現象だが、頻尿は加齢に伴い目立ち始めることが多く、ときに深刻な病気が潜んでいることもある。 受診すべき頻尿の見分け方を把握し、正しく対処した…

新型コロナウイルスにインフル・エボラ・HIV薬転用 

インフル・エボラ・HIV薬転用 RNA複製など阻止 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、既存薬を治療に使う試みが加速する。 加藤厚労働相は2月22日、新型ウイルスの肺炎患者を対象に、新型インフルエンザ治療薬の投与を始めたと発表した。 エボラ出血熱の…