2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

免疫を再活性  CAR―T療法効果アップ

免疫を再活性 がん攻撃 CAR-T療法効果アップ 慶大・東大など技術開発 固形がんに適用も 体を守る免疫の仕組みを利用して、がんを攻撃する新しいタイプのがん治療「CAR-T療法」の効果を高める研究が相次いでいる。 慶応義塾大学と第一三共は疲弊した…

金属アレルギー

金属アレルギー、治療法は 原因となる金属を知り除去を 金属アレルギーは、汗や水に溶けた金属イオンが、体内のたんぱく質に取り込まれアレルゲンとなり、リンパ球が過剰反応することで起こる。 その結果、金属と触れる部分がかぶれたり、全身に難治性の皮膚…

片頭痛もちの「めまい」

片頭痛もちの「めまい」 小脳トレーニングで改善 片頭痛がある人は、めまいも訴えていることが多い。 こうした人は、片頭痛の薬物治療とともに、小脳のトレーニングを行うと、頭痛とめまい、両方の症状を効果的に改善できるという。 ◇ ◇ 女性に多い不調「め…

がんセンター、3年生存率を初めて公表

がんセンター、3年生存率を初めて公表 治療評価に期待 国立がん研究センターは2018年9月、がんと診断された人が3年後に生存している割合を示す「3年生存率」を初めて公表した。 全てのがんの平均は71.3%。 膵臓がんは15.1%と差があり、治しにくいがんにつ…

コーヒーと健康

コーヒーって体にいいの? 一部のがん・糖尿病発症抑える 様々な効果、徐々に解明 コーヒーを飲むことは健康に良いのか悪いのか・・・。 様々な成分とその作用の研究が進み、良い影響を及ぼす点が少しずつ明らかになってきた。 効用を当てにして飲みたくはな…

淘汰されなかった遺伝子変異

淘汰されなかった遺伝子変異 内閣府が2009年に実施したがんに関する世論調査の結果、日本人がもっとも実践しているがん予防法は「焦げた部分は避ける」だった。 しかし、これは一種の都市伝説で、焦げを心配する必要はまずない。 「日光に当たりすぎないよう…

食中毒の感染源に迫るMLVA法

食中毒O157の感染源に迫るMLVA法とは? ゲノムの配列を解析、原因食品を特定 食中毒で人が死ぬこともある腸管出血性大腸菌O(オー)157。 ゲノムに並ぶ塩基から菌のタイプを見分ける解析方法が注目されている。 離れた場所で発生しても、感染源の特定に役…

処方箋、どの薬局に?

処方箋、どの薬局に持って行く? 実は異なる負担額 ジェネリックやかかりつけ、サービスも見極め 医師の処方箋を持っていけば、どの調剤薬局でも薬を受け取れる。 しかし、どの薬局を選ぶかによって窓口での支払額やサービスに差が出ることがあるのを知って…

若い女性のバセドウ病

若い女性の大量発汗・体重の異変・・・バセドウ病かも 疲れやすい、集中できない、食べる量は同じなのにやせてきた、あるいは太ってきた・・・。 こうした不調が続いているようなら、甲状腺の病気かもしれない。 女性に多く、更年期障害や産後うつなどと間違…

海外旅行前の予防接種

海外旅行前の予防接種 観光目的の人も感染予防の意識を 海外旅行を考えている人は、行き先によっては渡航前に予防接種を受けた方がいい場合がある。 ある大学病院の渡航者医療センターでは、仕事や留学で海外へ行くという受診者が大半を占め、観光目的の人は…

ぜんそく重症化のメカニズムを解明

ぜんそく重症化のメカニズムを解明 ぜんそく患者の気管支の周囲の組織が硬くなり、重症化の原因となる「線維化」について、千葉大の研究グループは、発症の原因となる免疫細胞の働きを解明したと発表した。重症化を防ぐ治療法の開発につながる可能性がある。…

アルツハイマー、治療より予防

アルツハイマー、治療より予防 進む創薬研究、効果を確認 原因たんぱく質の蓄積防ぐ 認知症の主な原因であるアルツハイマー病の発症を予防する薬の研究開発が進んでいる。 大阪市立大学は薬を鼻から入れて予防効果と安全性を両立する方法を開発。 8月に創薬…

めまいの原因を知る

めまいの原因を知る ストレスも一因、耳や脳の異常も 脳の病気に注意 / 慢性ならトレーニング 突然起こるめまい。 ふらつく感覚が不快なうえ、耳鳴りなど他の症状を伴うこともある。 深刻な病気の前ぶれではないかと不安になる人も多いだろう。 症状や原因を…

高血圧の基準

高血圧、基準は? 海外で引き下げ、測る場所で違いも 放っておくと脳卒中や心筋梗塞など様々な病気を引き起こす高血圧。 自覚症状がないため、サイレントキラー(静かな殺し屋)とも呼ばれている。 血圧は心臓から送り出された血液が血管の壁を押す圧力のこ…

大腸がん予防にアスピリン

大腸がん予防にアスピリン 国立がん研究センターが昨年公表した2017年時点の短期予測は、がんの罹患者が年間101万4千人にのぼる。 臓器別では大腸がんが14万9500人で3年連続の1位だったが、14年以前は胃がんが長い間トップの座を占めていた。 胃がんは原因の…

免疫力低下で突然発症 帯状疱疹

免疫力低下で突然発症 帯状疱疹 赤いポツポツ 免疫力低下で突然発症 ある日突然、顔や体の片側に痛みが起きた後、赤い発疹が現れる「帯状疱疹」。 80歳までに3人に1人がかかるといわれる。 重症化すれば痛みが長く続くこともある。 発症の兆しを察知して、早…

性不妊 精索静脈瘤

精子つくる機能、多様な改善方法 男性不妊 精索静脈瘤の手術、保険対象に 不妊に悩む男性の8割は、精子をつくる機能に問題があるとされる。 そのなかでも多い、血液が逆流して精巣にこぶができる「精索静脈瘤」に有効な手術が、4月から公的医療保険の対象に…

赤ちゃんの舌 大人と違う

赤ちゃんの舌 大人と違う 舌を上げてみると、真ん中に膜のような筋が見える。 口の底と舌の先端をつなぐ「舌小帯」だ。 筋状の部分は舌を前に出したり、後ろへ動かしたりするのを調整する役割を持つといわれる。 一見すると、舌小帯で舌が引きつれて、動きが…

気になる口内炎の対処法

気になる口内炎の対処法 口内炎ができると、飲食に不便を感じるなど日常生活に支障をきたす。 原因が特定できれば、その原因を取り除くことで症状が落ち着くことも多い。 一方で、原因不明の口内炎もかなりある。 一番多いのは、患部が白くなる「アフタ」。 …

お笑いによる免疫力や痛みの改善

お笑いで免疫力や痛みが改善 大阪市は喫煙率が高く、検診受診率は低いという問題を抱えている。 実際、肺がんの死亡率は男性で全国平均の1.3倍、女性では1.4倍だ。 肝臓がんも男女とも全国平均の1.5倍にのぼるなど、「あきまへん」状態が続いてきた。 私的コ…

大股速歩で手軽に筋力アップ

大股速歩で手軽に筋力アップ 歩幅目安は65センチ 正しい姿勢もポイント シニアでも、自分のペースで 大股でふだんより速く足を動かす「速歩」は通勤、買い物や散歩などの際に手軽にできる健康法だ。 「マラソンやジョギングは体力的に自信がない」「運動する…

iPSで血小板再生

iPSで血小板再生、コストなど課題 京都大学は(2018年8月)20日、江藤浩之教授らが計画するiPS細胞を用いた血小板再生医療の臨床研究について、同日午後3時の記者会見で概要を説明する。 患者自身の細胞を使うiPS再生医療は2014年の目の網膜に次いで2例目。…

免疫療法、進む開発

治療を止めても、がんは縮み続けた 免疫療法、進む開発 がんをもったまま、それまでの暮らしを続ける人が増えてきた。 手術や抗がん剤をはじめとする医療の進歩が「共生」を可能にしつつある。 その中でいま、体を守るしくみを利用した新しい免疫療法に注目…