2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

朝食について

4月から大学生や社会人になって1人住まいをする人も多いはずです。 前の日の疲れが残っていて朝起きるのが遅くなると、朝食をとる時間もなくなって しまいます。 朝食は、健康と活力を維持するのに不可欠なものです。しっかり食べて、新生活を スタートさせ…

がんを抑制すると、寿命が縮む!?

発がんの抑制が、寿命を縮めるメカニズムは がんはマウスにおいても主要な死因です。 がんの発生を抑制すれば、寿命が延びてもよさそうなのに、がんが抑制されると 早老症状を示し短命となりました。 この皮肉ともいえる結果をもたらした原因はまだ明らかに…

においが分からなくなった

嗅覚障害については2009.1.24のブログでもとりあげました。 嗅覚障害 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2009/01/24 においが分からないとどんな不便なことがあるのでしょうか。 この悩みは本人しかわからないのかも知れません。 出典 朝日新聞・朝…

後縦靭帯骨化症

1. 後縦靭帯骨化症(OPLL)とは 後縦靭帯骨化症とは、脊椎椎体の後縁を上下に連結し、脊柱を縦走する後縦靭帯が 骨化し増大する結果、脊髄の入っている脊柱管が狭くなり、脊髄や脊髄から分枝 する神経根が圧迫されて知覚障害や運動障害等の神経障害を引き起こ…

「ながら運動」

家事・仕事中に少しずつ 「浴槽から水が抜けるのをただ待っているのはもったいない」とツイスト運動 するOさん 台所で片足立ち 座ったまま腹筋 運動不足解消のため、ジョギングやジム通いを始めたのはいいが、「なかなか 続かない」「かえって疲れてしまう」…

噛(か)む力、飲み込む力

かたいものが噛(か)みづらい、食べ物を飲み込みにくい気がするということ はないでしょうか。 実は、食べ物をのどにつまらせて死亡する事故は年間に約4,000人起きて いるといわれているのです。 口のこれらの機能は、年をとるとともに徐々に低下します…

タマネギの抗がん作用

タマネギは、消化器の免疫を高め、食道がん、胃がん、大腸がんを予防すると いわれています。 タマネギを切ると涙が出てきます。 アリルプロピオンという催涙物質が原因です。 この刺激物質には数種類の刺激物が混在しており、その中の1つに硫化アリル とい…

腰椎圧迫骨折

「転んだ後、腰や足の痛みが続く」「腰痛が続いて腰が曲がってきた」。 高齢者でこんな症状がある時は、腰椎圧迫骨折が知らない間に起こって いる可能性があります。 腰椎圧迫骨折は腰椎の椎体という骨が圧迫されて折れることをいいます。 外傷が原因で起こ…

薄毛対策

成人の15%は、ハゲに悩んでいるといわれます。 他人からみてそれほど気になるものではないのですが、本人の悩みは深刻です。 私もその一人です。 出典 朝日新聞・朝刊 2008.7.28 版権 朝日新聞社 アイズピリ 紫の花瓶の黄と紫のひなげし <関連サイト> …

子どもの食物アレルギー

食物アレルギーはアレルギーの一種です。 食物アレルギーを理解するためには、まずアレルギーとはどのようなものなのかを 知っておく必要があります。 私たちの身体には、身体にとって異物であるもの(抗原またはアレルゲン)が体内 に入ったとき、それに対…

女性の尿失禁

くしゃみや咳をしたとき、笑ったときなど、お腹に力が入ったときに、思わず下着 を濡らしてしまった経験はありませんか? このような尿失禁(尿もれ)を経験しても、「歳のせいだ」とあきらめていたり、 「恥ずかしい」とか、一人で悩んでいるケースが多いの…

カフェインの鎮痛効果

カフェインの鎮痛効果発見 ちょっと古い記事になりますが2008.10.29の日経新聞・夕刊にこんな見出しの 記事が出ていました。 ご存知の方も多いことと思いますが、多くの市販の風邪薬には無水カフェインが 成分に入っています。 お茶で健康生活に・・アイテム…

日本再生医療学会2009

山中伸弥・京都大教授のグループが開発した新型万能細胞(iPS細胞)も、 国の施策のスピード感のなさから世界のリーダーとしての研究の雲行きが あやしくなってきました。 ES細胞とiPS細胞 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/30759260.html 最近、…

メタボの「腹囲」論争

メタボ「腹囲」偏重に異議…厚労省研究班「関連強くない」 メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断基準は、腹囲が男性85センチ 以上、女性で90センチ以上あることを必須条件としているのに対し、単に腹囲が 大きいだけでは生活習慣病の危険要…

ES細胞とiPS細胞

ES細胞への助成解禁へ オバマ氏、大統領令署名 ■オバマ米大統領は9日、人体のどんな細胞にも成長できる万能細胞の1種、胚性 幹細胞(ES細胞)の研究を推進するため、連邦政府の助成を解禁する大統領令 に署名した。 ■ES細胞は受精卵を壊してつくられ…

プロバイオティクス

プロバイオティクスという言葉を聞いたことがありますか。 普段食べたり飲んだりしているヨーグルトや乳酸菌飲料などに利用されて います。 安全で有用であることのほか、もともと腸内細菌フローラの一員であること、 生きて腸まで到達し増殖可能なこと、な…

家庭血圧

ご存知の方も多いかと思いますが、今年の1月に日本高血圧学会から新しい 「高血圧治療ガイドライン(JSH2009)」が発表されました。 従来のガイドラインに比べて注目されるのは「家庭血圧」の重要性が強調された ことです。 皆さんも経験があるかと思います…

胸焼け

胸焼けを訴える人が急増しています。 飲み過ぎ、食べ過ぎの影響と軽視しがちです。 夜遅く食べたり、脂っこいものや甘いものを好んで食べたりする人が胸焼けを感じたら要注意といえます。 連日のように繰り返す場合は、病気が疑われるため、医療機関を受診し…

減塩について

健診で血圧が少し高いですよ、といわれることがあります。 「少し」という言葉に安心して、何ら生活改善に務めないことも多いのではない でしょうか。 改善の余地は運動をこころがけたり、節酒したりすることにもあります。 しかしまずは食塩のとりすぎがな…

肝がんリスクと肥満

肥満とがんの関係についてはすでに多くの報告があります。 肥満度(BMI)とがん全体の発生率との関係について http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/17/obese_can.html 喫煙・飲酒・肥満度の組み合わせとがん発生・循環器系疾患発症について ―概要― http://epi…

線維筋痛症

線維筋痛症とは? 全身に原因不明の激しい痛みが起こる病気。 全身的慢性疼痛疾患として、最近「線維筋痛症」の患者さんが増加しています。 痛み以外には検査で異常が見つからないのが特徴です。 専門医も少ないため正確な診断がつきにくいなどの問題が指摘…

花粉症とフラボノイド

花粉症まっさかりです。 医療機関でアレルギーのくすりを処方してもらってみえる方も多いのでは ないでしょうか。 そして民間療法。 いろんな対策法があります。 きょうは、食品による花粉症対策として「フラボノイド」を取り上げて みました。 このフラボノ…

更年期とホルモン補充療法

ホルモン補充療法 「更年期」改善に再評価 HRTで改善された症状 ■平成14年7月、更年期症状の治療法のひとつ「ホルモン補充療法(HRT)」に関する臨床試験の結果が世界の医療界に衝撃を与えた。 米国の大規模臨床試験「WHI(ウィメンズ・ヘルス・…

花粉症 2009.3.8

「花粉症」真っ盛りです。 当院にもそんな患者さんが来院されます。 中にはこの時期だけに来院される方もみえますので、1年ぶりの来院ということ になります。 何だか懐かしい気持ちでつい療養指導が疎(おろそ)かになり、本人の近況や 家族の話などになっ…

円形脱毛症

「円形脱毛症」は、重症化すると髪の毛だけでなく眉毛まで、すべての毛が抜ける 精神的にもとてもつらい病気です。 しかし、その原因は解明されておらず、完治する治療法もありません。 「生命にかかわる病気ではない」ということもあって研究はさほどさかん…

慢性痛

一昨夜のNHKの健康番組の「ためしてガッテン」で「慢性痛」をとりあげて いました。 「慢性痛」という言葉のひびきは平凡ですが、その実態となるとなかなか 理解しにくい「痛み」です。 一般的には長い期間痛みが続いている時に用いられます。 この慢性痛の…

口内炎

口の中が痛い。 鏡で口の中をのぞくとプチンと白い点のまわりが赤くなっている。 そんな経験は誰にでもあるものです。 これは口内炎です。 口腔粘膜に発生する炎症はすべて口内炎と呼ばれています、 しかし、その原因はいろいろあります。 口腔内は、さまざ…

脳卒中患者は医療棄民

2009年2月28日の 「井蛙内科開業医/診療録(3)」 食事療法で乳がん再発予防 http://wellfrog3.exblog.jp/d2009-02-28 の中の<自遊時間 その2>で多田富雄先生を紹介させていただきました。 たまたま一昨日の新聞に、脳卒中患者の立場として投稿…

良性発作性頭位めまい

良性発作性頭位めまい #どんな病気か 耳が原因で起こるめまいのなかで最も頻度の高いもので、寝返りをうったり、寝ていて急に上半身を起こしたり、座っていて急に振り向いたり、棚の上のものを取ろうとして急に上を向いたりした時に、急激に回転性の激しい…

うつ病の効果的な治療

2月22日の夜、NHKの特別番組で「うつ病治療 常識が変わる」が放送され大きな反響がありました。 うつ病治療 常識が変わる http://www.nhk.or.jp/special/onair/090222.html <番組内容紹介> 100万人を超えたうつ病患者。 これまで「心のカゼ」と呼ば…