慢性痛

一昨夜のNHKの健康番組の「ためしてガッテン」で「慢性痛」をとりあげて
いました。

「慢性痛」という言葉のひびきは平凡ですが、その実態となるとなかなか
理解しにくい「痛み」です。
一般的には長い期間痛みが続いている時に用いられます。
この慢性痛の中には、ただ単に「急性の痛み」が長引いているものと、発症
カニズムがまったく異なる「慢性痛症」とが含まれています。
特に「慢性痛症」が問題で、鎮痛剤が効きません。
現在では決定的な治療薬はありませんが、抗うつ剤が有効な場合があります。
場合によっては精神的ケアが必要になります。
トリガーポイントの治療は試みる価値がありそうです。

くわしくは

ためしてガッテン 2008.3.4放送
頑固なコリの真犯人!”慢性痛”徹底対策2
http://www3.nhk.or.jp/gatten/archive/2009q1/20090304.html

でご覧下さい。


<慢性痛 関連サイト>
ためしてガッテン 2008.11.19放送
長引く痛みの正体解明 「慢性痛」最新治療術
http://www3.nhk.or.jp/gatten/archive/2008q4/20081119.html
■ケガや病気はもう治ったはずなのに、なぜか長引く痛み慢性痛。
放置すると全身の激痛を引き起こすことも……。

■腰痛、骨折、外傷、頭痛、首の痛み、ひざの痛み、帯状疱疹、神経痛、
手術後の傷、糖尿病、肩こり、ねんざ、関節炎、抜歯、脳梗塞感染症
こうしたケガや病気が治った後もなぜか長く痛みが続いている人は、慢性痛
かもしれません。

■慢性痛の痛みは、ケガや病気で神経が傷ついたときに起こります。
元の疾患が治ったとしても、神経は傷ついたままなので、痛み信号が乱発
されたままになってしまいます。
そのため、小さな刺激も大きな痛みに感じるのです。
しかも、神経が治ったとしても、再生を誤って他の神経と“混線”してしまう
ことがあります。
たとえば、触覚の神経と混線すれば「触っただけ」で痛くなり、交感神経と
混線すれば「天候の変化やストレスを感じただけ」で痛みを感じてしまう
ようになってしまうのです。

■慢性痛になるかどうかは個人差があります。
また、病気の程度は関係がなく、「病気が大きければ慢性痛になる、小さ
ければならない」ということはありません。
ただ、なりやすい病気やケガがあります。

○感染によるもの(帯状疱疹、神経炎など)
○物理的圧迫(ケガ、脊柱菅狭窄症、手術後の傷など)
○その他(脳梗塞、糖尿病など)

慢性痛と慢性痛症
http://www.aichi-med-u.ac.jp/pain/manseitusho.html
この慢性痛症には、現在、決定的な治療薬はなく、その開発が待たれる
ところですが、諸外国(欧米だけでなく)では学際的なチームによって
一人の患者にアプローチをする学際的痛みセンターが効果をあげています。

<トリガーポイント 関連サイト>
トリガーポイント
http://www13.plala.or.jp/feel-nagareyama/dounyuu.html