2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

肺がんの早期診断

肺がん早期発見の重要性 肺がんは、現在日本の死因第一位である癌の中でも、発症部位別の死因が一位という、非常に死亡率の高い恐ろしい病の一つです。 肺がんと診断されてからの5年間の生存率はわずか16%。 しかし、極めて早期に発見できればその生存率は…

おなら

おならが頻繁に出て困る人がいます。 当院にも中学生の男の子で授業中におならが出て、イジメに遭っているという相談を母親から受けて治療中です。 授業中のおならというのは結構絶妙のタイミングで出てしまい笑いを誘ってしまいます。 さて、この防止策につ…

ピロリ菌 除菌

日本ヘリコバクター学会は昨年「感染者全員の除菌を強く勧める」という勧告を出しました。 特に、ピロリ菌感染者で高血糖、喫煙者、塩分とり過ぎの方は胃癌の危険度が高いのでピロリ菌検査・除菌を考えましょう。 #慢性胃炎の治療=「ピロリ菌の除菌」 いま…

大腸がんの検査

大腸がん検査と診断 大腸がんは、早期に発見できればほぼ100%近く完治できる病気ですが、早期の大腸がんでは症状がありません。 無症状の時期にがんを発見するには、便の免疫学的な潜血反応を調べます。 簡単に行えて体に負担のない検査ですが、陽性と出て…

受動喫煙と血圧

東北大学、受動喫煙は地域住民の血圧を上げることを解明 受動喫煙は地域住民の血圧を上げる ―岩手県大迫研究から世界初の成績報告― 受動喫煙対策の強化が急がれる」 東北大学大学院薬学研究科の今井潤教授・大久保孝義准教授と、医学系研究科環境保健医学分…

流行性角結膜炎

流行性角結膜炎(はやり目)、急性出血性結膜炎(アポロ病) 流行性角結膜炎(はやり目)、急性出血性結膜炎(アポロ病)はどんな病気か どちらも急に目やに(眼脂(がんし))、流涙(りゅうるい)、強い結膜の充血が起こります。 初めは片眼であっても、やがて…

補助人工心臓

#二つの補助人工心臓埋め込み=世界初、移植待ちの女性-阪大病院 大阪大医学部付属病院(大阪府吹田市)は18日、心臓移植待機中の30代女性の体内に、二つの補助人工心臓を埋め込む手術に成功したと発表した。 左右の心室の働きをそれぞれ別の人工心臓で補…

見逃されやすい「食後高血糖」

食後の血糖値が異常に高い「食後高血糖」の人は、糖尿病の予備群でも脳卒中や心筋梗塞になりやすいといわれています。 空腹時血糖値だけで安心せず、食後の血糖値にも注意する必要があります。 #一般的な空腹時血糖値の検査では「食後高血糖」はわからない …

良性発作性頭位眩暈症(BPPV)

概説 寝返りを打った時や、ベッドから起きた時、あるいは上や下を向いた時など、頭の向きを変えた時に起きるめまいを「頭位性めまい」と呼びます。 良性発作性頭位眩暈症は頭位性めまいを起こす代表的な病気で、めまいの専門外来を受診する患者さんの半数が…

犬猫の口内菌感染  カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症

犬・猫経由の感染症に注意―厚労省が呼び掛け 「カプノサイトファーガ・カニモルサス」は、犬や猫など動物の口腔内に常にいる細菌。 同感染症は、かまれたり引っかかれたりすることでまれに感染・発症し、発熱や腹痛、吐き気などの症状が見られる。 また、糖…

肩こり

腰痛よりも、もっと多くの人を悩ませているものが、いわゆる肩こりです。 どうやら日本人は肩こりが起きやすい民族だそうです。 以下のニュース記事でも何と女性の8割近くが肩こりに悩んでいるということです。 男性は女性よりも少なく、男女差がみられます…

こむら返り

こむら返り http://ja.wikipedia.org/wiki/こむら返りこむら返りはなぜ起きる? http://www.nikkeibp.co.jp/archives/404/404652.htmlこむら返り http://www.miyake-naika.or.jp/03_katei/otona_komura.html【こむらがえり】こむら返りの原因と対処法 http:/…

胃もたれ

##その胃のもたれや痛み、もしかしたら「機能性胃腸症(FD)」かも知れません。 おなかだけではなく日常生活さえも不快にさせる「胃のもたれや痛み」。 潰瘍やがんなどの可能性があるため、病院では内視鏡検査で胃の状態を確認するわけですが、 何の異常も…

機能性胃腸症

##その胃のもたれや痛み、もしかしたら「機能性胃腸症(FD)」かも知れません。 おなかだけではなく日常生活さえも不快にさせる「胃のもたれや痛み」。 潰瘍やがんなどの可能性があるため、病院では内視鏡検査で胃の状態を確認するわけですが、 何の異常も…

見過ごされた“ウイルス”  HTLV-1ウイルス

母乳を介してわが子へ感染するHTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)。 感染すると白血病や神経性の病気などの重篤な病気を引き起こす危険性があります。 国内では約108万人が感染しているといわれていますが、感染防止の対策は一部の地域のみで行われてお…

人工生命の誕生

#人工生命、完成見えた 米研究所、ゲノム合成し人工細菌 自己増殖をする「人工細菌」を作ることに、米のチームが初めて成功した。 DNAをつないで、ゲノム(全遺伝情報)を人工的に作った。 生命の設計図であるゲノムが働くことが確認でき、「人工生命」…

ヘバーデン結節

■生理現象、気長に治療を この病気は加齢に伴ってみられる変形性関節症(生理現象)のひとつで、第1関節以外に広がっていくことはありません。 個人差はありますが、徐々に症状は落ち着いてきますので、気長に治療していくことが大切です。 痛み、腫れが強…

おなか出てなくても心筋梗塞や脳卒中

ちょっと前の3月の新聞記事の紹介です。 「メタボ健診」の診断基準を巡っては当初から腹囲(ウエスト)測定の是非やその数値について異論を唱える声が絶えなませんでした。 厚労省研究班 メタボ健診の基準検証 おなかのサイズが大きくてもそうでなくても、血…

脂肪肝

脂肪肝とは 文字どおり肝臓の中に中性脂肪がたまりすぎた状態です。 肝臓は中性脂肪をつくる役割をしています。 中性脂肪は人間が生きるための大切なエネルギーで、肝臓はその一部を肝細胞の中にためています。 しかし、使われるエネルギーに比べ、つくった…

運動で脳細胞活性化

「人生において成功するために、神は人にふたつの手段を与えた。 教育と運動である。 しかし、前者によって魂を鍛え、後者によって体を鍛えよ、ということではない。 その両方で、魂と体の両方を鍛えよ、というのが神の教えだ。 このふたつの手段によって、…

運動で脳細胞活性化

「人生において成功するために、神は人にふたつの手段を与えた。 教育と運動である。 しかし、前者によって魂を鍛え、後者によって体を鍛えよ、ということではない。 その両方で、魂と体の両方を鍛えよ、というのが神の教えだ。 このふたつの手段によって、…

飛蚊症

【体の悩み 聞いて効く】より 淀川キリスト教病院眼科の張野正誉部長による飛蚊症の解説です。 質問 数カ月前から、目の前を糸くずのようなものが飛んでいるように見え、気になって仕方ありません。 飛蚊(ひぶん)症でしょうか? 年をとってからなる病気だ…

皮膚がめくれる(老人性皮膚萎縮)

高齢化社会です。 高齢者が増加する分、高齢の親の介護をする家族も増えました。 多くの方は、高齢者が何かにぶつけた覚えもないのに皮下出血をあちこちに起こすことを知っています。 しかし、それだけではありません。 簡単に皮膚がめくれてしまうこともあ…

逆流性食道炎

逆流性食道炎 http://iiharaiin.jp/otherG1.html 逆流性食道炎(胸焼け・むねやけ) http://homepage3.nifty.com/murasawaiin/gyakuryu.html 逆流性食道炎 胃酸抑えて胸焼け解消 http://www.sanspo.com/gourmet/club/070922.html (わかりやすくしかも詳しく…

ジェネリック医薬品

「ジェネリック医薬品(後発医薬品)を処方して欲しい」という患者さんが少しずつ増えています。 保険組合から発行された文書を持参される方もみえます。 このジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、新薬(先発医薬品)の特許期間が切れた後、他メーカーが…

食物アレルギー

昨夜寿司を食べたら顔面が腫れて腹痛が起きたという中年女性が午前中の外来を受診されました。 どうやらハマチとマグロが怪しいということでした。 この方は以前にブリの照り焼きを食べて喘鳴が起きて息苦しくなった、ということで来院されたこともありまし…

タバコと発ガン

発がん物質 たばこからは3,044の、たばこの煙からは3,996の、化学物質を分離できたとする報告があります。 これら約4,000の分離された化学物質は、主流煙の重量の95%以上を占めており、このうち1,172はたばこ及びたばこの煙の両方に存在していたと報告されて…

B型肝炎

B型肝炎札幌訴訟がニュースになっています。 乳幼児期の集団予防接種による注射器使い回しでB型肝炎ウイルスに感染したとして、患者らが国に損害賠償を求めているものです。 集団予防接種での注射器の使い回しは、実はそんなに遠い昔の話でもないのです。 …

Hibワクチン

Hibワクチンのすべて(2)http://mizuechan.seesaa.net/article/116437061.html Hibワクチンとは http://www.kakarituke.net/okamotokodomo/hib02-vaccine.htmHib髄膜炎って何? http://www.sakurakouen.com/027/010hib/待望のHibワクチン http://wellfrog2.…

家庭医,総合医

出典 日経新聞・朝刊 2010.5.13 版権 日経新聞社 <関連サイト> 総合医・家庭医についての賛否両論、医師向けや患者さん向けの内容が混じっています。 私自身のメモがわりにもなっていて以下の紹介サイトはご覧になられる方は混乱されるかも知れません。 ご…