ヘバーデン結節

■生理現象、気長に治療を
この病気は加齢に伴ってみられる変形性関節症(生理現象)のひとつで、第1関節以外に広がっていくことはありません。
個人差はありますが、徐々に症状は落ち着いてきますので、気長に治療していくことが大切です。
 
痛み、腫れが強い場合は貼り薬、塗り薬、消炎鎮痛剤を使用します。
ある程度炎症が治まれば、テーピングが有効です。
第1関節の動きを抑えるようにテープを関節周囲にぐるぐる巻きます。
 
水ぶくれのような水疱(粘液嚢腫)ができたり、つめの変形がみられたりすることがあります。
水疱が破裂した場合は、そこから菌が入り、化膿することがありますので、決して自分でつぶさないようにしてください。
絆創膏で保護しておけば通常は治まってきますが、大きくなって痛む場合には手術が必要になることもあります。
原因は不明で、残念ながら予防法はありません。
一般には40歳代の女性に多く発生し、遺伝や生活歴、職業との関与も指摘されています。
 
いずれにしても生理的な変化のひとつと考えて、上手に付き合っていくことが大切と思います。
乾癬、痛風、まれにリウマチで同様な症状が起こることがあります。

http://sankei.jp.msn.com/life/body/080227/bdy0802270826004-n1.htm
出典 産経ニュース<体の悩み 聞いて効く> 2008.2.27 (一部改変)
版権 産経新聞



<関連サイト>
女性に多い手指のトラブル

http://www.pluswellness.com/column/ooi/index06.html




ヘバーデン結節
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http://www.orth.or.jp/Hospital/hand/heberden.html