2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

肝硬変、新薬でウイルス排除

肝硬変、新薬でウイルス排除 合併症には内視鏡活用 肝硬変は文字通り肝臓が硬くなり、機能が低下する病気だ。 悪化すれば、根本的な治療法は肝臓移植に限られる。 日本経済新聞社が実施した実力病院調査では、肝炎ウイルスや合併症に対する新薬や内視鏡によ…

ES細胞で国内初の治験申請

ES細胞で国内初の治験申請 肝臓病の赤ちゃんに 国立成育医療研究センターの研究グループが様々な細胞に変化するヒト胚性幹細胞(ES細胞)を使った国内初の臨床試験(治験)の計画を、国に申請したことが明らかになった。 重い肝臓病の赤ちゃんにES細胞…

脂肪や親知らずが治療薬に

脂肪や親知らずが治療薬に? 進む体性幹細胞の再生治療 自分の体の中に存在し、骨や神経など特定の組織を再生する能力を持つ体性幹細胞(組織幹細胞)を利用した臨床研究が、iPS細胞やES細胞に先行している。 ■体内に存在、iPS・ES細胞研究に先行 …

「乳和食」で減塩

「乳和食」で減塩 おいしいレシピの新定番は? 牛乳、しょうゆや味噌の代わりに しょうゆや味噌の代わりに牛乳を使って和食の食塩使用量を減らす「乳和食」が注目を集めている。 2016年末の調査によると認知度は3割を超え、調理経験者も2割近くに及んでいる…

ピロリ菌備え 中学から検査

ピロリ菌備え 中学から検査 自治体に導入広がる 将来の医療費抑制も期待 胃がんになるリスクが高まるとされる「ピロリ菌」を早いうちに除去しようと、中学生を対象に感染検査を導入する自治体が増えてきた。 ピロリ菌がもたらす悪影響に注目が集まり、国際機…

「ゲノム医療」で探る治療法

「ゲノム医療」で探る治療法 遺伝子を解析、がん原因特定に有効 ■がんといま 患者の遺伝情報(ゲノム)を網羅的に調べて最適な治療法を探る「ゲノム医療」が、がん治療にとりいれられ始めた。 国も本腰を入れて推進しようとする。 ただし研究段階の部分も多…

臓器移植法 施行から20年

「命のリレー」進まず 臓器移植法施行から20年 脳死への対応・理解が壁に 脳死からの臓器提供を認める臓器移植法が施行してから10月で20年を迎える。 重い心臓病などに苦しむ患者を救う治療として始まったものの、心臓や肝臓などの提供を待つ患者の期待には…

「高濃度乳房」

乳がん見つかりにくいタイプの女性、実態調査へ ・乳がん検診でがんが見つかりにくい「高濃度乳房」について 厚生労働省は、初の大規模な実態調査を始める。 近く研究班を設置し、高濃度と判定された女性に通知する体 制を整備。 乳がんの見落としを減らすこ…

アンチエイジングという言葉はもう使いません

米女性誌 美容業界に一石 米国の某女性誌の編集長が14日、「アンチエイジング(老化防止)という言葉はもう使わない」と同誌のウェブサイトで宣言した。 同誌は美容特集などで知られる月刊誌。 年齢を重ねることを否定的にとらえる米国の風潮や美容業界の…

耐性菌猛威、世界に警鐘

耐性菌猛威、世界に警鐘 2050年にがん死者上回る 日経アジア感染症会議で解決策探る 結核やマラリア、エボラ出血熱などに加え、多くの抗生物質が効かなくなった耐性菌のまん延が国際社会の脅威となっている。 日本の取り組みに期待が集まるなか、アジアの感…

正念場の認知症研究 困難な診断

正念場の認知症研究 困難な診断 安く正確に MRIや血液検査活用 「臨床試験(治験)のために医師から紹介された人でも、大半は基準から外れている」。 米製薬大手バイオジェンのマイク・エーラーズ上級副社長は、アルツハイマー病の診断の難しさに苦渋の表…

正念場の認知症研究 発症前治療に転換

正念場の認知症研究 発症前治療に転換 アルツハイマー新薬不発 患者急増、主因は不明 アルツハイマー病に代表される認知症の治療研究に、大きな難題が突きつけられている。 原因物質を取り除く新薬候補はいずれも患者で効き目が表れず、相次ぎ不発。発症前か…

快適な室温は「25度」

オフィスの快適な室温は本当に28度? ・「クールビズ」の旗振り役の環境省が目安としている冷房時の室温は28度だ。 だが、冷房温度については、5月上旬に首相官邸で開かれた副大臣会議で、28度では「不快」などとの不規則発言も出たと話題になった。 …

抗がん剤の標的広く

抗がん剤の標的広く 原因たんぱく質分解、国立衛生研と武田薬品 国立医薬品食品衛生研究所の内藤幹彦部長は武田薬品工業と共同で、がんの原因になるたんぱく質を取り除ける新技術を開発した。 2つの化合物をつなぐことで、これまで治療の標的とならなかった…

若年性認知症

若年性認知症、症状に応じ就労や生活相談 65歳未満の現役世代が発症する「若年性認知症」について、行政が相談窓口を設けるなど支援に本腰を入れ始めた。 現役世代の多くは家族の扶養や住宅ローン、高齢の親の介護などを抱えており、発症すれば本人だけでは…

がんの免疫療法

がんの免疫療法 広がる「免疫ブレーキ解除」作戦 がんの治療で手術、放射線、抗がん剤などの薬に次ぐ「第4の治療法」と言われる免疫療法。 様々なタイプがあり、保険適用が進む薬がある一方、治療の効果が明らかでないものもある。 免疫とは自分(自己)と…

B型肝炎ワクチンが定期予防接種に

B型肝炎ワクチンが定期予防接種に 今までは任意予防接種だったB型肝炎ワクチンが、今年10月から定期予防接種になります。 対象者は2016(平成28)年の4月以降に生まれたお子さんで、0.25mlを3回接種します。 初めの2回を約4週間あけて打…

「三大死因」の死亡率、過去最低に

「三大死因」の死亡率、過去最低に 青森県が男女ワースト ・がんや心疾患、脳血管疾患の「三大死因」の死亡率が過去最低を更新したことが(2017年6月)14日、厚労省の「都道府県別年齢調整死亡率の概況」で分かった。 死亡者が最も多いがんでは、男性は全都…

頭痛を病気として考える

日記でタイプを見極める 頭痛を病気として考えよう 服薬、医師の指導を/運動に予防効果も 頭痛といっても単に「頭が痛い」だけでなく、人によって「吐き気がする」「首から肩にかけて辛い」など悩みは複雑。 動けなくなるほど悪化し社会生活に影響が出るこ…

スマホ老眼

スマホ老眼 文字は大きく 明る過ぎ 最近スマホを長時間使う若い人で、老眼に似た症状を訴える人が増えているようだ。 見ようと思った所に焦点が合わない。 手元が見づらくなる場合、遠くが見づらくなる場合、遠くから近く、あるいは近くから遠くへと急に視線…

原因不明のしつこい痛み 「もやもや血管」が原因かも

原因不明のしつこい痛み 犯人は「もやもや血管」かも 病気やケガは治ったのに、あるいは思い当たる原因がないのに、いつまでも痛みが続く。 しかし、病院でレントゲン検査などを行っても異常なしと言われる。 そんな「慢性痛」の原因の一つが、局所に発生し…

「非結核性抗酸菌症」 結核に似た感染症

結核に似た感染症急増 抗菌薬でも根治困難 結核に似た呼吸器感染症「非結核性抗酸菌症」の罹患率が、7年で2.6倍に急増していることが、最近の研究でわかった。 結核と違って人から人へは伝染しないが、抗菌薬で治療しても根治は難しい。 研究チームは「公…

肺がん治療に内視鏡が普及

肺がん治療、内視鏡が普及 出血抑え手術の安全性高まる 日本人のがんによる死因のトップである肺がん。 喫煙者に多いが、たばこを吸わない人でも発症する。 患者への負担が少ない手術方法として、内視鏡の一つ「胸腔鏡」を活用した手術が普及しつつある。 手…

乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)

泣き出した子 揺さぶられ 母親と長女が風呂に入っている間、父親は生後2カ月の次女を抱っこしながらスマホでゲームをしていた。 泣き出すと、持ち上げて強く前後に揺さぶった。 母親は、なるべく子どもと父親だけにしないよう気を付けていて、風呂に入る時…

薬剤副作用の報告漏れ

バイエル薬品の副作用報告漏れ 死亡例含む85件 http://www.sankei.com/life/news/170731/lif1707310044-n1.html ・大手製薬会社「バイエル薬品」(大阪市)は31日、血栓症治療薬「イグザレルト」など4製品の副作用に関し、計85件の報告漏れがあったと…

B型肝炎ワクチンが定期接種に

B型肝炎ワクチンが定期接種に 1歳までに3回 接種時期の調整が重要 B型肝炎ウイルスの感染を防ぐワクチンが2016年10月から、0歳児を対象に原則無料で受けられる定期接種になった。 将来、肝硬変や肝臓がんになる人を減らす狙いがある。 1歳になる…

ネット診療

ネット診療 待ち時間ゼロ、働き盛りに拡大 スマートフォンやタブレットなどの動画画面を通して、自宅や職場にいながら医師の診察を受けられる手軽なオンラインでの遠隔診療が都会を中心に広まりつつある。 処方箋も自宅に郵送で届けてもらえ、通院の手間や待…

家バリアフリー化に介護保険

家バリアフリー化に介護保険 最高18万円給付 親が高齢で介護を受けているという家庭にとって関心事の一つが、家のバリアフリー化だろう。 床の段差をなくしたり、手すりを取り付けたりすれば、転倒などによるケガの防止につながる。 そうしたリフォームの費…