2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧
脳卒中リハビリ進歩、脳に磁気+訓練で効果 「脳卒中を発症してから半年たつと、マヒした手足の機能を大きく回復させることは難しい」という従来の“常識”が変わりつつある。 頭への磁気刺激の後、集中的に作業療法をしたり、手足を動かす神経や筋肉を刺激し…
眼瞼けいれん ドライアイと重なる症状 目の乾きやまぶしさなどの日常的な目の不快な症状は、ドライアイのせいだと思っていると、実は思いがけない病気の場合がある。 その一つが「眼瞼(がんけん)けいれん」。 早めに正しく診断を受けることが大切だ。 眼瞼…
2月20日は、アレルギーの日。 花粉症やぜんそくなど、アレルギー患者は増える一方だ。 症状を引き起こすヒスタミンの働きを止めようと、発症の仕組みの解明が続く。 この分野の研究は日本が大きく貢献しており、症状を抑える新たなターゲットが見つかって…
心筋梗塞や狭心症、「心臓リハビリ」で再発防止 医療機関の導入増える 心筋梗塞や狭心症、心不全などの手術後に、早期の社会復帰や再発防止のために運動療法などを取り入れる「心臓リハビリテーション」を実践する医療機関が徐々に増えている。 退院後も含め…
小児喘息(ぜんそく)は国内に100万人の患者がいるといわれる。 3歳くらいまでに発症する例が多い。風邪の原因ウイルスやホコリなどが気管支に作用し、呼吸が苦しく、せきが止まらなくなる。 薬の使用と清潔な環境を心がけることが大切だという。 1歳6カ…
子どものせき 感染症以外の病気 原因かも 子どものせきの原因は千差万別。 せき止め薬などを安易に飲ませると、悪化させることもあり注意が必要だ。 小児科の一般外来を受診する子どもの病気で、最も多いのが呼吸器感染症だ。 全体の半数以上を占めており、…
慢性頭痛 タイプ知り、痛みコントロール 日本人の3人に1人が苦しんでいる慢性頭痛。 「たかが頭痛」と自己流で対処しているうちに、痛みを悪化させてしまう人も多いという。 自分の頭痛のタイプを知ることで、痛みをコントロールすることも可能なのだ。 慢…
食事をしたり、飲み物を飲んだりするとき、ちゃんとのみ込めていますか? 高齢者を中心に、障害を引き起こすことがあり、注意が必要です。 のみ込む仕組みは、様々な神経や筋肉が複雑に関係している。 まず、目で見たり、鼻で香りをかいだりして食べ物だと認…
よく寝たのに眠くてたまらない 「過眠症」の恐れも 夜間にきちんと睡眠をとっているのに、日中に耐えられないほど眠くなる。 こんな症状が表れたら「過眠症」かもしれない。 この病気は生命に直接関わらないが、患者の生活の質を大きく下げる。学校や職場な…
皮脂欠乏症 潤う環境 入浴・食生活で作ろう 寒くなると、「皮膚のカサカサが気になる」「乾燥して手足がかゆい」と訴える人は多い。 これは中高年によく見られる「皮脂欠乏症(乾皮症)」で、皮膚の脂が減少し、角質がはがれ落ちたり、ひび割れたりしてかゆ…
目がしょぼしょぼする。午後になると、見えにくく感じる――。 それは、ドライアイかもしれません。 特に湿度が下がる冬場は、注意が必要です。 涙が目の表面に安定して広がるかが大切。 涙には、水の層、水の蒸発を防ぐ油の層、涙を均一に広げる働きを持つ分…
食事ができない患者のおなかの表面に穴を開けて胃に栄養剤を送り込む胃瘻(いろう)栄養法が転換期を迎えている。 患者の負担が少ないと急速に普及し年約10万人が新たに導入する一方、終末期の高齢者について「差し控えや撤退も考慮する必要がある」との見解…
長時間同じ座り方控えて 頸椎の湾曲失うと肩こり・腰痛の原因に 柔軟・筋トレ、しっかりと 長い間、いすに座ってパソコンに向かう現代人の間で増えているのが「ストレートネック」。 文字通り、首の骨が真っすぐになっている状態を指し、首のコリだけでなく…
脳の盲点 視界にあるのに「見た覚えない」 曖昧さ、意識が左右 視界に入っているのに、見た覚えがない――そんな不思議な現象に科学のメスが入った。 東京大学などが米科学誌に最新の研究を発表した。 身近ゆえにかえって見落とすさまを「灯台下暗し」というが…
「夜遅くに、ご飯を食べると太るよ!」というダイエットの格言(?)があります。 このことに科学的な根拠はあるのでしょうか? 夜遅い食事は太る原因。でもなぜ? 「夜遅く食べると太る」ことは、多くの人は知っています。 ダイエットをする人にとって「夜…
あごの痛みはパソコンが原因かも… 一生のあいだに日本人の2人に1人が経験するともいわれる顎関節症。 「あごが痛い」「口が大きく開けられない」といった症状に思い当たる人もいるかもしれない。 以前は歯のかみ合わせが原因と考えられていたが、最近では…
インフルエンザの流行が本格化している。 今季は、2009年春~10年に大流行した「新型」(H1N1)はごくわずかで、A香港型が9割を占める。 インフルエンザウイルスの特徴や注意点、予防法にはごんなものがあるだろうか。(野村昌玄) インフルエン…
口移しや添い寝は禁物 犬や猫を室内で飼う人は多いが、気をつけたいのが感染症のリスクだ。 犬や猫にとって正常な菌も人間の体に入ると病気を引き起こすケースもある。 過度に恐れることはないが、一緒に楽しく生活するからこそ、寝室には入れず、食べ物の口…
山形さくら町病院精神科・早稲田大学大学院客員教授の坪野吉孝先生が「日照時間と乳がん」の関係についての論文を紹介しています。 屋外で長く過ごすと、乳がんリスク減少 ビタミンDによるがん予防効果の可能性が最近注目されている。 ビタミンDは日光紫外…
睡眠5時間以下、糖尿病リスク5倍 1日の平均睡眠時間が5時間以下の人は、7時間超の人と比べて糖尿病発症の危険性が5倍以上高くなることが、旭川大や北海道大などの分析で分かった。 喜多歳子・旭川大助教(地域看護学)は「適切な睡眠が発症予防につなが…
40歳過ぎたら…大腸がん検診 毎年受けて がんの死因の中で女性では1位、男性では肺、胃に次いで3番目に多い大腸がんは、数年後には全体でも最多になるとの予想もある。 進行が遅く、早期に発見できれば完治する可能性が高い。 大腸がんは検診の有効性が確か…
少し体重多めが長生き 2世紀ごろ、ローマの皇帝の侍医で、医師としても多くの著作を残したガレヌスは「摂食を制限すると長生きできる」と述べた。 1914年にロックフェラー大学のウイルス学者、ペイトン・ラウス(発がん性ウイルスの発見で1966年に…
腎がん治療、新薬が変えた 手術・免疫療法以外の選択肢に 効果的な抗がん剤がほとんどなく、治療が難しいといわれていた腎細胞がん(腎臓がん)に対して、新しいタイプの抗がん剤がここ数年、次々と発売されている。 がんだけを攻撃する分子標的薬だ。副作用…
清潔保ち 塗り薬で軽減 がん細胞を狙い撃ちする「分子標的薬」は従来の抗がん剤に比べ副作用が少ないと考えられてきたが、皮膚に特有の副作用が出やすく、対策が課題になっている。(岩永直子) ◇ 新潟市の自営業、奥村忠之さん(53)は2009年秋、新潟…
先進国の高齢者は元気 世界保健機関(WHO)が提唱した指標で、病気や認知症、衰弱などで要介護状態となった期間を、平均寿命から差し引いた寿命のことを「健康寿命」と言う。 2000年の統計によると、男性が65歳以上での障害期間は0.7年、女性は…