循環器科
血管の老化 運動や食事で予防、喫煙は大敵 自分の「血管年齢」を知っているだろうか。 血管が硬くなり血流が悪くなる「動脈硬化」が進むと、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが高まる。 自分の血管がどんな状態なのかを把握し、早めに予防を進めることが大切だ…
脳梗塞の陰に不整脈あり 心臓が震えて血栓 脳に血管で詰まる 脳卒中は、脳の血管が詰まったり破れたりして手足がしびれたり言葉が出なくなったりして意識を失ってしまう病気だ。 死亡することもあり、一命を取り留めたとしても重い後遺症が残る場合が少なく…
心臓の膨らみ、袋で抑制 難病「拡張型心筋症」治療法、今春にも臨床研究へ 心臓が膨らんで筋肉が薄くなり、ポンプ機能が低下する難病「拡張型心筋症」の患者に対し、心臓にメッシュ状の袋をかぶせて進行を抑える臨床研究を、名古屋大チームが今春にも始める…
脈が異常に速くなる心房細動 新たに保険適用になった「レーザー光」治療とは? 頻脈を起こす不整脈、心房細動の根治的治療として、カテーテルアブレーションが広くおこなわれている。心筋組織を焼灼する治療法で、早期におこなえば根治率も9割以上。バルーン…
不整脈のひとつである「心房細動」により引き起こされる脳卒中が増えている。 発症すると、寝たきりなど重い後遺症を残すことがあるので注意が必要だ。 脳卒中を防ぐために、心房細動の検査を定期的に受け、必要に合わせて適切な治療を受けることが求められ…
高血圧治療目標、高まるハードル 来春、成人140/90→130/80へ 降圧薬服用、工夫必要に 血圧はどこまで下げた方がいいのか。 米国で高血圧の診断基準が引き下げられたことを受け、国内でも来年春のガイドライン改訂を見据えて議論が進んでいる。 現在のところ…
高血圧、基準は? 海外で引き下げ、測る場所で違いも 放っておくと脳卒中や心筋梗塞など様々な病気を引き起こす高血圧。 自覚症状がないため、サイレントキラー(静かな殺し屋)とも呼ばれている。 血圧は心臓から送り出された血液が血管の壁を押す圧力のこ…
運動後のビール 要注意 夏になると、痛風の発作が起こりやすい。 汗をかいて脱水が進むことに加え、ビールを飲む機会が増えて尿酸値が上がるためだ。 発作を防ぎ、安心してお酒を楽しむための注意点は・・・。 引き金だらけ・・・夏の痛風 1日2リットルの水分、…
味噌汁の塩分、心配しすぎかも 最新の研究で判明 食塩水より高血圧になりにくく 食欲増進効果も 白いご飯におかずときたら、味噌汁も欲しくなる。 塩分の過剰摂取による高血圧症や心臓病につながるとして敬遠する向きもあるが、最近の研究によると、あまり心…
1日1本でも高い タバコの心筋梗塞・脳卒中リスク 喫煙者のなかには、「禁煙は無理だが、タバコの本数を減らせばその分健康被害は減らせるだろう」と考えている人が多いのではないだろうか。 しかしこのほど発表された研究論文で、「心筋梗塞や脳卒中のリスク…
50代から一気に増える動脈硬化のリスク 血管をしなやかに保ち、脂質代謝を整えるなどして病気から女性の体を守ってくれていた女性ホルモン。 それが激減する更年期以降は、血管・血管に関連する病気が急増する。 ホルモンが乱高下する更年期からは血圧も上が…
「血液をサラサラにする薬」 アスピリンの効果と限界 「5年生存率」「検査陽性」「基準値」「平均余命」「リスク」・・・。 われわれはニュースで見かける健康・医療関連の数字の意味を、正しく理解しているだろうか? 病気にまつわる「数字」について、誤解…
心不全、チームで患者支援 退院後まで継続的に指導 高血圧や心臓の病気で心臓のポンプ機能が低下して、血液を全身に送り出せなくなる「心不全」が人口の高齢化に伴って増えている。 現在、国内の患者数は約120万人に達し、2030年には130万人になる推計もある…
突然死につながる狭心症・心筋梗塞、動脈硬化がなくても油断は禁物 がんに次いで、日本人の死因第2位にランクインする心疾患。 その多くを占める狭心症・心筋梗塞は、心臓に栄養を送る血管(冠動脈)が狭くなったり詰まったりして血流が途絶えることで起こる…
長身な人ほど注意 「ロングフライト症候群」の危険大 「ロングフライト症候群」や「エコノミークラス症候群」としても知られている「静脈血栓塞栓症」のリスクは、男女ともに高身長の人ほど高いことが、スウェーデンで行われた研究で明らかになった。 背が高…
高血圧 ギュウギュウ型かパンパン型か 日本では血圧を下げる薬を飲んでいる人が60代で3人に1人、70際以上では2人に1人に達する。(2011年の厚生労働省国民健康・栄養調査)。 これだけ身近な薬ですが、うまく効いていない人もいるようだ。 血圧の薬を飲ん…
体が硬いと血管も硬い? ストレッチが動脈硬化の改善につながる可能性 本格的な運動の前後にやることが多い「ストレッチ」。 体の柔軟性を高めて運動時のケガを防いだり、運動後の疲れを取ったりする効果が知られているが、それだけではなかった。 実はスト…
動脈硬化、早めにチェック エコーで血管の広がり測定 血管の壁が厚くなったり、硬くなったりして働きが悪くなる「動脈硬化」。 加齢や高血圧、肥満、喫煙、糖尿病などさまざまな原因で悪化し、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす。 検査法の進歩で、症状の進み具…
心臓手術の死亡率公表 学会、データベースを分析 治療成績、底上げ図る 心臓や大動脈の外科手術の種類ごとの死亡率や合併症の発生率が、全国の医療機関から集まるデータを基に公表された。 医療の質の向上を図るためのデータベース事業の成果で、死亡率が高…
心臓の動悸にご用心 いつもとちょっと違うドキドキ 息切れや胸の痛み伴うと危ない 心臓がドキドキする動悸が生じたら、「心臓の病気なのでは」と不安に駆られる。 動悸は様々な原因で起きるので、いつもとちょっと違うと感じた際は医療機関を訪れることが大…
除細動器、皮膚下に置くだけ 新型、心臓傷つけるリスク回避 心臓の拍動が異常になる不整脈の治療法の一つに「植え込み型除細動器」(ICD)がある。 体内に埋め込んだ装置が電気ショックなどを起こして、不整脈による突然死を防ぐ仕組みだ。 国内では19…
狭心症、再発抑える「カテーテル手術」が進化 心筋に血液を送る冠動脈が狭まったり詰まったりする狭心症。 日本経済新聞社が実施した実力病院調査では、カテーテルで血管を広げる「カテーテル手術」が“進化”していることが明らかになった。 患者負担を軽減し…
iPS細胞で世界初の心臓病治療へ 学内審査委に申請 大阪大学の澤芳樹教授らの研究チームは21日、iPS細胞を使い心不全を治療する臨床研究の計画を学内の審査委員会に申請したと発表した。 同細胞から作った心臓の細胞を移植する。 iPS細胞の再生医療…
心不全、重くなる前に 年をとると、休みなく働き続けてきた心臓の機能が衰え、息切れや疲労感などにつながりやすい。 こうした心不全の人が増えており、見過ごされているケースもある。 重い状態に陥らないためにも、早めに対処するとともに、身近な医療機関…
広がるステント治療 足の動脈硬化に有効 血管内に脂肪がたまる動脈硬化は、脳や心臓だけでなく、足でも起きる。 悪化すれば切断の恐れがある。 足の動脈硬化の治療でも、血管内に金網の筒(ステント)を入れる方法が広がってきた。体への負担は小さいが、症…
狭心症、再発抑える「カテーテル手術」が進化 心筋に血液を送る冠動脈が狭まったり詰まったりする狭心症。 最近調査、カテーテルで血管を広げる「カテーテル手術」が“進化”している。 患者負担を軽減し、再び血管が細くなる再狭窄を極限まで減らす地道な取り…
若者の心停止、遺伝子が関係 不整脈・心筋症の割合高く 元気な若者やスポーツ選手の心臓が突然止まり、亡くなってしまうことがある。 「心臓突然死」と呼ばれるこうした事態の一部に遺伝子が関わっていることがわかり、対策に生かされ始めた。 ただ、居合わ…
夏の血圧低下 気をつけて 水分補給でふらつき予防 室温差で体に負担 / 降圧剤の効き過ぎ 血圧は季節によって変動する。 気温が上がるこれからの時期は、血圧が低下しやすい。 高血圧の人でも、下がりすぎで不調に陥る場合も。 夏ならではの血圧対策は・・・。 血…
血圧、どこまで下げれば? 血圧が高いと、脳卒中や心筋梗塞などを起こす危険性が高まる。 最近、これまで考えられていたよりも「低め」がいいとの研究結果が出て、話題になった。 でも、低くなりすぎることで起こるめまい、ふらつきも心配だ。 高齢者は血圧…
血管が裂ける大動脈解離 高血圧に忍び寄る危険 生活習慣改善で予防を 大動脈は体の中で最も太い血管で、心臓から送り出された血液はここを通って全身に行き渡る。 この血管が裂けてしまう病気が大動脈解離だ。 発症すると直ちに救急車を呼んでも、病院に運ば…