2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

新型インフルエンザ その4

<新型インフル>1歳11カ月の幼児死亡 米で初の死者 □米疾病対策センター(CDC)は29日、テキサス州で新型インフルエンザ (豚インフルエンザ)の感染によって1歳11カ月の幼児が死亡したことを 明らかにした。 米国で死者が確認されたのは初めて…

新型インフルエンザ その3

WHOが豚インフルエンザから変異した新型インフルエンザの警戒水準を「3」 から「4」に引き上げました。 これを受けて政府も対策に動き出しました。 この警戒レベルの引き上げは、世界的大流行(パンデミック)につながる 恐れがあるとの警告で、世界各国が…

新型インフルエンザ その2

日経新聞・朝刊 2009.4.27 舛添厚労相「ワクチンは豚インフルを優先したい」 4月27日11時14分配信 産経新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090427-00000523-san-soci.view-000 豚インフル被害拡大で衝撃 冷静な対応を http://www.iza.ne.jp/news/news…

新型インフルエンザ その1

思わぬところから思わぬ流行が起こりました。 危機管理が苦手な日本だけに対策が後手に回らなければよいのですが。 メキシコからのウイルス流入を受けた側の米国。 米疾病対策センター(CDC)幹部は25日の記者会見で、「広い地域で豚イン フルエンザ感…

肉の生食による食中毒

食中毒については以前にも キャンピロバクター腸炎 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2007/09/08 食中毒「正しく予防を」 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2008/07/04 でとりあげました。 実は、この食中毒。 結構本人も気づかず、医療…

乳腺嚢(のう)胞症

自分で乳房を触ってしこりがあった場合、誰でもびっくりします。 しかし、しこりイコール乳がんではありません。 乳がんのほかに乳腺症、乳腺線維腺腫や乳腺のう胞症などの可能性も考え られるからです。 同じしこりでも、触診時(さわったとき)の硬さやな…

20歳過ぎたら体重減にも注意

20歳過ぎたら体重減にも注意 死亡リスク、中高年で高まる 成人後に体重が増えた人よりも、減った人の方が、中高年での死亡リスクが高い との研究結果を厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター 予防研究部長)が23日発表した。栄養不…

世代別の骨粗しょう症対策

更年期以降になってから、予防的にカルシウムを積極的にとろうする人が多く います。 しかし、それでは遅いというのが専門家の意見です。 最近、日本人の骨量(骨に含まれるカルシウムやコラーゲンなどの量)の調査 が進み、骨量を増やせるのは20代までと…

生存率

生存率 数字の鵜呑みは危険 がんに自分がかかってしまった場合、まずは病院選びから始まります。 病院で診断された場合の多くは、その病院で治療が始まります。 しかし、健診や診療所で診断された場合にはどこへ紹介してもらうか。 自分の生命を預けることに…

がんの発生は不可避、発生は遅らせる!?

加齢とともにがんの発生する機会が増えます。 考えてみればとても怖いことです。 そこでがんにかかることな仕方ないとしてもかかる年齢を出来るだけ遅く しようといった考え方が出て来ます。 京都府立医大の吉川敏一教授が書かれた新聞記事を紹介させていた…

難解で誤解が多い「病院の言葉」

「せん妄」「寛解」など、医療用語には難解な言葉が数多くあります。 医療側にとっても、説明しろといわれてもうまく説明できなかったり、逆にどうして こんな言葉が伝わらないんだろうかという場合もあります。 難解で誤解が多い「病院の言葉」 分かりやす…

ピロリ菌と血液型

日経新聞・朝刊 2009.4.19 ピロリ菌と血液型についての新聞記事が目にとまりました。 この記事の内容は別に新しいものでもないようですでに2004年に新聞報道 されているものです。 さてピロリ菌と血液型の関係。 どうやら日本人ではあまり関係ないようで…

メタボ健診

厚労省研究班が「メタボ健診」について異議を唱えたという記事です。 そもそも、多くの反対を押し切って強行された「メタボ健診」。 壮大なる実験とか無駄遣いといわれながら多くの矛盾をはらんだまま昨春より実施されました。 多くの医療関係者や受診者は今…

期外収縮

誰でもというわけではありませんが、多くの方はたまに胸がドクンとした感じになることがあるのではないでしょうか? 自動車のエンジンでいえばノッキングみたいなものです。 予期に反して想定外の心臓の収縮が起こることから期外収縮と呼ばれます。 #どんな…

物が二重にみえる

一つしかないものがこつに見える症状を複視といいます。 複視には両眼複視と片眼複祝のこ通りあり,片目で見ると一つに見えるのに 両目で見ると二つに見えるのが両眼複視で,片目で見ても二つに見えるのが 片眼複視です。 (1)両眼複視 目を動かす筋肉が麻…

軽い運動を習慣に

忙しくて時間がとれない方やトレーニングジム通いが長続きしない 方も多いのではないでしょうか。 そんな方に気軽にできる運動として 「ながら運動」 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/31016544.html を当ブログでとりあげました。 きょうはそのお年寄りバ…

昼寝

皆さんは昼寝をしますか。 お仕事をお持ちの多くの方は考えてみたこともないかも知れません。 専業主婦の方の中には、ひょっとして昼寝がかかせないという方もみえるかも知れません。 かくいう私も大きな声ではいえませんが、開業してからは毎日のように昼寝…

魚の脂を取ろう

イワシやサバなど青魚に豊富なエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキ サエン酸(DHA)という油成分が、動脈硬化を防ぐとされます。 2005年11月、米国心臓協会学術集会(AHA)で横山光宏・神戸大学教授 (循環器病学)が注目の発表をしました。 総コレステ…

麻疹ワクチン

麻疹ワクチンは1歳になった時と、就学時(小学校入学前)に行われて来ました。 2008年から5年間に限って中学校1年生と高校3年生に相当する年齢の人も対象にした麻疹ワクチン接種が行われています。 実際には、いずれの時期もMRワクチンという、麻疹…

アルツハイマー病の早期発見

#アルツハイマー病の早期発見法 その1 将来、アルツハイマー型認知症の発症が事前にわかるかも知れません。 原因物質とみられる蛋白のたまり具合を画像でみる検査の研究が、日本で昨年 (2008年)から本格的に始まりました。 アミロイドPETでアミロイドの…

脳ドック

春は健診の季節です。 最近は、人間ドックだけではなく、脳ドックの受診にも助成金を出す健康保険組合や共済組合が増えています。 55歳を過ぎたら一度脳ドックを受けてみるとよいという専門家もいます。 親や血縁のある身内で脳梗塞や脳出血を患った人、特…

子宮がん

きょうは4月9日。 子宮(しきゅう)の日です。 その中でも子宮がんは、がんの中でも胃がんと並んで治りやすいがんに入ります。 実際に、ここ20年ほどの間に、子宮がんによる死亡率は大きく減少しています。 きょうはこの子宮がんをとりあげてみました。 …

急性低音障害型感音難聴

中年になると、さまざまな難聴の原因をかかえるようになります。 聞こえにくくなるのを年のせいだと思っていると、思わぬ耳の病気が潜んでいる 場合もあります。 30~60代に目立つ急性の難聴の原因には、突発性難聴や急性低音障害型感音 難聴、それにメ…

肉離れ

少しずつ暖かくなり,何となく体を動かしたくなる季節になりました。 こんな時、普段からだを動かしていない人が急に運動をすると「肉離れ」 を起こすことがあります。 この肉離れ。MRIではっきり見ることができます。 MRIによれば、「肉離れ」は筋繊維が引…

メタボ新指標

4月は、新入生や新入社員の健康診断の時期です。 肥満の指標としてBMIも項目としてとりあげられるようになりました。 そんな中、2009年3月1日の朝日新聞に「メタボ新指標」と題した健康記事 を掲載しました。 以下はその要旨と解説です。 腹囲÷身長=…

麻疹抗体

一昨年から大学生や成人に麻疹(「はしか」といったほうが分かりやすいかも 知れません)が流行しています。 その後、入学生に対して抗体検査やその結果次第でワクチン接種を求める大学 が増えています。 <参考および引用> 朝日新聞・朝刊 2009.4.3 <関連…

手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)

他人は大したことではないと思っても本人にとっては深い悩みということは 結構多いものです。 そのひとつに手掌多汗症があります。 この手掌多汗症とは、手のひらや足の裏に異常に汗をかく状態をいいます。 全身の発汗と区別するために局部性多汗症に分類さ…

アルコール性肝障害

4月は何かと飲酒の機会の多い月です。 未成年の飲酒はもちろん法律で禁止されています。 しかし例年必ずといっていいほど、大学へ進学した新入生の、先輩の無理強いに よる「一気飲み」のための不幸なニュースが話題になります。 アルコールは、飲むと理性…

マンモグラフィ(乳房エックス線撮影)

日本人に増えている乳がん。 女性の約20人の1人がかかるといわれている。 女性がなるがんの1位。 しかし、検診受診率はまだ13%しかない。 自治体が行う集団検診は、以前は医師が乳房の様子を観察し、乳房やわきを 触る視触診のみだった。 だが、効果…

ビタミンCと老化

風邪の予防や肌の調子を整えるのに欠かせない栄養素としてビタミンCは よく知られています。 最近、遺伝子技術の進歩によりビタミンCの機能に関する新発見が相次 いでいます。 このビタミンC。 1920年に、柑橘類に含まれる壊血病を予防する成分として発…