大腸がんの多段階発がんの過程で関連する細菌

大腸がんの多段階発がんの過程で関連する細菌

大きく下記の2つのパターンに分けることができる。

① 粘膜内がんのステージから増加し、がんの進行とともに増える細菌

多くはフソバクテリウム・ヌクレアタムやペプトストレプトコッカス・ストマティス(Peptostreptococcus stomatis)など、すでに進行大腸がんで増えていることが報告されている細菌。

② 多発ポリープ(腺腫)や粘膜内がんのステージでだけ増える細菌

アトポビウム・パルブルム(Atopobium parvulum)やアクチノマイセス・オドントリティカス(Actinomyces odontolyticus)が特定され、これらの細菌が大腸がんの発症初期に関連することが強く示唆されている。ほかにも、一般にもよく知られているビフィズス菌は粘膜内がんの段階で減少していることがわかっている。がんの進行に従って増えていくアミノ酸があるなど、がんの進行度と、腸内細菌や細菌がつくる代謝物質の種類や量との間にさまざまな関連性があることも指摘されている。

参考・引用

https://www.akiramenai-gan.com/prevention/medical/86076/