2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

緑内障 早期発見で治療を

40歳を過ぎたら眼科検査 緑内障 「見えない」に気づかず進行の恐れ 早期発見で治療を 緑内障は、眼球の中の圧力である「眼圧」が髙いことなどによって、目の奥にある視神経が傷つけられて起こると考えられている。 眼圧は毛様体で分泌されている液体「房水」…

ペプチド 副作用少なく 産学で実用化へ

ペプチド 安価な新がん薬 副作用少なく 産学で実用化へ 革新的な医薬品を生みだそうと、たんぱく質の断片である分子、ペプチドへの関心が高まっている。 高い効果が見込め成長著しい抗体医薬と、安価に作れ伝統的な低分子医薬品のいいとこ取りができると考え…

脂肪肝を改善しよう

脂肪肝を改善せよ 暴飲暴食NG、糖質控えて 食前に高カカオチョコ / ゆっくりスクワット 日本人の4人に1人が罹患しているといわれる脂肪肝。 肝臓を構成する肝細胞の約30%以上に中性脂肪がたまった状態を指す。 原因は飲み過ぎ、食べ過ぎ、運動不足。 近年、…

森林セラピー

森林を歩く 「樹木の恵み」で健康増進 森林浴をすると、いやされる気持ちがするが、それを科学的根拠にもとづいて行い、健康効果を生み出すのが、「森林セラピー」だ。 森林セラピーの効果でわかっているのは、疲労などストレス状態の改善、副交感神経の活動…

むずむず脚症候群

「むずむず脚症候群」って? 睡眠障害の要因として最近注目されているのが「むずむず脚症候群」だ。 我慢できないかゆみや足が勝手に動くなどの異常感覚が起こる。 病気の特性を知り、適切な治療で日常生活に支障がでないようにしたい。 睡眠の妨げ 生活にも支障 夜…

福島の甲状腺がん 

増加ではなく「過剰診断」 福島では、甲状腺がんと診断される子供が増えている。 東京電力福島第1原子力発電所の事故当時18歳以下だったすべての県民に甲状腺検査を実施しており、これまでに200人を超える小児甲状腺がんが発見されている。 この検査は、チェ…

つらい膝痛は動いて解消

つらい膝痛は動いて解消 体操や水中エクササイズ有効 多くの高齢者を悩ませる疾患が膝の痛みだ。 日本では約2800万人が何らかの膝痛を抱えるとされる。 痛いからといって体を動かさないのは逆効果。 むしろ適度な運動をすることで膝回りの筋肉を鍛えれば、膝…

CAR-T療法、固形がんに応用へ

CAR-T療法、食道・肺など固形がんに応用へ 一部の白血病で効果のある免疫細胞でがんを攻撃する「CAR-T療法」の対象を、患者の多い食道がんや肺がんといった様々な固形がんにまで広げる研究が進む。 三重大学は皮膚がんや食道がんなどにある特定の分子を目印…

認知症、グリア細胞が関与?

認知症、グリア細胞が関与? 機能研究、企業も創薬の動き 人の大脳には百億個以上の神経細胞があり、学習や感情など様々な機能を担っている。 これとは別に神経細胞と同等以上の数の「グリア細胞」があり、重要な役割を果たしていることがわかってきた。 グ…

虫歯より深刻「酸蝕歯」

虫歯より深刻「酸蝕歯」 ちびちび飲み、歯には負担 原因は強い酸/健康志向の食品も注意 虫歯、歯周病に次ぐ第3の歯の疾患として、近年問題になっている酸蝕歯(さんしょくし)。 酸性の飲食物などで歯が溶けてしまう症状だ。 ワイン、炭酸飲料、栄養ドリン…

風邪が治っても長引く咳

風邪が治っても長引く咳 風邪が治った後も、咳だけがいつまでも続くことがある。 実は風邪と異なる病気のことも多く、放置すれば症状が悪化しかねない。 百日咳や慢性肺疾患など、風邪としっかり区別し適切な治療法で対処したい。 咳は気道に痰などの異物が入り込…

ゲノム編集の医療への応用

ゲノム編集、医療に応用の動き 遺伝情報を改変するゲノム編集技術を使い、病気を治療しようという研究が国内でも盛んになってきた。遺伝病の原因遺伝子を修復したり、がんの治療にいかしたり。そんな期待の一方で、意図しない遺伝子の改変を起こし、健康被害…

高齢者の冬の脱水

高血圧などの高齢者 冬の脱水 油断大敵 こまめに飲もう 加湿も大切 冬の到来とともに、室内で暖房をつける家庭も増えるが、高血圧や心臓病などの慢性疾患を持つ高齢者が特に注意しなければならないのが「かくれ脱水」だ。 水分を取る頻度が減るうえ、空気の…

おなかの不調と付き合う

おなかの不調、どう付き合う 助言・悩み共有アプリ/米国では食事療法 検査しても腸に異常が無いのに、腹痛を伴う下痢や便秘が続く過敏性腸症候群(IBS)に悩む人が増えている。 今や10人に1人は罹患しているとの推計もあるが、はっきりとした理由は解明され…

手・足のしびれ伴う首の痛み要注意

首の痛み、手・足のしびれ伴うと要注意 脊髄・神経根を圧迫も 首の痛みに悩まされる人は多い。 寝違いのようにしばらく安静にすると治る場合もあるが、慢性的なときもある。 手や足のしびれを伴うような場合には重要な神経が圧迫されている可能性があり注意…

耳管狭窄症

風邪の季節 耳がつまったら・・・耳管腫れる耳管狭窄症を疑う 閉塞感や不快感 / 放置で慢性化 寒くなると風邪で鼻炎になり、耳がつまることも多い。 耳管狭窄症の可能性があり、放置すれば慢性化することもある。 初期症状は突発性難聴などとも類似しているので、…

「がん」 欧米化、 急速に進行

「がん」 欧米化、 急速に進行 厚生労働省などの統計によると、日本で2010年に新たにがんにかかった人は男性が46万8048人、女性が33万7188人の計80万5236人と推定された。 これは1975年の計20万6702人の約4倍になる。 がん増加の理由は急速に進む高齢化だ。 …

人工関節手術、ナビで正確に

人工関節手術、ナビで正確に 骨の切断方向をガイド 術後患者への助言にも活用 膝関節や股関節の変形や痛みを取るため、人工関節に置き換える手術が広く行われている。 コンピューターの力を借りることで骨を正確に切断したり、人工関節を正しく取り付けたり…

血圧目標 今までより低めに

最新の血圧目標って? 元気な高齢者は今までより低めに 元気な高齢者は積極的に血圧を下げる――。日本高血圧学会が今年まとめた治療ガイドラインで、こんな方針が示された。高齢者の健康状態は個人差が大きいので、患者にあわせた対応は大切だが、血圧が高い…

男性の尿漏れ

男性の尿漏れ、悩まず対策 50代6人に1人が経験 急に尿意を催してトイレまでがまんしきれなかったり、トイレの後に尿が漏れて着衣をぬらしたりする尿漏れ。 男性の尿漏れは女性ほど話題になりにくいが、50代の男性の6人に1人は経験しているとの調査もある。 …

未確立の医療が医療事故の温床に

未確立の医療、審査厳しく 患者への説明、不十分な例も 高度な医療の開発を担う大学病院などでは、安全性や有効性が確立していない薬や医療機器を治療に用いることがある。 事前審査や患者へのリスクの説明は欠かせないが、手続きがおろそかにされることもあ…

がんのゲノム多様性

ゲノム多様性、治療の障害に がんは、ある臓器に発生したたった一つの不死細胞が、免疫の監視の網をかいくぐって増殖したものだ。 全身にがんが転移しても、すべてのがん細胞は最初に発生した不死細胞の遺伝子を引き継いだ「クローン」だ。 例えば、乳がんが…

膵臓がん、血液で早期発見

膵臓がん、血液で早期発見 脂質など解析、見えない難敵攻略 検査技術相次ぐ がんの中でも命を落としやすい膵臓がんを、血液検査でいち早く見つける技術を山梨大学などが相次いで開発した。 膵臓がんは診断から5年後に生きている割合(5年生存率)が10%未満と…

がん患者、循環器病もケア 

「腫瘍循環器学」 がん患者、循環器病もケア 予防・並行治療の動き がん治療の進展で生存率が高まる一方、高齢化に伴って、心不全などの循環器病を合併する例が増えている。 抗がん剤など循環器に悪影響を及ぼすがん治療も少なくない。 がんの治療と循環器病…