2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

前立腺がん 術後快適に

前立腺がん 術後快適に 患者の大半、しばらく尿漏れ パッドなど多様化 量・場面で使い分け 前立腺がんの手術を受けたあと、患者の大半は尿漏れを起こす。 ほとんどの場合は一時的で、1年以内に日常生活に支障はなくなるが、止まるまで気にする人も少なくな…

ヒトパピローマウイルス(HPV) 時代に応じた対策が必要

時代に応じた対策が必要 子宮頸(けい)がんは、胃がん、肝臓がんと並ぶ「感染型」のがんの代表で、原因のほぼ100%が性交渉に伴うヒトパピローマウイルス(HPV)の感染だ。 性交渉の開始が低年齢化したため、今や30代が子宮頸がんを発症するピークで、20…

「老年的超越」

「老年的超越」 若いもんには味わえない幸せがある 90歳を超えるほどの高齢になると、それまでのように心身の若さを保つのは難しくなる。 でも、そんな人たちの間で、以前とは違う「幸せ感」を抱くようになる人が少なくないことがわかってきた。 長い人生…

減らない熱中症どう防ぐ?

減らない熱中症どう防ぐ? 体調整え、こまめに水分補給 ⬛︎ そもそも、どうして熱中症になるのですか。 熱中症は蒸し暑さなどのために体温が上がり、脳や心臓など重要な臓器がうまく機能しなくなって起こる不調の総称だ。 病気の時に細菌などを退治するために…

筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群

脳内炎症に着目、治療法確立へ臨床 激しい倦怠感が続くME/CFS まず血液診断の指標特定 全身の激しい倦怠感や筋肉痛などが何カ月も続く筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)。 早期診断や効果的な治療法を確立するための臨床研究が始まった…

紫外線とがん

悪影響ばかりではない紫外線 嫌われ者の紫外線だが、これを使って皮膚で合成されるビタミンDはがんを予防する効果もあると考えられている。 しかし、疫学的なデータは白人を対象にしたものに限られ、東洋人についての関連は明らかではなかった。 国立がん研…

牛肉のサシ

牛肉のサシ、ちょうどいい量は? 牛肉のサシ(脂肪交雑)をめぐり「適量」を考える動きが出ている。 おいしさの鍵だが、取りすぎは病気や胃もたれのもと。 上手に摂取したい。 サシは赤身に入った脂肪のことで、加熱で溶け出し、肉の風味や柔らかさが増す特…

太ももを鍛える

太ももを鍛える ゆっくり続けて負荷を高める 年をとると気になるのが筋肉の衰え。 加齢とともに、太ももがめっきり細くなってきたという人は必読。 筋肉は25~30歳をピークに減り始め、40~50歳から減少のピッチが速くなる。 とくに太ももの筋肉は減り方が激…

オメガ3脂肪酸 加熱に不向き

オメガ3脂肪酸 加熱に不向き、総量にも注意を 近年、魚の脂肪やアマニ油などに含まれる「n-3系脂肪酸(オメガ3脂肪酸)」が健康にいいとはやっている。 しかし、加熱調理に向かないものもあるなど使い方には工夫がいる。 日清オイリオは約10年前、n-3…

口腔機能管理で合併症予防

手術の前後、口の中を清潔に 口腔機能管理で合併症予防 手術後の肺炎や抗がん剤使用による口内炎を防ぐため、治療の前後に口の中の清掃などを行う「口腔機能管理」の取り組みが広がっている。 合併症が減れば、患者の入院日数の短縮にもつながることから普及…

健康に良い食事

健康に良い食事 魚や野菜、果物に科学的根拠 「◯◯を食べると健康に良い」。 そんな宣伝文句を目にする。 どんな根拠があるのだろうか。 科学的な研究成果をもとに、がんや脳卒中、心筋梗塞を減らし、長生きできる食事は・・・。 健康に良いものとしては、魚…

顔ダニ

ニキビの思わぬ原因 汚れに潜む顔ダニかも 目のトラブルも / 洗顔・塗り薬で抑制 高温多湿の時期は、アレルギーの原因になるチリダニが増える。 それとは別に、季節を問わず肌に生息するダニがいる。 特に、顔にいるダニが増えすぎると、様々なトラブルを招く。 実…

横隔膜を鍛える

梅雨時の心身不調 横隔膜を鍛えて乗り切る 逆腹式呼吸も取り入れて 胃腸の働き活発に 梅雨の時期はだるさや体のむくみといった不調が起きやすい。 この季節にお勧めしたいのが横隔膜を鍛える運動だ。呼吸が深くなって血行を促し、胃腸の活性化や気分の安定に…

ラジオ体操

体にやさしく、効果的なラジオ体操のコツ 広く高齢者にまでおなじみのラジオ体操。 効果が科学的に検証されている。 中高年には、若さを保ったり地域交流が活発になったりと、幅広く良い影響が分かってきた。 要するに全世代に効果がある。 ある調査で、週5…

CO中毒と脳障害

CO中毒と脳障害 後遺症で社会生活に支障 COは無色・無臭なので気づかないうちに短時間で死亡する危険があり、回復したように見えても、脳の損傷で社会生活がうまく送れずに苦しむ人がいる。 火災による死因でやけどと並んで多いのが、CO中毒。 総務省…

子どもの鼻水

子どもの鼻水、どうしてる? 子どもが鼻水を垂らしている光景をよく見かける。 耳鼻科や小児科に行くと「鼻水を吸ってあげた方がいい」と言われることがある。 どんなときに「鼻吸い」は必要なのだろうか。 小児科医が、保護者の方から「何歳から鼻をかめる…

口の健康維持

口の健康維持 かむ力や飲み込む力を保つ 最近、食べこぼしが増えたり、むせてしまったりするなどの症状はないだろうか。 加齢とともに口の機能が衰える状態を「オーラルフレイル」という。 この兆候を早めに発見し、対処することが大切だ。 「フレイル」とは…

汗トレ 「良い汗」促す2つの入浴法

夏に備え「汗トレ」 ベタベタ汗の人は入浴で改善 夏本番前に始めたいのが、汗をしっかりとかける体をつくる発汗トレーニング。 入浴法や運動など、汗腺の機能を高める効果的な方法は・・・。本格的に暑くなる前にぜひ“汗トレ”に取り組んでみよう。 汗を分泌…

白ワインの健康効果

白ワインにも健康効果はあるのか ワインの健康効果というと、もっぱら赤ワインばかりが注目されるが、白ワインはどうなのだろうか。 白ワインに含まれるポリフェノールには、ある特徴がある。 白ワインのポリフェノールの総量は赤ワインに比べて少ないのだが…

座ってもできる運動で心も体もリラックス

座ってもできる運動で心も体もリラックス グッと力・脱力を交互に 入社や転勤、異動などで環境が変化する4月。適応しようとして、心や体に過度なストレスが生じやすい。 順調なスタートを切るために、緊張をほぐす運動をこまめに取り入れよう。 人の体は暑さ…

再生医療で髪の毛フサフサ

フサフサ育つ再生医療 幹細胞培養し移植、頭皮1センチ角から1万本 おでこや頭頂部にかけて髪の毛が薄くなる男性型脱毛症。成人男性の3人に1人が悩んでいるともいわれる。 最近は発毛を促す薬に加え、再生医療でフサフサの状態を取り戻そうという試みが始…

「がん探知犬」

「がん探知犬」 動物の嗅覚 早期発見に応用 1万2000年前のイスラエルの遺跡から人と一緒に埋葬された骨が発見されるなど、犬は「最古の家畜」といわれています。 人間の1億倍ともいわれる犬の嗅覚をがんの早期発見に活用しようという試みがあります。 訓練…

初の便秘「診療ガイドライン」まとまる

便秘解消に前進? 初のガイドラインの気になる中身 トイレに行った後もすっきりしない、便がたまっておなかが痛くなる・・・。 便秘は若い女性だけでなく、60歳以上の中高年の男女が多く悩まされている症状だ。 「たかが便秘」と放置していると生活の質を落…

帯状疱疹、広がる選択肢

帯状疱疹、広がる選択肢 腎機能低い人ものみやすい新薬 痛みを伴い帯状に発疹や水ぶくれができる帯状疱疹。 重症化すると、発疹が治まっても激しい痛みが続くこともある。 1日1回のめば良い新たな薬が昨年、承認された。 50歳以上には予防ワクチンの接種…

免疫力アップでがん予防

免疫力アップでがん予防 戦前と戦中、日本人の死因のトップは結核だった。 しかし、2016年の死亡数は1889人で、死因順位では28位に過ぎない。 結核による死亡が減ったのは「ストレプトマイシン」のような抗生物質が普及したからではない。 栄養状態が改善し…

抗原を攻撃 研究次々

抗原を攻撃 研究次々 がんの治療といえばこれまでは、手術、抗がん剤治療、放射線治療の三つだった。 最近、これに免疫療法が加わりつつある。 免疫細胞は、ウイルスや細菌など外敵から身を守る。 体の中の異物であるがん細胞を免疫細胞の力でやっつけようと…