2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧
リウマチ治療、外科と薬物連携 リハビリ体制も充実 全国に約60万人の患者がいる関節リウマチは、しくしく痛む程度から関節の軟骨が破壊される重症のケースまである。 初期は薬物治療が有効だが、症状が進むと滑膜切除や人工関節への置き換えなど外科治療も必…
背骨の骨折、風船で治す つぶれた椎体に空間、セメント詰める 転倒などで背骨がつぶれたように折れてしまう脊椎圧迫骨折。 骨粗鬆症の患者に多く、閉経後の女性を中心に国内では推計で年間90万人近くが骨折しているという。 最近は入院期間を大幅に短縮し…
血糖値の変動を測る 皮膚にセンサー、糖尿病の投薬量調整 糖尿病患者が、1日の血糖値がどのように変動しているか測って、治療に役立てる持続血糖測定(CGM)が普及してきた。 皮膚に針を刺しセンサーで連続して測る。4月からはより小型で使いやすい機種…
膵臓がんに術前抗がん剤 放射線併用、選択肢増える 診断と治療が難しいとされる膵臓がんは患者が増え、死亡数は年2万6千人以上で肺、胃、大腸、肝臓がんに次ぎ5番目に多い。 日本経済新聞社が「日経メディカル」誌の協力を得て実施した「日経実力病院調査…
虫歯の原因となる「ミュータンス菌」の一種に感染すると、腹痛や腸内出血などを繰り返す難病の潰瘍性大腸炎となるリスクが4倍以上になることを、大阪大や横浜市立大、浜松医科大などのチームが突き止め、26日付の英科学誌サイエンティフィック・リポーツ電…
甲状腺がん、長期間様子見も 9割は進行緩やか、高い生存率 年に8千人以上が発症する甲状腺がん。 大半は進行がゆっくりで、診断10年後の生存率は9割以上と高い。 がんは一般的に早期発見、早期治療が基本だが、甲状腺がんは、長期間、様子をみることも…
インフル増殖たんぱく質:ヒト細胞で特定 全型対応に道 インフルエンザウイルスが増殖する際に重要な役割を果たすたんぱく質を、東京大医科学研究所の河岡義裕教授(ウイルス学)のチームがヒトの細胞で発見した。 ウイルスの型によらず有効で薬剤耐性ができ…
隠れメタボが進行、40歳からの血液リスク管理術 メタボ=メタボリックシンドロームは密かに全身の血管を痛めつけある日突然、脳梗塞、心筋梗塞など命にかかわる病気を発症する。 この体形だけではわからないメタボ進行を食い止めるのが定期健康診断などの結…
コシヒカリ:カドミウム濃度大幅減、強い「コメ」開発 土壌での吸収を抑制−−茨城・つくばの研究所 土壌中のカドミウムをほとんど取り込まないコシヒカリを、農業環境技術研究所(茨城県つくば市)などの研究チームが作った。 栽培実験では、玄米中のカドミウ…
冷え症対策… 体温まる食事、服装を 立春を過ぎたとはいえ、厳しい寒さが続く。 冷え症の人には特につらい時期だ。 自分の症状の傾向を知り、日常生活を見直して、少しでも楽に過ごせるよう工夫しよう。 それでもつらい場合は漢方薬を活用した治療もある。(…
不明熱 総合診療科で原因究明 東京都の男性(62)は2011年秋、長引く熱に悩まされた。 39度の高熱が出て、37度台に下がったかと思ったら、3、4日すると38度台に上がる。 かかりつけ医で抗菌薬をもらって飲んでも下がらない。 この繰り返しが3…
過度な飲酒「脳萎縮」招く? 認知症の原因にも 脳ドック検診で確認を 飲み過ぎは体によくない。 一部のがんになるリスクが高まるだけでなく、認知症と関係があるとみられる「脳の萎縮」を進行させるとの見方もある。 体質的にアルコールをあまり受けつけない…
がんと並ぶ三大疾病のひとつに心筋梗塞がある。昨年は、元サッカー日本代表の松田直樹選手が34歳の若さで亡くなった。 心筋梗塞による死亡者は年間4万人にものぼる。これは、がんに次ぐ哀しい記録になっている。 1960年代には心筋梗塞の死亡率が3割。やがて…
「夜と雨の日は安心」は大間違い 花粉症対策のウソ スギ花粉が飛散するシーズンになった。 ちまたには、様々な花粉症対策や花粉症に効く食べ物などの情報があふれているが、その中には間違った情報や古い情報も少なくない。 花粉症対策のウソとホントにはど…
脳卒中や心臓病、10年後の確率は? ウェブで簡単予測 10年後、脳卒中や心臓病などになる確率はどれぐらい?――。 そんな予測式を大阪府立健康科学センターが開発し、ウェブサイトに公開した。 http://www.kenkoukagaku.net/yosoku/ http://www.kenkoukaga…
都民の飲食物からの被曝「発がんリスク押し上げず」 東大が1年間の放射線量算出 東京大の研究チームは12日、東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質を含む飲食物によって、東京都民が約1年間に被曝した放射線量を算出したと発表した。 もともと食…
女性に多い病気、甲状腺疾患 免疫機能損ね自己攻撃 病気の中には性別の違いで発症率が大きく異なるケースや、薬の使い方などに差が出る場合などがある。 動悸や息切れがする、疲れやすい、イライラする、やせてしまった、皮膚がかさつく――。 こんな症状が出…
4次元放射線治療… 呼吸など がんの動き予測 がんを放射線で治療する際、患者の呼吸などでがんの位置が微妙に動くのに合わせ、がんに集中的に照射する機器の開発が進んでいる。多方向から立体的(3次元)に照射するのに加え、時間による位置の変化も計算す…
全摘出から温存へ挑戦、内視鏡で切除 深部もピンポイント 推定患者数が約6万4千人の膀胱がんは男性が女性の3倍を占め、60歳以上に多い。 大半は内視鏡手術でがん細胞を取り除くことが可能だが、進行した場合は膀胱を全摘出するのが一般的だ。日本経済新聞…
アレルギーでショック症状… 緊急の自己注射で緩和 アレルギーのある食物を食べたり、ハチに刺されたりした時、呼吸困難や意識消失など急激な症状が表れることを「アナフィラキシー」という。 この状態になった場合、緊急に使用して症状の改善を図る自己注射…
きょうは、3月5日(月)放送のNHKTV「あさイチ」の健康特集をとりあげます。 順天堂大学医学部・小林弘幸教授による便秘対策法の解説です。 今日から快調!腸メンテナンス 女性の部位別がん死亡数順位で大腸がんが1位となっている昨今、便秘や腸内環境の…
口臭 舌ブラシでケア、歯周病も注意 朝起きると口の中がネバネバして、嫌なにおいがする――。 それは、舌の表面に付いたコケのような「舌苔(ぜったい)」という汚れがもとになっている可能性が高い。 口の中をきれいにする心がけが、口臭予防の第一歩だ。 舌…
ステロイド薬は、腎臓の上にある副腎という臓器が作るホルモンを、人工的に合成したものです。 化学構造の違いで、たくさんの種類があります。 ですが、外敵から体を守る免疫や炎症にかかわる白血球などの働きを抑えるという効果は共通しています。 スギ花粉…
繰り返される流産・死産に治療指針 流産や死産が2回以上続くことを、「不育症」という。 妊娠したことのある女性の4%が経験し、数十万人が苦しんでいるとのデータがある。 原因などはっきりしないことが多かったが、厚生労働省の研究班が初めて、治療指針…
うつやパニック障害、不安障害、気分障害といった心の病気で専門機関に相談・受診する人が増えている。 体の病気に比べて、心を診る医師にはなじみが薄い人も多い。 何に気をつけたらいいのか。 ●薬次々、1度に11種類 関東在住の40代男性は2年半前、眠…
かくれ肥満の発見も 進化する体重計の実力 最近、体重計の進歩が著しい。 体重計に乗るだけで体重や体脂肪率はもちろん、内臓脂肪レベル、筋肉量、基礎代謝量、推定骨量など、体のいろいろなデータを表示する体組成計が登場している。 しかし、情報が豊富に…