2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

イレッサ訴訟

抗がん剤は「両刃の剣」です。 輸入販売社が和解勧告を拒否 イレッサ副作用訴訟 肺がん治療薬「イレッサ」の副作用をめぐる訴訟で、国とともに被告になっている輸入販売会社アストラゼネカ(大阪市)は24日、大阪、東京両地裁の和解勧告を受け入れないと両地…

胃がん 「早期」は剥離切除

日経実力病院調査2010 腫瘍の状態で治療法選択 「早期」は剥離切除 胃がん編 胃がんは年間約10万人が発症し、日本人で最も多いがんだけに治療技術は世界的にも進んでいる。 早期がんには内視鏡で負担をかけずに切除する方法も普及、早期の生存率は100%に近…

在宅治療で急変した時

きょうは「在宅を続けるための入院」という内容の新聞記事をとりあげました。 在宅で急変、入院しやすく 具合が悪くなった時に一時的に入院させて欲しい――。 自宅で療養する患者の声を受け、診療所と連携して在宅患者が急変した場合に受け入れる仕組みづくり…

てんかん 新薬相次ぐ

手術や検査、保険適用広がる 国内に患者は100万人いるとされるてんかんで、2006年から相次いで4種類の新薬が出た。 副作用が少ないのが特徴で、眠気やめまいなどの副作用に悩んできた患者の期待は高い。 薬で発作が抑えられない患者の手術や検査に対…

コレステロールとうまく付き合う

コレステロールとうまく付き合うには 正常値でも「超悪玉」に注意 血液中のコレステロールについて、個人差を重視して管理する考え方が広がってきた。 コレステロール値が正常でも安心できない「超悪玉」のコレステロールの存在も注目されている。 健康管理…

骨を増やす新薬

国内患者1100万人 骨粗しょう症 骨を増やす新薬 骨折の危険性が高い重症の骨粗しょう症に、新しい仕組みの薬が昨年10月に登場した。 骨の量が増えるのを促す「副甲状腺ホルモン剤」で、骨の量が減るのを抑える従来の薬とは効き方が異なり、治療成績も上々と…

鼻炎からの感染症 急性鼻副鼻腔炎

鼻炎からの感染症 急性鼻副鼻腔炎 症状に応じ治療指針 段階で抗菌薬使い分け 黄色く粘り気のある鼻汁を訴える病気の中でも、頻度の高い「急性副鼻腔炎」。 鼻腔(鼻の穴)の周辺にある副鼻腔での炎症だ。 その多くが鼻腔で起きる鼻炎を伴っていることから、…

体にいいナッツ類

意外に体にいいナッツ類 生活習慣病の予防も クルミやアーモンド、ピスタチオなどのナッツ類。高カロリーで太ると思って敬遠していませんか。 実は栄養バランスがとてもよく、生活習慣病の予防や老化防止に役立つとわかってきました。 □ □ 日本臨床栄養学会…

小児ワクチン「同時接種を」

小児ワクチン「同時接種を」 学会「1回1種類」改める 日本小児科学会は19日、一人の子に複数の種類のワクチンを同じ機会に接種する「同時接種」を推奨する見解を発表した。 国内では従来、1回1種類が原則だったが、ワクチン接種への公費助成が広がる中、子…

脳梗塞後のまひ、後遺症に酵素が関与

脳梗塞後のまひ、後遺症関与の酵素発見 医薬基盤研など 医薬基盤研究所と大阪大の研究グループはマウスを使った実験で、脳梗塞で起こる重いまひの後遺症に関与する酵素を見つけた。 この酵素は神経細胞を障害から守る働きを邪魔する。 この機能を止める物質…

「風邪」予防の常識・非常識

寒くなり、せきが出たり微熱が出たりする風邪がはやる季節になった。 頻繁に使う言葉だが、「風邪」は医師が診断する病名ではない。 一見同じような風邪の症状でも、原因や経過が異なる複数の病気に分かれていてそれぞれの病名で診断されるからだ。 昨年11月…

望まない胃ろう解消“延命至上主義”からの脱却がカギ

高齢者住宅の開設支援コンサルティングなどを手掛けるタムラプランニング&オペレーティングは1月17日、研究会を開いた。 この中で、世田谷区立特別養護老人ホーム芦花ホームで働く石飛幸三医師が講演し、「高齢者の望まない胃ろうが多く施されている。 これ…

「夕方遺伝子」

「夕方遺伝子」の制御解明 ほぼ24時間周期でリズムを刻む生物の「体内時計」で、夕方に働く特定の遺伝子は、昼と夜に働くDNA(デオキシリボ核)の上の配列の組み合わせによって制御されていることを、理化学研究所の上田泰己プロジェクトリーダーらが明ら…

「夕方遺伝子」

「夕方遺伝子」の制御解明 ほぼ24時間周期でリズムを刻む生物の「体内時計」で、夕方に働く特定の遺伝子は、昼と夜に働くDNA(デオキシリボ核)の上の配列の組み合わせによって制御されていることを、理化学研究所の上田泰己プロジェクトリーダーらが明ら…

ヘビースモーカーの禁煙方法

たばこを上手にやめる 飲み薬やパッチで離脱 たばこの値上げをきっかけに禁煙した人が大勢いるようです。 ただ途中で、挫折してしまう人も少なくありません。 どうしたら禁煙が長続きするか探りました。 □ □ 喫煙歴10年以上の同僚男性記者(35)が10月中旬、…

指をもむだけで出てくる「NO」

指をもむだけで出てくる「NO」で冷え対策 血圧を下げ、ED対策にも ここ数日、急に冷え込んできた。男女を問わず手の指が冷たくなり、「冷え」を感じる人が多くなる季節だ。 この冷え対策として、手と手をすり合わせるというのは、誰もがよく行う対処法。 さ…

心の時計

時間感覚…年齢、状況でずれる「心の時計」 年を取るにつれ、時が早く過ぎるように感じませんか。 また、同じ時間でも、時と場合によって、短く感じたり長く感じたり。 時計の時間は一定なのに、なぜ私たちの感じ方は一定ではないのでしょうか? (高橋圭史)…

がん検診 過剰診断で「不利益」な面も

がんだったらどうしよう――。 精密検査の結果が出るまでの月日は長く、つらい。 がん検診で「要精密検査」と判定される人で実際にがんが見つかる人は数%。多くが健康にもかかわらず、一時期「がんの疑い」という不安にさらされる。 がんのタイプによってはま…

インフル万能ワクチン開発に期待 

インフル万能ワクチン開発に期待 新型患者から抗体発見 米国のシカゴ大とエモリー大などの研究チームが、2009年に流行した新型の豚インフルエンザにかかったが回復した患者が広い範囲のインフルを予防できる抗体を持っていることを突き止めた。 ウイルスの変…

メタボ対策、成功の秘訣は?

= メタボ対策、成功の秘訣は? 専門家に聞く 無理のない目標 カロリーに注意 = 健康診断でメタボリック症候群と指摘され、運動や食事対策を始めてみたものの、腹囲や体重がなかなか減らない人も多い。 大阪府立健康科学センターの西村節子栄養指導班長は、同…

食物アレルギー 食べて治す

アレルギーの原因となる食べ物をあえて食べながら、子どもの食物アレルギーを克服しようとする試みが本格化している。 医療機関ごとにばらばらだった治療の確立を目指し、複数施設の協力による臨床研究も始まった。 ただ、まだ確立した治療法ではなく、リス…

脳卒中治療は内科・外科の連携が重要

脳の血管が詰まるなどして起こる脳卒中は迅速に診断し、患者の状態に応じて内科や脳外科(以下外科)の治療を柔軟に選べる体制が不可欠です。 日本経済新聞社が公開データを基に実施した「日経実力病院調査」の「脳卒中編」では内科と外科の連携で救命率を高…

血栓溶かすtPA投与 24時間体制は地域格差5倍近く

24時間体制でtPAを投与可能な準備があるとして、各地方厚生局に「超急性期脳卒中診療体制加算」を届け出た病院は今回調査の10年9月現在全国で729施設と、昨年調査に比べ106施設(17%)増えた。 ただ、人口10万人当たりの全国平均は0.6施設だが、都道府県間…

微小カプセルでがん細胞まで薬剤

微小カプセルで細胞まで薬剤、がんに効果確認 東大 東京大学の片岡一則教授らは独自に開発した微小カプセルに抗がん剤を入れて投与すれば、がん細胞を効率よく殺せることをマウスの実験で確認した。 血液で運ばれながらがん細胞に入り、細胞内で薬剤を放出す…

胃がん増殖助長する遺伝子発見

胃がん増殖助長する遺伝子発見、新治療薬期待 胃がんの増殖を助ける遺伝子を、横浜市立大や東京大などのグループが見つけた。 この遺伝子を働かなくしたマウスは胃がんができにくくなった。 胃がんの新しい治療薬の開発に役立つと期待される。 横浜市立大の…

早期大腸がんを尿検査で発見

早期大腸がんを尿検査で発見 従来の方法より高感度 尿検査でがんを見つける方法を、東京都臨床医学総合研究所とバイオベンチャーのトランスジェニック(本社・熊本市)などの研究グループが開発した。 早期の大腸がんで6割以上の高率で見分けることができた…

子宮頸がんワクチン 接種後も検診を

明けましておめでとうございます。 平成二十三年 正月 子宮頸がん ワクチン接種後も検診を 早期発見でほぼ100%回復 子宮頸(けい)がんは、性交渉で感染したウイルスが原因となるがんで、20歳代の若い女性にも起こることがよくある。 昨年末から国内でも感…