2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

肺がん 治療法多様に

肺がん 治療法多様に 新薬と抗がん剤、手術の併用も 肺がんは日本人のがんの死者数で最も多い。 日本経済新聞の実力病院調査で症例数が多かった病院では、切除だけでなく、体に備わる免疫の仕組みを生かす「免疫チェックポイント阻害剤」と抗がん剤の併用や…

尿路結石 夏に2倍発症

尿路結石 夏に2倍発症 日に水2リットル尿を濃くせず 酒のプリン体に注意 / カルシウムで排出 尿路結石 夏に2倍発症 激烈な痛みを伴う尿路結石。 日本人の男性7人に1人、女性の15人に1人が一度はかかるという。 夏は発汗量が増えて尿の濃度が高まり、結石の発症…

冷房病を防ぐ

冷房病を防ぐ 基礎代謝を上げ、食事にも注意を じっとしていても汗がわき出る季節、頼りになるのが冷房だ。 しかし、冷えすぎて体温調節がうまくできなくなり、頭痛やめまい、倦怠感などがでる、いわゆる「冷房病」になることもある。 20~70代の男女720人を…

乳がん急増、背景に少子化

乳がん急増、背景に少子化 乳がんの5年生存率は9割を超える。 ピークが30代の子宮頸がんとともに、乳がんは若い世代に多いがんの代表だ。 がんは加齢による細胞の老化といえる病気のため、年齢を重ねるにつれて患者数が増える。 ところが乳がんの場合、加齢…

認知症薬 新発想で開発停滞打破へ グリア細胞、老廃物を除去

認知症薬「脳を掃除」に注目 新発想で開発停滞打破へ 患者数の多さと治療の難しさから、アルツハイマー病は現代医学で最も厄介な病といえる。 世界の大手製薬会社が次々と新薬開発の臨床試験(治験)でつまずき、長年、脳にたまる老廃物が原因とみてきた「ア…

血管の老化 運動や食事で予防

血管の老化 運動や食事で予防、喫煙は大敵 自分の「血管年齢」を知っているだろうか。 血管が硬くなり血流が悪くなる「動脈硬化」が進むと、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが高まる。 自分の血管がどんな状態なのかを把握し、早めに予防を進めることが大切だ…

がん 「遺伝が原因」は5%

「遺伝が原因」5%にすぎず がんは、遺伝子の損傷による細胞の不死化が原因となる「遺伝子の病気」だ。 しかし、遺伝はがんの発生要因の5%程度に過ぎないから、遺伝する病気という見方は正しくない。 たしかに、生殖細胞の遺伝子の異常が代々受け継がれて、特…

加熱式たばこにも発がん性

加熱式たばこにも発がん性 「新型たばこ」は、紙に巻いた葉たばこを燃やす従来のたばことは異なるもので、「電子たばこ」と「加熱式たばこ」に大別される。 電子たばこではニコチンなどを含む液体を加熱して気化させ、吸引する。 欧米では、ニコチン吸引型の…

たんのサイン、見逃さない

たんのサイン、見逃さない 日本呼吸器学会が診療指針 ねばねばしてのどに絡みつくたんは、口から肺への空気の通り道「気道」の異常を知らせるサインだ。 4月には、世界初となるたんの診療指針ができた。 せきの症状とともに、呼吸器の病気の治療や患者の生活…

人工乳房にリンパ腫リスク

人工乳房、リンパ腫リスク 国内で初めて発症確認、海外では死亡例も 乳がんの手術を受け、乳房再建のためにインプラント(人工乳房)を使った女性に特殊なリンパ腫が見つかった。 国内初のケースだ。 海外では死亡例も報告されているが、早めに対処すれば治…

尿酸値が高い人、痛風になる前に薬

痛風治療の指針が改訂 病気の疑いがある人も含めると、日本人の10人に1人が関係する痛風。 日本痛風・尿酸核酸学会は約8年ぶりに痛風治療の指針を改訂した。 これまでと違い、発作の痛みがなくても尿酸値が高い患者に対し、腎障害があれば薬を勧めることを明…

金属アレルギー

夏場のかぶれ 原因は? 金属アレルギー疑って 汗でイオン化、異物反応 / 歯の詰め物 要注意 「ピアスで耳が赤くただれる」「ネックレスで首がかぶれてかゆい」。 こんな症状が出るなら金属アレルギーの可能性がある。 汗ばむ夏場に発症する人が多い。 人間の…

現代医療としての漢方

西洋医学の「苦手」も改善 「漢方」は、日常的に頼りにしている人もいれば、効果を疑問視する人もいる。 受け止め方は千差万別なのが現状だ。 病気の原因を特定し、取り除くという西洋医学とは考え方が異なることが背景にあるが、両者は対立するものではなく…

オーダーメード治療の時代

オーダーメード治療の時代 私たちの体は37兆個もの細胞からできている。 細胞の核には遺伝子を乗せた染色体が入っている。 染色体に含まれるすべての遺伝子と遺伝情報のことをゲノムと呼ぶ。 がんは、ゲノムの突然変異によって、臓器の細胞が不死化すること…

心房細動 脳梗塞の陰に不整脈あり

脳梗塞の陰に不整脈あり 心臓が震えて血栓 脳に血管で詰まる 脳卒中は、脳の血管が詰まったり破れたりして手足がしびれたり言葉が出なくなったりして意識を失ってしまう病気だ。 死亡することもあり、一命を取り留めたとしても重い後遺症が残る場合が少なく…

気になる口臭、「舌みがき」

気になる口臭、「舌みがき」 段階的検査で原因探す 口臭は起床直後が最も強い。 寝ている間は唾液の分泌が減って、口の中の細菌が増えるからだ。 口臭を調べる検査では、口臭の主な原因になる3種類の物質の値がわかるという。 まずは小さな注射器を口にくわ…

光遺伝学、脳の機能を分析

心の仕組み 照らせるか 光遺伝学、脳の機能を分析 脳の中では無数の神経細胞が回路を作り、信号をやりとりしながら多彩な生命活動を支えている。 活動する神経回路を詳しく調べる新手法「光遺伝学」が広く使われるようになり、脳の機能を解明する研究が盛り…

「骨盤ほぐし体操」で動きやすい体に

骨盤ほぐし体操 腰にキレ、動きやすい体に 痛みや倦怠感・冷え性防ぐ キレのある動きやすい体を保つポイントは身体の要である腰まわり。 ここが不調になると、腰痛や倦怠感、冷え性の要因になりかねない。 骨盤をほぐす体操で腰まわりを整えよう。 「腰」は…

高い薬、公的負担いくらまで?

高い薬、公的負担いくらまで? 費用対効果、悩ましい線引き 医療にコストパフォーマンスを求める・・・。 その議論は、費用対効果の低い薬の値下げだけでなく、保険の対象から外そうという方向にもつながる。 費用対効果悩ましい線引き 月400万円「自己負担困…

パニック障害 誰もが患う可能性

パニック障害 誰もが患う可能性 専門医に早めの相談を 病名から誤解をまねきがちな「パニック障害」の患者らが、職場などで少しでも周囲の理解を得られるようにと、情報発信に取り組んでいる。 企業での講演を通じた啓発のほか、病気克服の成功体験を共有し…

遺伝子異常突き止め薬選択

遺伝子異常突き止め薬選択 GISTは、胃や腸にできる悪性腫瘍だが、胃がんや大腸がんといった臓器の表面の細胞から発生する「がん」とはちがい、骨肉腫と同じ「肉腫」の一種だ。 進行したGISTでは「グリベック」という「分子標的薬」が使われる。 しかし、グリ…

躁とうつ繰り返し

躁とうつ繰り返し、苦しんだ日々 「絶好調」から電池切れ、不可解な行動も 双極性障害を知ってください・・・。 神奈川県在住の女性(47)が「うつ時々、躁」(岩波ブックレット)を出版した。 うつと躁の波に翻弄されながらも家族や医師、SNSで出会った…

透析 「腹膜」も選択肢に

透析 「腹膜」も選択肢に 高齢者、「血液」からの切り替えも 在宅・自身で出来る/継続期間に限界も 腎臓病が悪化すると血液中の老廃物や毒素を取り除けず、水分や塩分の調整ができない腎不全になる。 透析で浄化しないと命にかかわる。 日本では血液を体外循…

アトピー治療 新薬で前進

アトピー治療 新薬で前進 抗体でかゆみ・炎症抑える 日常生活送りやすく (以下は記者自身の体験談を織り交ぜて話が進行) アトピー性皮膚炎は慢性化するとなかなか症状がよくならない。 一日中ひどいかゆみに悩まされて、勉強や仕事に集中できなくなる。 夜…

肺がん治療、タイプごとに

肺がん治療、タイプごとに 新薬相次ぎ選択肢広がる 副作用対策、より重要に 様々ながんの中でも治療が難しく、予後が悪い・・・。 そんな肺がんの治療が変わりつつある。 効果が高い分子標的薬や免疫薬が相次いで登場。 がんのタイプに応じた治療の選択肢が…

爪の水虫、のみ薬で根治を

爪の水虫、のみ薬で根治を 白癬菌で変色や変形、21年ぶり新薬 梅雨になり、気温と湿度が高い日が続く。 水虫の原因である白癬菌は、じめじめとした環境が大好きだ。 特に注意したいのが爪に感染する水虫だ。 治しきらないと、足の水虫を繰り返す原因になる。…