2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

食中毒を防ぐ肉料理の段取り

まな板分けて菌移さず 肉による食中毒を防ぐには、家の台所でも注意が必要だ。 食中毒を引き起こす腸管出血性大腸菌、カンピロバクター、サルモネラ菌などの細菌は熱に弱く、十分加熱すれば肉は安全に食べられる。 ただ、調理の手順によっては、ほかの食品に…

快眠のコツ

「眠り製作所」のネムリエに聞く快眠の現状とコツ 「眠り製作所」ブランドで機能性寝具を企画開発しているプレジール(本社:群馬県)の木榑(こぐれ)浩之さんにお会いした。 同社はさまざまな寝具を扱っているが、中でも空気で高さを調節できる枕の「レ・…

不活化ポリオワクチン、来年度にも導入へ- 厚労省

厚生労働省は5月26日に開かれた厚生科学審議会感染症分科会の予防接種部会(部会長=加藤達夫・国立成育医療研究センター総長)で、早ければ来年度にも不活化ポリオワクチン(IPV)を国内で導入できるとの見通しを示した。同省によると、国内ワクチンメーカ…

じんましん 原因不明が大半

「じんましん」の患者さんは私のような内科開業医の日常診療にも結構来院されます。 原因がはっきりしないことが多いのですが、大人では甲殻類(エビ、カニなど)を食べた時にでることがあります。 慢性では金属アレルギー(義歯、ピアスなど)やピロリ菌な…

タミフル、若い脳に入りやすい

タミフル、若い脳に入りやすい…サルで実験 インフルエンザ治療薬タミフルは、幼いサルの脳に取り込まれやすいことを、理化学研究所分子イメージング科学研究センター(神戸市)と東京大のチームが実験で明らかにした。 ネズミでは同じ傾向がみられたが、人に…

自転車でメタボ改善

近頃すっかりメタボという言葉を聞かなくなりました。 東日本大震災と「メタボ」も、あまりマッチングがよくありません。 この「メタボ」という言葉自体も自粛の一つでしょうか。 あれだけ推奨されたメタボ健診も受診率が下がっています。 そして、この健診…

被曝の治療

いよいよ被曝問題がクローズアップされて来ました。 まずは「被曝」と「被爆」。 「被曝」は放射性物質を体の中に取り込んだり、放射線を浴びたりすることをいいます。 被曝しても、放射線の量が少なければすぐに健康への影響はありません。 このうち「内部…

トランス脂肪酸 気にし過ぎ?

トランス脂肪酸 気にしすぎには慎重論も 動脈硬化との関係が指摘されているトランス脂肪酸。 クッキーなどお菓子に多く含まれています。 健康への影響を調べてみました。 □ □ 脂肪酸は、「不飽和脂肪酸」と「飽和脂肪酸」に分けられる。 脂肪酸を作る炭素同…

学校の窓「開けても放射線量変わらず」

東京電力福島第1原発事故による放射能漏れを懸念し、小中学校で授業中に教室の窓を閉める動きが進んでいるが、遠藤俊博・県教育長は21日の災害対策本部会議で「文部科学省の調査で開けても閉めても放射線量に大きな変化はなかった」と報告した。 調査は文…

遠隔操作可能な大腸検査用カプセル型カメラ

大阪医大グループが遠隔操作可能な大腸検査用カプセル型カメラを開発 大腸内視鏡検査に代わり、遠隔操作(リモートコントロール)が可能なカプセル型カメラを用いて大腸内をスキャンする新しい技術の実現性が新しい研究で示された。 日本の研究グループが開…

こころの不調に漢方薬

こころの不調に漢方薬、処方例と注意点 5月は季節の変わり目であり、入学、就職、転勤などの疲れも出始めて、ストレスや不眠を訴える人が増える時期だ。 最近、こうした心の不調に対する漢方薬の効果が注目されている。 症状と処方例、服薬の注意点などには…

野菜・水・魚…、食品を介した内部被曝を考える

東京電力福島第1原子力発電所の事故で、周辺環境に放出された放射性物質は、野菜や水、原乳など口に入るものまで付着・混入した。 国も食品の暫定規制値を急きょ示した。 専門家は、放射性物質が体内に入れば内部被曝が起こるものの「規制値以下の食品なら…

髄膜炎菌性髄膜炎

ユッケ食中毒事件の熱(ほとぼ)りが冷めないうちに、細菌感染の恐怖を再認識させる新たなニュースがありました。 宮崎・高校生死亡:髄膜炎菌性髄膜炎か 県が感染経路調査 宮崎県○○市の△△高野球部の寮生4人が11~14日に発熱などの症状で入院し、うち1…

O111が作るシガ毒素で重症化

富山県や福井県などで130人以上の患者が発生し、4人が亡くなった焼き肉チェーン店の食中毒事件。 原因は、生肉に含まれていたとみられる腸管出血性大腸菌O(オー)111とO157だ。 重い中毒症状が起こるのは、これらの菌がつくる「シガ毒素」のせ…

お酒は心臓に良い?

高血圧の原因遺伝子特定=「左党」心筋梗塞リスク低い? -国際医療研究センターなど 心筋梗塞の要因となり、日本人の多くが悩む高血圧の体質を決める遺伝子を発見したと、国立国際医療研究センターが発表した。 欧州の研究では白人で同種の遺伝子が見つかっ…

食塩摂取量と心血管疾患リスク

= 食塩摂取量と心血管疾患リスクとの関連に矛盾する研究 = 結果食塩摂取量が高いと心血管リスクが増大するという一般的な考えに反する研究結果が、ポーランドおよびベルギーの研究で示され、米国医師会誌「JAMA」5月4日号に掲載された。 ポーランド、ヤギ…

空腹時の冷たいビールにご用心

すきっ腹の落とし穴 空腹時の冷たいビールにご用心! 気温が上がるとともにビールのおいしい季節になりました。 「すきっ腹の1杯がたまらない!」という方も多いようです。 しかし、健康を考えるとそこにはさまざまな落とし穴が……。 第1は、「空腹で飲む」。…

COPD広報大使に和田アキ子さん

日本ベーリンガーインゲルハイムとファイザーが展開する慢性閉塞性肺疾患(COPD)の啓発活動の広報大使に、歌手でタレントの和田アキ子さんが就任し、記念イベントが5月11日、都内で開かれた。 COPDの一種である肺気腫と診断された経験のある和田さんは、「自…

外部被曝、低レベルでは個人差

放射性物質による外部被曝、低レベルでは大きな個人差 福島第1原子力発電所の事故で放出された放射性物質に対する国民の不安が続く。 政府は「健康にはただちに影響はない」としながら、原発周辺に警戒区域を設定し、学校の屋外活動も制限した。 放射線は体…

iPS細胞からインスリン分泌組織

iPS細胞からインスリン分泌組織 糖尿病治療に期待 iPS細胞(人工多能性幹細胞)から、血糖値を下げるインスリンを分泌する膵島(すいとう)という組織を作ることに、東京大の宮島篤教授らのチームがマウスで成功した。 これまでインスリンを出す細胞自…

音楽が高齢者の脳の健康を維持

音楽のレッスンが、高齢者の脳の健康の維持に有用であることが、新しい研究で示された。 米カンザス大学メディカルセンター(カンザスシティ)の研究グループは、60~83歳の健康な高齢者70人を音楽の経験に基づき分類し、音楽経験のない群、1~9年レッスン…

不規則生活、不調・肥満招く

せっかくの休日、日ごろの疲れを取ろうと昼近くまで寝たり、ついつい夜更かしして夜中に夜食を食べてしまうなど、生活のリズムが崩れる人も多いのではないでしょうか。 しかし、そうした不規則な生活は「体内時計」を狂わせ、体調不良や肥満を招く原因になり…

生食用の肉に新基準、罰則も…厚労省方針

焼き肉チェーン「焼肉酒家○○○」の店舗で起きた腸管出血性大腸菌「O(オー)111」による集団食中毒で死亡者が相次いでいる問題を受け、厚生労働省は5日、生食用の肉について食品衛生法上の基準を新たに設け、基準を満たしていない生食肉を提供した場合の罰…

社会全体で「少しずつ減塩」に取り組もう

社会全体で「少しずつ減塩」に取り組もう ~ 名古屋市立大学・木村玄次郎教授インタビュー ~ さまざまな生活習慣病のもとになる高血圧。 その高血圧を防ぐためには、食塩摂取量を減らすことが重要です。 でも実現はなかなか難しい。 「社会全体で減塩に取り…