2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

スキルス胃がん

術前術後の抗がん剤に期待 スキルス胃がんを諦めない スキルス胃がんの告知を受けたOさん、52歳。 一時はショックでなにも手につかなかったが、今はできる治療はすべて試し、サバイバルしようと決意している──。 胃がん全体の1割を占め、予後不良がんの代名…

コレステロール 高い方が長生き?

「コレステロールは高い方が長生き」というガイドラインを、ある学会が発表しました。 発表した学会は日本脂質栄養学会。 今年は愛知県犬山市で開催されたということですから医学関連の学会では小さい学会です。 この内容については コレステロール基準値論…

乳児消化管アレルギー増加

赤ちゃんのミルクアレルギー増加 治療用ミルクで回復 体に合わないミルクを飲むことで、赤ちゃんが血便や嘔吐などの症状を起こす「新生児・乳児消化管アレルギー」が増加し、少なくとも500人に1人の割合で、毎年全国で2千人以上が発症している可能性のあるこ…

サイバーナイフで「切らないがん治療」

サイバーナイフという言葉を聞かれた方も多いのではないでしょうか。 当院でも、肺がんになられたご主人を持つ奥様が別件で来院され、「サイバーナイフ治療を受けるために遠方の病院に明日から行く」と話してみえました。 このサイバーナイフは複数の角度か…

感染性胃腸炎から身を守る

ウイルス対策、基本は手洗い 感染性胃腸炎から身を守る 食中毒といえば、かつては梅雨ごろから増え始め8、9月に発生のピークを迎えるのが普通だった。 原因となる菌も、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ、サルモネラ属菌などの細菌が中心だった。 これらは食…

コレステロール基準値論争

患者無視のコレステロール基準値論争はいつまで続く? コレステロール値を巡って2つの学会が対立、基準値論争がしばらく続きそうな気配です。 「コレステロール高めが長生き」とのガイドライン(指針)をまとめた日本脂質栄養学会に対して、日本動脈硬化学会が…

食物アレルギー治療

『食べる権利』大切に 「アイスをひと口食べたら、のどが痛いと言っていたけど、あとは平気でした」 牛乳アレルギーの6歳の娘の経過をお母さんが報告した。 治療で牛乳を毎日少しずつ飲んでいるが、異常はないという。 A医師は笑顔でうなずいた。 「それで大…

うつ病に運動療法が効果

うつ病 運動療法が効果 薬効きにくい人も改善 再発率低く うつ病を運動で治す試みが注目されている。 薬の効きにくい人が改善することがあるほか、再発率が低いとの研究成果も出ている。首都圏に住む30代の男性会社員は、自宅近くを15分、週4回速歩きをし…

けんしょう炎を防ぐコツ

パソコン、携帯…けんしょう炎を防ぐコツ 同じ動作を繰り返し、指や手首が痛んだり、思うように動かなくなったりするのが腱鞘炎だ。 パソコンの使用や携帯電話の操作、ゴルフや楽器演奏といった趣味など、腱鞘炎を引き起こす要因は生活のいたる所にある。 放…

肩・首・腰の「凝り」

外来を受診される方には肩や首、腰が凝ってつらいという訴えの方も多くみえます。 頭痛の原因になっていることもあります。 このタイプの頭痛は緊張型頭痛といいます。 こういった症状にはストレッチやマッサージが有効ですが、凝りを手軽に和らげるには温め…

筋・筋膜性疼痛症候群

JFKも痛みに悩まされた!? 筋・筋膜性疼痛症候群 営業ひと筋のKさん、51歳。 長年、下半身の激痛に悩まされてきた。 椎間板ヘルニアを指摘されているが、手術するほどではないという──。 痛みの原因の多くは筋肉にある。 このことはあまり知られていない。 米…

足だって動脈硬化になる!

足だって動脈硬化になる! 閉塞性動脈硬化症 高血糖、高LDLコレステロール、高血圧の三重苦を抱えているMさん、55歳。 最近、足先が冷えて歩行時にふくらはぎがつるようになった──。 生活習慣病が心筋梗塞、脳卒中の原因になるのはもはや一般常識だが、もう一つ閉塞性…

今年のインフルエンザワクチンと治療薬

ワクチン・治療薬──インフル 今年の備え方 もうすぐインフルエンザが流行する季節がやってくる。 昨年広まった新型インフルエンザに加え、今年は季節性インフルエンザの流行も予想されている。 10月1日からはワクチンの接種が始まった。 新しい抗ウイルス薬…

ダ・ヴィンチ

手術患者死亡 外部調査委を設置へ 名大病院 医療ミスの疑いも 内視鏡手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」で早期胃がんの手術を受けた70代の男性患者が5日後に死亡した問題で、名古屋大病院(名古屋市昭和区)の松尾清一院長らが22日午後に会見し、「遺族に耐え…

「口臭」発生の仕組み

知っておきたい「口臭」発生の仕組み 口臭に悩む人は多い。 ドラッグストアやインターネットで様々な対策製品が販売されているが、専門家は「効果が薄いものがほとんど」と指摘する。 口臭の主な原因は、舌の上に白くたまる舌苔。 効果的な対策をとるにはま…

見逃されやすい甲状腺の病気

肌がかさつく、やる気が出ない… 甲状腺のチェックを 低い平熱、しつこい冷え症、食欲不振なのに体重が増え、やる気が起きない……。 季節の変わり目だからと、こんな体のサインを見逃してはいないだろうか。 更年期障害や年のせいと思っている人も多いが、実は…

乳がんと遺伝子

日本人女性の20人に1人が罹患し、そのうちおよそ2割の方が命を落とすと言われる「乳がん」。 配偶者の死が乳がんの発生と関係してる事も確認されています。 1万人以上のフィンランド人女性を対象にした研究では、離婚、身近な親戚、友人の死が乳がん発症リス…

高齢者の高血圧

高齢者の高血圧 治療はゆっくり確実に 降圧目標2段階で設定可能 高血圧は、脳卒中や心筋梗塞の発症と密接にかかわり、早期発見で脳・心血管疾患を防ぐことが重要となる。 70歳以上の高血圧患者を対象に、2008年3月まで4年かけて実施された大規模臨床試験の…

漢方・健康食品

漢方・健康食品、広がる利用 がん患者の45%「経験」 通常治療と併用が原則 代替医療への関心が高まっている。 人間の体は複雑で、最新の医学を駆使しても治せない病気はいくつもあるからだ。 わらにもすがる思いで、がん患者の半分は漢方や健康食品を利用し…

スズメバチ対策

刺されない工夫や応急処置も 覚えておきたい「スズメバチ対策」 今年も各地で「スズメバチ」の被害が続々と報告されています。 秋は野外でのレジャーやスポーツを楽しむのにぴったりな季節ですが、突然やってくるスズメバチには十分な注意が必要です。 スズ…

NAFLD

肥満、糖尿病、高血圧… 脂肪肝から肝硬変、肝がんへ 認知度低く見過ごしも 肝臓疾患といえば、お酒の飲み過ぎかウイルスが原因というイメージが強いが、最近は飲まない人でも、肥満や糖尿病などが原因で脂肪肝になったり、重症化して肝硬変や肝がんにつなが…

ぎっくり腰

誰にも起こる「ぎっくり腰」 音なし増加中 床積みの本をどかそうとしたら、息をのむほどの激痛が腰に――。 ドイツ語で「魔女の一撃」とも呼ばれるぎっくり腰は、決して中高年特有のものではない。 いつ襲われるか分からないぎっくり腰から身を守るには? 医学…

夜中に目が覚める

夜中目が覚める 実は心配無用? 日中眠くなるなら要注意 夜中に何度も目が覚めて十分な睡眠が得られない「中途覚醒」に悩む人は多い。 再び寝付けないとあせって目がさえ、いっそう眠れなくなる経験は誰にもあるだろう。 ただ、人間がまとまって眠る習慣を持…

最新の関節リウマチ治療

関節リウマチ治療、「痛み抑える」から「進行止める」へ 関節リウマチの治療法が大きく変わろうとしている。 これまで痛みをとり進行を遅らせる対症療法が中心だったが、発症後すぐの段階から強めの薬を数カ月使って進行を止め、症状をほとんどなくすことが…

足の巻きづめ

足の巻きづめ、放置で歩行困難も 手のつめに比べて足のつめはふだん目に触れることが少ないだけに、無関心になりがちだ。 つめが巻いて皮膚に食い込む状態になっていたら要注意。 ひどくなると炎症の痛みで歩けなくなることもあり、高齢者の場合は転倒骨折の…

脈拍数と寿命

「脈速いと短命」は本当? 昔から脈が速い。 走ったり緊張したりしていなくても、心拍(脈拍)数が1分間に90回前後ある。 それでも毎年の健康診断で心電図の異常を指摘されたことはない。 脈が速いと長生きできないと聞いたことがある。 大丈夫だろうか。 1…