外科

虫垂炎

急なズキズキ 虫垂炎かも 早期発見なら手術いらず 体力低下する夏場注意 / 食生活 気をつけて 「盲腸」の呼び名で知られる虫垂炎。 幅広い年代で見られる身近な病気だが、実は10代前半を中心に子供に多い。 夏休みの終盤にかけて発症が増える傾向もあるという。 症…

臓器移植法 施行から20年

「命のリレー」進まず 臓器移植法施行から20年 脳死への対応・理解が壁に 脳死からの臓器提供を認める臓器移植法が施行してから10月で20年を迎える。 重い心臓病などに苦しむ患者を救う治療として始まったものの、心臓や肝臓などの提供を待つ患者の期待には…

生活習慣から痔を防ぐ

生活習慣から痔を防ぐ 食物繊維と水で腸内を調える 座りっぱなし、重たい荷物もリスク 「恥ずかしいから」となかなか治療に積極的になれない人が多い痔。 冬は水分摂取量や運動量が減り、痔になりやすい条件がそろいやすい。 痔は食生活や運動、排便など生活…

冬は痔の大敵

冬は痔の大敵 苦しまないための予防と治療法 血行に注意、切らずに注射も 寒い冬は血流が滞り、痔が悪化しやすいとされる。 痛みがないタイプもあり、放置しがちだ。 治療が遅れれば、腫れたり出血したりして生活に支障が出る。 ただ、生活の工夫で予防しや…

ロボ手術

ロボ手術、主流への道着々 「ダヴィンチ」腎臓がんも保険適用 部分切除、細かな操作で手術 支援ロボット「ダヴィンチ」による外科手術の裾野が広がってきた。 4年前の前立腺がんに続き、今年4月から一部の腎臓がんでも保険が使えるようになった。 従来の手…

スマート手術室

『スマート手術室 手応え』 IoT・ロボット駆使し成功率向上へ 『脳腫瘍など5件で活用』 広島大 あらゆるモノがネットにつながるIoTやロボット技術を駆使して患者の状態と手術の進行状況を把握し、困難な手術をサポートする「スマート手術室」が動き出…

腸閉塞、広がる腹腔鏡手術

腸閉塞、広がる腹腔鏡手術 少ない再発・医師の熟練必要 腸の中がふさがるなどして食べたものが通りにくくなる腸閉塞。 近年、腹腔鏡を使った治療が広がってきている。 おなかを切り開く開腹手術と比べ、傷口が小さく済み、再発も少ないとされる。 ただ、高度…

人工乳房再建

増える人工乳房再建 「しずく形」も公的保険適用 乳がんで失った乳房を新しく作り直す「乳房再建」。 本物に近いしずく形の人工乳房(インプラント)が2014年1月に公的医療保険に適用されて以降、再建手術を受ける患者が増えてきた。 一方、受けられる…

肛門の痛み・出血

肛門の痛み・出血 いぼ痔多い、がん見つかることも 肛門に痛みや出血、かゆみがあっても、恥ずかしさから病院へ行くのをためらう人が多い。 重い病気が隠れている可能性もあり、軽視は禁物。 症状が続くようなら早めの受診が求められる。 肛門の病気で多くの…

足のむくみ 下肢静脈瘤

立ち仕事・同じ姿勢、血流悪化 足のふくらはぎにむくみや重みを感じたり、つりやすくなったりしてないだろうか。 足の血液循環が悪くなってこぶのようになる「下肢静脈瘤」かもしれない。 血液は心臓から動脈を伝って体の隅々に流れる。 帰り道となる静脈で…

足の冷え・むくみ ~ 血管障害の恐れ

閉塞性動脈硬化症・下肢静脈瘤 加齢・体質と勘違い怖い 冬の寒さが近づいてくると、足先の冷えやむくみ、かゆみを訴える人がいる。 加齢や体質が原因と思いきや、足の動脈や静脈で異常が見つかる場合があり、重症になると歩けなくなるだけでなく、命にもかか…

内視鏡手術

内視鏡手術、早い回復 開腹より小さい傷 体制や技量に差 がんなどの摘出手術が必要になったとき、医師から腹腔鏡などの内視鏡を使った外科手術を勧められるケースが増えている。 傷が小さく、患者の負担が軽減できるからだ。 だが同じ手術でも、おなかや胸を…

大腸がん 肛門残す手術法

大腸がん 肛門残す手術法 2年後の排便「とても良い」3割 大腸がんの手術で、新しい方法が広がりつつある。 肛門の近くのがんは、これまで人工肛門が選択されてきたが、筋肉の一部を切り取って肛門を残す試みだ。 ただ、排便機能が落ちる場合もあり、手術後…

腹腔鏡に潜むリスク

腹腔鏡に潜むリスク 体への負担軽減のはずが… 患者死亡も 難しい手術、第三者が審査 体への負担が少ないとして普及してきた内視鏡手術。 最近、この内視鏡の一種である腹腔鏡を使った手術で複数の患者が死亡した。 この手術法の妥当性を正確に見極める動きが…

痔にならないためには

痔にならないための生活習慣とは ひそかに痔の悩みを抱える人は少なくない。 日本人の3人に1人は痔になった経験があるという試算もあり、実はごく一般的な不調である。 痔にならないための生活習慣のポイントにはどんなものがあるのだろうか。 ■男女の差な…

ケガ治療の新常識

擦り傷は乾かさず治す 痛み抑え、早く治り、痕残りにくい 転んで擦りむいたら、消毒薬で傷口を殺菌し、ばんそうこうを貼る──。 一定の年齢以上の人にとっては、ごく常識的な対処だろう。 しかし、今は、しみ出てくる体液を生かし、傷口を湿った状態に保つ「…

痔(いぼ痔)

始まりは25歳の出産 大阪府の主婦(60)は今年2月、痔(じ)の手術を受けた。 35年来の悩みだった痔。その始まりは1976年、25歳で迎えた初めての出産だった。 無事に長女を産んだ。ところが、おしりが痛い。 動くたびに、ズーン、ズーンと鈍い…

深いキズ、吸って治す

「リム・サルベージ(下肢の救済)」という言葉があるそうです。 糖尿病の患者さんでは足のキズの症状悪化などで足を切断する人がいます。 そういった方の下肢を切断から守る工夫をいう言葉です。 フィルムで覆う→吸引で刺激→新組織作りやすく 重い床ずれや…

乳がんの乳房温存手術

乳がん手術、乳房温存6割 「女性に配慮」医師増加 2009 年に全国の医療機関で行われた乳がん治療のうち、乳房を残す「乳房温存手術」の割合が6年前の前回調査を6.0ポイント上回る59.2%に達したことが患者団体の調査でわかった。 乳房を切除した場合に元の…

サイバーナイフで「切らないがん治療」

サイバーナイフという言葉を聞かれた方も多いのではないでしょうか。 当院でも、肺がんになられたご主人を持つ奥様が別件で来院され、「サイバーナイフ治療を受けるために遠方の病院に明日から行く」と話してみえました。 このサイバーナイフは複数の角度か…

手先器用な手術ロボ

手先器用な手術ロボ がんの最新医療を追う(1) 手ぶれ補正、合併症最小限に がん治療はつらく苦しい。 最新の医療技術を使って、患者への負担をできるかぎり軽くしようとする治療法が普及してきた。 1回目で紹介するのは国内でもようやく認められるように…

ビルカバンバの悲劇

伊牟田經正 油彩20号『桜島黎明』 http://page12.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p117761650 予防栄養学研究者 家森幸男先生の新聞へ掲載されたリレーエッセイからです。 多くの日本女性を家事労働から解放した電気炊飯器が発売されてから半世紀、 今では…

小さな傷の治し方

仲山計介 「伊豆」 日本画20号 http://page3.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c172514085 けがをしたときのキズの治し方。 昔は乾かして治す。 毎日通院して消毒する。 ご存知の方も多いことと思いますが最近キズの治し方に対する考え方が根本 から変わりま…

鼠径ヘルニア

ある日のこと。 60歳代後半の女性が当院に手術の相談ということで来院されました。 1週間前から右の下腹部にしこりがあることに気づいたとのことでした。 子宮筋腫もあるため産婦人科を受診し、その先生にヘルニアといわれたとのことでした。 先生に手術…

痔核

鈴木信太郎 「伊豆風景」 油彩6号 http://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k54520683 痔は「3人寄れば1人は痔主」といわれるように珍しい病気ではありません。 場所が場所だけに人知れず悩んでみえる方も多く、進行して歩くのがやっとという状態で…

脚の静脈瘤

診察室風景 その1 中年の女性が診察室に入ってみえました。 「先生、最近脚がむくむんです」 「どれどれ、見せてください。 たしかにむくんでいますね。でも両方に静脈瘤がはっきりあるのは知ってましたか?」 「知ってましたがそれがどうかしたんですか」 …