2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

血管年齢を知ろう!

「人間は血管とともに老いる」とか「血管が若ければ160歳まで生きられる?」ともいわれるほど血管は人間の寿命ととても密接な関係があります。 血管の老化がいわゆる動脈硬化です。 加齢に伴って血管が変化するのです。 その変化にはコレステロールがたまっ…

白内障の手術

加齢とともに目がかすんできたり、まぶしく見えるようになってくることがあります。 そんな時に眼科を受診すると、「白内障」と診断される場合があります。 場合によっては、通院開始間もなく手術を勧められる場合もあるでしょうが、目をいじるということは…

急増する謎の高血圧

きょうは「ためしてガッテン」ネタです。 TVでご覧になった方も多いのではないでしょうか。 薬も減塩も効かない!?急増する謎の高血圧 http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20100210 テーマは脳卒中などの危険因子「高血圧」。 今回ご紹…

腎不全

腎臓では、体液から代謝老廃物を排泄する機能や水分量の調整、ホルモン様物質の合成など様々な機能を持っています。 何らかの原因によりこの腎臓の機能に障害が発生している状態を腎不全といいます。 腎不全では、腎臓機能の低下により尿毒症と呼ばれる病気…

集団食中毒

集団食中毒の記事が朝日新聞・朝刊 2010.2.11に載っていました。 題して「集団食中毒 国の動き鈍く」。 サブタイトルは「焼き肉チェーン店 被害続くが・・・」です。 まずは「集団食中毒」の定義から考えてみたいと思います。 集団発生やアウトブレイクとい…

糖尿病治療に新薬 インクレチン

日本でも食事の急速な欧米化を背景に糖尿病患者が増加しています。 これは日本だけの問題ではありません。 アジア各国で糖尿病が急速に増えているのです。 アジア人では欧米人などに比べインスリンの分泌が低い体質の方が多く、高度な肥満でなくても糖尿病の…

インフルエンザワクチン、秋から1種類に

最近の新聞にインフルエンザワクチンに関する記事が出ていました。 他の医療機関でもそうでしょうが、当院でも余剰在庫をかかえて困っています。 予約がまったく意味をなしません。 世の中の需給関係をひしひしと感じている今日このごろです。 他の開業医の…

C型肝炎とインターフェロン治療

C型慢性肝炎の薬物治療は、その目的によって大きく2つに分けられます。 まずは、肝臓を保護して病気が進むのを抑える治療(対症療法)です。 そしてもうひとつは、肝臓病の原因の1つである肝炎ウィルスを体内から排除することを狙ったインターフェロン(I…

不眠と生活習慣病

昨日は体内時計をとりあげました。 体内時計 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2010/2/17 不眠症や睡眠障害は体内時計が狂った状態ともいえます。 以下は 日経新聞・朝刊 2009.10.25 の記事です。 ##不眠で生活習慣病も 不眠が続くと体によくな…

体内時計

昨夜10時からのNHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」をご覧になった方も多いのではないでしょうか。 プロフェッショナル 仕事の流儀 「若きプリンス、生命の謎に挑む 生命科学者・上田泰己」 http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/100216/inde…

タミフルが河川汚染?

きわめてショッキングなニュースがバレンタインデーにプレゼントされました。 ##タミフルが河川汚染? 耐性ウイルス懸念、影響調査へ 新型の豚インフルエンザで使用が急増した抗インフルエンザウイルス薬「タミフル」が生活河川を通じて環境に与える影響を…

インフル脳症が急増

インフルエンザ脳症は、体内で増えたウイルスに体の免疫が過剰反応し、脳が腫れて意識障害を起こすとみられています。 そのインフルエンザ脳症が増加しているという報道が最近ありました。 届け出が増加した背景について、専門家は、新型インフルエンザは肺…

身体表現性障害

昨日の朝日新聞の健康相談のコーナーの「どうしました」の欄に「身体表現性障害」という専門医以外には耳慣れない病名が紹介されていました。 内科や整形外科を訪れる方も多いとのことで一般の方もある程度の知識をつけておいた方がいいかも知れません。 以…

子どものワクチン 優先度は

新型インフルエンザワクチンがだぶつく懸念が出てきています。 在庫が十分あるうえ、流行のピークが過ぎて接種を見送る人が増える可能性があるためです。 私の診療所でも余剰在庫があります。 昨年中に予約された方に電話で連絡しても来院していただけないの…

メタボ健診の腹囲基準根拠ゆらぐ

私は以前から、腹囲の基準についての問題点を指摘してきました。 多くの医師や一般の方も疑問を持っていたはずです。 この腹囲の基準は、関西のある大学の研究グループが声高に唱え、それを厚労省が診断基準として採用したという経緯があります。 メダボリッ…

精神腫瘍医学・精神腫瘍医

「精神腫瘍医学」という言葉を聞かれたことがありますか。 がんという疾患では患者さんの身体のみならず、患者さん本人はもちろんのこと、ご家族の悩みや苦しみによって生活の質(QOL)が落ちてしまいます。 そういった状態を何とかしたいということで、精神…

自分でよくする腰痛 その1

きょうは腰痛をとりあげました。 腰痛については 慢性腰痛 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2008/11/14 急な腰痛 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2008/05/13 というタイトルで以前にもとりあげましたが、朝日新聞で2月6日より「自分…

塩分取り過ぎに要注意

循環器疾患やがん発症、塩分取りすぎで高リスク 厚労省研究班 厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)は4日、1日の間に摂取する塩分が多い人は循環器疾患になるリスクが最大で19%高くなるとする研究結果を発表した。 ま…

肘部管症候群

ある慢性疾患で通院中の中年男性が、昨日の診察で「3か月前から左の肘から下の小指側がしびれる」と訴えられました。 定期の通院日より早く、どうやら周囲から頭の病気から来ているのでは、と脅されて早めに来院されたとのことです。 片方の手足がしびれた…

低体温

昨日の診察で患者さんから低体温に関する質問を2人の方から受けました。 1人目は、「体温を保つことが健康に大切だということを、ある新聞記事で知ったのですが、これっってどういうことですか」という質問です。 これって安保教授が唱えていることだなと…

低体温

昨日の診察で患者さんから低体温に関する質問を2人の方から受けました。 1人目は、「体温を保つことが健康に大切だということを、ある新聞記事で知ったのですが、これっってどういうことですか」という質問です。 これって安保教授が唱えていることだなと…

遺伝子分析による薬投与

今年最初の1月2日のこのブログでは、遺伝子を分析して抗がん剤の有効性を投与する前に予測するというお話をしました。 抗がん剤に限らず抗血栓薬のワルファリンや抗結核薬のイソニアジドの投与量を決定するためにこういった手法が臨床面で応用されようとし…

遺伝子分析による薬投与

今年最初の1月2日のこのブログでは、遺伝子を分析して抗がん剤の有効性を投与する前に予測するというお話をしました。 抗がん剤に限らず抗血栓薬のワルファリンや抗結核薬のイソニアジドの投与量を決定するためにこういった手法が臨床面で応用されようとし…

がん予防とサプリメント

サプリメントブームです。 サプリメントはがん治療に役立つのか、それとも逆効果なのか。 一般的に、酸化は生活習慣病・ガン・老化などにつながったり、活性酵素はがん細胞を作るなどと言われています。 しかし、抗酸化作用サプリメントに共通する懸念として…

食品表示について

以下は 食品表示について http://www.maff.go.jp/j/jas/hyoji/index.html のサイトの内容です。 食品の表示は、消費者にとって、その食品の品質を判断し選択する上でなくてはならないものです。 このため、一般消費者向けのすべての飲食料品について品質表示…