2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

削られる療養病床

退院後の対策迫られる患者 病院には一般病床と別に、長期の治療が必要な慢性疾患の患者が入院する病床 があります。 療養病床と呼ばれ、介護保険が適用されるものもあります。 しかし、厚生労働省はベッド数の削減を進めており、退院する時にどうすれば いい…

ふくろう切抜き帖 2008.6.29

日経新聞・朝刊 2008.6.27 今頃そんな話ですか。 そんなことより、医療現場の実際を現場第一主義でみれば済む話だと思うのですが。 いつまでも感覚が、国民と平行線です。 平行線だから「いつまでも」、という言葉はおかしいかも知れません。 平行線 2つの…

子どもの口呼吸

強くかめず鼻も働かず そもそも鼻にはどんな役割があるのか。 大木さんによると、においを感じるだけでなく、吸った空気を加温、加湿する機能 があるほか、ごみや細菌などの「外敵」を取り除くフィルターの役も担っている。 ところが、口呼吸ではそうした鼻…

プール後の洗眼、効果は?

プールでの目の感染症についてはつい最近、6月19日のこのブログでとりあげました。 プールで注意 目の病気 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2008/06/19 きょうは少し重複するところもありますが季節柄ということで再度とりあげました。 粘液が…

退職後の体力づくりに運動を

(画像をクリックすると大きくなります) 患者さんを長く診ていると、停年を迎える人も多くなってきます。 定年後の日々の過ごし方はさまざまです。 きょうは老後に備えた体力づくりについての新聞記事をご紹介します。 まず、健康状態を知る 「退職後の健康作…

肺年齢

慢性閉塞性肺疾患という言葉をご存知でしょうか。 英語名の頭文字をとってCOPDと呼ばれることがあります。 認知度は今ひとつのようです。 その原因の一つに、この病気の早期発見や治療効果の判定に不可欠な肺機能検査器 (スパイロメトリー)の普及が進んで…

高齢者のおくすり

その薬必要ですか? 高齢者、平均4.5種服用 飲み忘れも多く 多種類併用で有害も 年をとると病気にかかりやすくなり、治療のために薬に頼ることが多くなる。 高血圧症や高脂血症など慢性的な疾患をもっている人は服用する薬の種類も増える。 多種類の薬を使っ…

水の飲み方

いよいよ夏の到来です。 熱中症も梅雨時から起こるようになります。 日差しが強くなくても湿気の多い時は要注意です。 きょうは水分補給の話題をとりあげてみました。 水といえば、当院では最近ウオーターサーバーを導入しました。 納入業者がこんなことを言…

ふくろう切り抜き帖 2008.6.22

画像をクリックすると拡大します。 出典 朝日新聞・朝刊 2008.2.24 版権 朝日新聞社 ■たばこの煙は約200種類の有害物質を含み、肺気腫や肺がん、心臓疾患の原因になるが、 やめられない人はなお多い。 男性の喫煙率は40%弱で、米国(同24%)や英国…

救命救急について

事故や事件の現場に居合わせたらどうすればいいか。 不用意な手当てで、ウイルス性肝炎などの感染するおそれもある。 とっさの救急救命どう対応 止血では感染症に注意 まずは肩をたたき、耳元で呼びかけよう。 「わかりますか」「大丈夫ですか」。 反応があ…

多様化する有料ホーム

有料老人ホームは最期まで介護してくれるが、以前は数千万円の入居一時金が必要で、 「富裕層向け」というイメージがありました。 最近は入居金ゼロのホームも登場し、サービスも多様化しています。 より慎重に見極める必要がでてきました。 「住宅型」サー…

プールで注意 目の病気

洗眼避けゴーグル着用を 水の季節が近づいてきました。 ただ、はやり目やプール熱といった目にかかわる病気が毎年のように流行しています。 感染経路はプールでうつるケースも目立ちます。 病気を防いで楽しく水遊びをしたいものです。 ■ □ ■ はやり目(流行…

夏場のお弁当

(画像をクリックしていただくと大きくなります) 最近、食中毒の患者さんが目立ちます。 しかし、食中毒は年中起こるのです。 本人はもちろんのこと、診療する側の見落としも結構あります。 しっかり加熱 おかず仕切って十分冷ます 梅雨時から夏場にかけ、気…

サイトで学ぶ快眠術

不眠の悩みは経験した人でないとわからないといわれます。 複雑でストレスの多い現代社会。 体が疲れているからといって眠れるともかぎりません。 基礎知識や寝不足解消法・・・ グッズ紹介も充実 「寝不足気味が続いている」。 「毎日、なかなか寝付けない…

脳卒中半減へ一日一善(膳)

西村 計雄 『雨 ノルマンデ』 油彩 キャンヴァス 変形12号 http://page17.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v58767810 予防栄養学研究者 家森幸男先生の新聞へ掲載されたリレーエッセイからです。 週に何回もお世話になる新幹線では弁当を食べる機会も多い。…

ふくろう切り抜き帖

出典 朝日新聞・朝刊 2008.6.15 版権 朝日新聞社 <コメント> 昔、国内第二の都市Y市に住んでいたことがありY市には今も興味を持っています。 今のN市長が影で「さかなクン」に似ていると囁かれていることは知っていました。 しかし本物の「さかなクン」は…

職場高血圧

敵はストレス、中間管理職ご用心 何かにつけてカッとして「瞬間湯沸かし器」などと陰で呼ばれる人がいたりする。 血圧が上がるよ、って声をかけようものなら、火に油だ。 腹が立つと様々なホルモンなどの影響で体が緊張状態になり、血圧が上がる。 ただ、ど…

腸内環境

「善玉菌」増やし快適に 毎朝、トイレですっきりしたあと、どうしていますか。 臭いからさっさと流す? ちょっと待って下さい。 「うんち」は食べた物の残りかすだけではありません。様々なものが含まれ、腸の中の 様子を知る一つの手がかりになるそうです。…

笑い

ストレス和らげる運動効果も 「笑い」で健康作りを・・・そんな取り組みをする医師が少なくない。 体の緊張をほぐし、脳をリラックスさせるという。 群馬県高崎市にある中央群馬脳神経外科病院。 理事長の中島英雄医師が1988年4月に始めた寄席は、もう…

いびき

無呼吸症につながるケースも 高いびきは、はた迷惑このうえない。 本人の心地よさそうな寝顔をみるとなおさらしゃくにさわる。 でも、その白河夜船の陰に・・・。 「実は、いびきがうるさい人ほど昼間に眠気を感じる傾向も強いと言えます」と、 国立病院機構…

ビルカバンバの悲劇

伊牟田經正 油彩20号『桜島黎明』 http://page12.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p117761650 予防栄養学研究者 家森幸男先生の新聞へ掲載されたリレーエッセイからです。 多くの日本女性を家事労働から解放した電気炊飯器が発売されてから半世紀、 今では…

女性のやせ過ぎ

女性、特に若い方にとってダイエットは最大関心事の一つです。 ちょっとした一言(ひとこと)が拒食症にまで発展(?)してしまうことだって ありうるのです。 同じ減量でも、食事だけで減量するのと、運動も併用して減量を心がけるのとでは 違うことは皆さん…

ふくろう切抜き帖 2008.6.8

日経新聞・夕刊 2008.6.6 度量大なれば、福(さいわい)もまた大に、 たくらみ深ければ、禍(わざわい)もまた深し (水滸伝、駒田信二訳) 一代で莫大な財を築き、 綱鉄王と呼ばれたアンドリュー・カーネギーは、 自分の墓石に、こう刻んだと言う。 「おのれより…

特別養護老人ホームに入るには

アル・ホーグ ミックス『ドルフィン・ホーム』 http://page15.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t75649999 特養という言葉をご存知でしょうか。 いずれ家族で入所が必要な方が発生することも考えられます。 それには前もってある程度の知識を持っておくこと…

ラジオ体操

若い頃はラジオ体操なんてタルイと思っていました。 しかし年をとった最近では結構な運動量であることを実感します。 軽い負荷、毎日続け健康に ラジオ体操が始まって今年で80年。 全国ラジオ体操連盟によると、詳しい人数は分からないが、毎朝、推計 で約…

病院よりも高齢者施設で

家庭的に看取る 宅老所など 家庭・医師一体で 「最期の時は病院より自宅に近い環境で・・・」。 そんな思いから高齢者施設で終末期を迎える高齢者が増えてきた。 病院での延命治療より、本人や家族が納得できる死を求め、グループホーム などを選ぶ。 国も医…

心臓突然死

以下は 不整脈源性右室異形成 http://blog.m3.com/reed/20070905/1 というタイトルで書いた私のブログからの紹介です。 欧州のサッカー選手が心臓発作を起こし亡くなったというニュースが入りました。 22歳のスペイン代表DFプエルタが死去。サッカー界に繰り…

排便の異常

健康の指標。年に一度は検便を 便は、自分の健康状態を知るバロメーターの一つだ。 見た目に異常がある時はもちろん、急に便秘がちになったり、いきんでも出にくい 状態が続いたりした時は注意しよう。 排便回数は、3日に1回から、1日3回までが正常の範…

ボランティア

「水上を走る謎のバシリスク」 出典 週刊文春 2008.5.22 版権 文芸春秋社 予防栄養学研究者の家森幸男先生の新聞に連載してみえるエッセイの紹介です。 家森先生は今までも何回も紹介してきました。 高血圧研究の権威ですが、ご本人はこのような肩書きが気に…

ふくろう切り抜き帖 2008.6.1

出典 朝日新聞・朝刊 2008.6.1 版権 朝日新聞社 <コメント> 「まぶたがピクピクする」ことは誰でも経験することです。 この場合は本人によっては、すごく気になるのですが、他人がみてもほとんど 気づかない程度のものです。 目が開けれないほど収縮が続い…