多様化する有料ホーム

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有料老人ホームは最期まで介護してくれるが、以前は数千万円の入居一時金が必要で、
「富裕層向け」というイメージがありました。
最近は入居金ゼロのホームも登場し、サービスも多様化しています。
より慎重に見極める必要がでてきました。

「住宅型」サービスよく確かめて

厚生労働省の「有料老人ホ-ム」の定義は、2006年4月に変わった。
それまでは定員20人以上で、食事などの生活援助を提供する施設。
改正後は人数要件がなくなり、食事や介護など何らかの高齢者向けサービス
を提供する施設となり、都道府県への届け出が必要になった。
対象を広げ監視を強める狙いがある。

1982年に設立された全国有料老人ホーム協会の五十嵐さち子事務局次長は「定義
が広がり過ぎ、有料老人ホームとはこういうものだという説明がしにくくなった」と
話す。
施設選びは、パンフレットを集めたリ見学したりして施設から直接得る情報と、行政
に届け出られた情報を見比べながら実態を把握する。
都道府県は各施設の介護サービス情報を公表しており、ホームページで検索できる。

有料老人ホームで確かめておきたい点は介護保険サービスの提供方法だ。大きく
「一般型」と「住宅型」がある。

一般型は、都道府県から「特定施設入居者生活介護」の指定を受け、介護保険サービス
を施設の職員が提供する。
入居者3人に対し看護・介護職員を1人以上置いており、職員1人が複数の入居者の
食事を手伝ったり移動に付き添ったりする。
以前からの施設にこの型が多く「介護付き」「ケア付き」と名乗れる。

一方、いま増えているのは住宅型だ。
施設職員が提供するのは食事や簡単な介護だけ。
介護保険サービスは自宅で受ける時と同じように、入居者が外部のケアマネジャー
や事業者と契約する。
必要なサービスを自由に選べる利点があるが、利用時間は限られる。
入居者がそれぞれ依頼するので、例えば1人のヘルパーが複数の入居者を同時に介助
することはできない。

介護保険の給付を抑えたい都道府県は、費用がかかる一般型の増設を認めたがらない
傾向がある。
そこで、住宅型としつつ一般型に近い運営をしている施設もあるようだ。
例えば訪問介護事業所などを併設し、そこからヘルパーらが訪問するかたちにする。
実質的には施設職員のように働いていることもあるという。
この場合、介護保険でまかなうサービスと、施設独自のサービスとの区別がつきにくい。
介護保険の自己負担分と施設の利用料が、それぞれどのサービスと対応しているのかは
要確認。

サービスの質もチェックする必要がある。

有料老人ホームの情報提供をしているタムラプランニング&オペレーティング(東京都)
の田村明孝社長は「一般型のニーズは高いのに、それを認めないから住宅型がいびつな
『発展』をしている。
しかも行政の監視が十分に行き届いていないので、利用者がよく確かめながら選ぶしか
ない」と指摘する。

出典 朝日新聞・朝刊 2008.6.19
版権 朝日新聞社


<自由時間>
うちの女房は結婚前は冗談一つ言うタイプではありませんでした。
実は私は最近、ピロリ菌の除菌をしました。
昨日も食事会で焼肉を食べ痛飲しました。
今までは飲んだ次の日は、なんだか胃の調子が悪かったのですが大丈夫です。
私「ピロリ菌が死んで、胃が絶好調になったみたい」
女房「イーね」

駄洒落って伝染するんでしょうか。


<新聞切り抜き帖>
■1454敗 ノムさん歴代最多監督
朝日新聞・朝刊 2008.6.19)
南海、ヤクルト時代は勝ち越し。
阪神楽天で負け数を稼いだようです。
阪神が今強いのはノムさんが蒔いたタネが開花したともいわれています。

これだけ負けても監督が続けられることがすごい。
今後破られることのない「不滅の記録」と思われます。

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