2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧
カフェイン リスクを知ろう 九州地方に住む20代の男性がカフェイン中毒で死亡していたことが2015年12月に報じられ、衝撃が伝わった。 男性はカフェイン入りの清涼飲料水を眠気覚ましに常用しており、血液から致死量のカフェインが検出されたからだ。コーヒー…
1日1食ごはんを小盛りにすると、腹囲は1年で何センチ減る? 一般に「内臓脂肪は頑固で減らしにくい」と思われているが、これは誤解だ。 日本人が太るときは内臓脂肪からつき、やせるときは内臓脂肪から落ちていく。 内臓脂肪はストイックにならなくても落と…
乾燥「かゆみストレス」 やってはダメな4つのし過ぎ ストレス解消のルール ―― 刺激が少ない保湿剤なら、サラッとした乳液タイプでも、少々濃厚な軟こうでも、どちらでも大丈夫だ。 とにかく、自分が続けられること、こまめに塗れることが大切なのだ。 それで…
乾燥「かゆみストレス」②(2/3) どうやら「かゆみ」には、かくことで更なるかゆみを呼び込む負のサイクルリスクがあるようだ。 「乾燥」から始まる「かゆみ」を侮ってはいけない。 暖房機器や入浴方法に気をつけて ―― エアコン、ホットカーペット、ストーブ…
乾燥「かゆみストレス」 やってはダメな4つのし過ぎ ①(1/3) ○ 皮膚にかゆみを感じたら、かきまくる ○ 入浴時に体をゴシゴシとこすってしっかりと洗いたい ○ 手も体も洗浄力の強い洗浄剤でサッパリと洗うのが好きだ ○ 入浴後、手洗い後はしっかりと水気を拭…
ミクロの医師がカラダを巡る 脳内出血を起こした科学者を救うため、卓越した医療チームを極小化して体内に送り込み、治療する――。1966年製作の米SF映画「ミクロの決死圏」に描かれた空想の世界が、現実に近づいている。米マサチューセッツ工科大(MIT)のシ…
急性白血病、広がる新薬 細胞移植のハードル低く 血液のがんで年間1万3千人が発症し、かつて不治の病とされた白血病が、治りうる病気になりつつある。 このうち急速に進行する急性白血病でも、高齢者が治療できる選択肢が増えている。 症例数の多い病院では…
放射線治療は新時代に 理想的な放射線治療とは、がん細胞にだけ放射線を集中させることだ。 これが完全に実現できれば、正常組織に何ら悪影響を与えることなく、がん病巣に無限量の放射線を照射することができる。 副作用はゼロで、100%の確率でがんを消滅さ…
胎児の容体 いち早く把握 心電図や超音波、精度高く 胎内治療/産後手術を迅速に 母親のおなかの中にいる胎児の病気や異常な兆候をいち早くつかもうとする動きが広がっている。 胎児の「心電図」から心臓の異常を見つけてよりリスクの少ない出産ができたり、…
不運、知識と行動で克服 発がんの最大の要因は「がんに関連する遺伝子に起こる偶発的な損傷」だ。がんは運・不運に左右される病気だといえる。 喫煙や飲酒などは遺伝子にできるキズの発生頻度を高める。 運動やカロリー制限は損傷の頻度を下げるが、どんなに…
広がる耐性菌の脅威 薬の多用が、抵抗力を生み 「風邪ですが念のため」。 こんなふうな抗菌薬の処方の仕方が、急速に見直されてきている。 抗菌薬は風邪に効かず、副作用のリスクがある。 さらに、不適切な使い方が世界的な脅威となっている耐性菌をうみ出し…
侮れない 冬の唇荒れ 放置せず 病潜む恐れ 空気が乾燥する冬は唇が荒れがちだ。 放置していると重症化しかねない。 また、胃腸障害など他の疾病が潜んでいることもある。 決して侮らずに、唇荒れにつながる習慣を見直し、予防、改善に努めよう。 なめるのは逆効果 /…
インフル注射なしで予防 鼻にスプレーをするだけでインフルエンザを予防できる「経鼻ワクチン」が実用化に近づいている。 阪大微生物病研究会(大阪府吹田市)は人で安全性と有効性を調べる臨床試験(治験)を終え、近く国へ承認申請する方針だ。 国立感染症…
増える食道と胃の境界のがん 早期発見には内視鏡検査を 10年で手術2倍 逆流性食道炎が原因 食道と胃の境界にできる「食道胃接合部がん」が増えている。 背景には、高齢化や太った人の増加のほか、胃がん の原因とされるヘリコバクター・ピロリ菌に感染してい…
運動後の脳震盪に注意 数年後に障害が出ることも 頭への衝撃で脳が揺さぶられて起きる脳震盪。 時間がたてば回復すると思われがちだ。 しかし、頭痛やめまいが何日も続いたり、数年たってから認知機能の低下や手の震えなどの症状が見られたりすることもある…
トクホ、信じて大丈夫? 初の取り消し 事後チェック求める声 健康にいいと国が「お墨付き」を与えた特定保健用食品(トクホ)をめぐり、消費者庁は先月、初の許可取り消しに踏み切った。 健康ブームに乗り市場を成長させたトクホだが、許可後のチェックがな…
野菜や果物の摂取とがんリスク 一般に、野菜や果物がカラダにいいという印象を持つ人は多い。 実際にがん予防の効果も期待できる。 国立がん研究センター「社会と健康研究センター」・津金昌一郎センター長は「多くの研究から、野菜や果物にはがん予防の可能…
疲れやストレスが招く 帯状疱疹、若いひとにも広がる ある日突然、体の片側にピリピリとした痛みや赤い発疹が現れる「帯状疱疹」。 帯状疱疹の原因は、水ぼうそう(水痘)と同じ「水痘・帯状疱疹ウイルス」。 国立感染症研究所の調べでは日本の成人の9割以上…
大人の食物アレルギー増加 突然発症、治療手探り 乳幼児と異なる原因 特定の食べ物が原因で皮膚や呼吸器などにアレルギー反応が出る「食物アレルギー」を成人になってから発症する人が増えている。 原因となる食品の傾向は乳幼児と異なり、野菜や果物が多い…
犯人はハウスダスト? 冬のアレルギー性鼻炎にご用心 入念に掃除、寝具は日干し 鼻水や鼻づまり。 風邪のようだと思い、薬を飲んでもなかなか治らない。 そんなときはホコリやダニなどハウスダストが原因のアレルギー性鼻炎の可能性がある。 日増しに寒さが…
過剰診断・前立腺がんでも がん検診の目的はがんによる死亡を減らすことであって、早期発見そのものではない。 韓国や福島での「甲状腺検診」は見つけなくても良い「無実」の甲状腺がんの発見を増やすだけで、プラスよりマイナスの方が上まわる可能性がある…
CTや抗菌薬にも警鐘 米国の医師が認めるムダな医療 米国では医療界が率先してムダな医療を減らそうとする動きが起きている。 それが「Choosing Wisely」(賢い選択。以下、CW)キャンペーンだ。 2012年、医師らで構成する非営利組織、米国内科専門医認定機構…
尿もれには、膀胱トレーニング・骨盤底筋体操 自分の意思に関係なく尿が出てしまう尿もれ。 男女なく発症し、加齢に伴って悩まされる人は多くなる。 冬になって寒さで膀胱が刺激されると起こりがちになるだけに、秋のうちから原因を押さえて予防したい。 中…
正しく知り迷信と決別 生涯に何らかのがんを発症する確率は、2010年時点のデータで男性が60%、女性が45%だ。 この「生涯累積がん罹患リスク」は高齢化に伴って毎年1%程度ずつ上昇しており、今や日本の男性の3人に2人が、がんになる時代といえる。 しかし、日…