小児科

母乳 アレルギー予防に効果なし

母乳 アレルギー予防に効果なし 国、12年ぶり新指針 赤ちゃんの授乳と離乳食に関する国の指針に、母乳によるアレルギー予防効果はないことが盛り込まれることが決まった。 2007年以来、12年ぶりとなる指針改定は、母乳への過度な期待が親たちを悩ませている…

母乳育児 赤ちゃんの感染症予防に効果

母乳育児 赤ちゃんの感染症予防に効果 乳児用の液体ミルクが災害時に海外から届けられ、注目を集めたが、母乳への期待も根強いようだ。 母乳には、どんな利点があるのだろうか。 母乳は最適な栄養のほか、病原体を食べる細胞や抗菌作用のある成分などを含む…

哺乳瓶の消毒

哺乳瓶の消毒、本当に必要? 夜中も毎回「しんどい」 「夜中に哺乳瓶洗って消毒するのしんどい」・・・。 赤ちゃんを育てる親たちのそんな声がSNSにあふれている。 哺乳瓶の消毒は本当に必要なのか? ツイッターで疑問をつぶやいた広島市の女性(27)は、…

体のバランスが悪い 「子どもロコモ」かも

体のバランスが悪い「子どもロコモ」かも 体硬い?それ、子どもロコモかも 「全身使う外遊びを」 けがや運動器の病気リスク 「子どもロコモ」という言葉がある。 片足立ちができなかったり、しゃがみ込みができなかったり。 そんな子どもたちが少なくないこ…

子どもの手足に麻痺、増加 エンテロウイルスD68感染症に注意

子どもの手足に麻痺、増加 風邪に似た症状、注意必要 子どもの手足に急に麻痺が出る「急性弛緩性まひ」の報告数が、10月ごろから増加している。 3年前、エンテロウイルスD68感染症の流行と同時にまひの報告が相次ぎ、厚生労働省は今年5月から全国の医療機関…

赤ちゃんの舌 大人と違う

赤ちゃんの舌 大人と違う 舌を上げてみると、真ん中に膜のような筋が見える。 口の底と舌の先端をつなぐ「舌小帯」だ。 筋状の部分は舌を前に出したり、後ろへ動かしたりするのを調整する役割を持つといわれる。 一見すると、舌小帯で舌が引きつれて、動きが…

乳児血管腫

皮膚にできる赤いあざ 乳児血管腫に飲み薬登場 治療の選択肢広がる 乳児血管腫は新生児の皮膚の表面や内部に赤いあざができる病気だ。 つぶつぶがある外観から「いちご状血管腫」とも呼ばれる。 日本人の100人に1人程度が発症するとされる。 赤みは自然に薄…

子供の夏風邪に注意

子供の夏風邪に注意 夏休みを迎えた子供たちに忍び寄る夏風邪。 安静にしていれば治るウイルス感染症が大半だが、今年は脳炎を引き起こすウイルスが多くみられ、注意を促す声もある。予防法や症状の見分け方を知っておこう。 子供がかかりやすい夏風邪には、…

正しい鼻のかみ方

正しい鼻のかみ方 片足ずつ、ゆっくりと 鼻を強くかみすぎて、中耳炎になった経験をお持ちの方もいるはずだ。 正しい鼻のかみ方とは? 正しい鼻のかみ方のポイントは、片方ずつゆっくりかんで、強くかみすぎないことだ。 子どもたちに鼻をかんでもらうと、両…

子どもを熱中症から守る

子どもを熱中症から守る 汗をかく機能が未熟な子どもは、大人より熱中症になるリスクが高いという。 どのようなことに注意したらよいのだろうか。 ■ 顔色・熱・・・異変チェック 消防庁によると、6月に熱中症の疑いで救急搬送されたのは約4千人で、昨年(201…

子どもの鼻水

子どもの鼻水、どうしてる? 子どもが鼻水を垂らしている光景をよく見かける。 耳鼻科や小児科に行くと「鼻水を吸ってあげた方がいい」と言われることがある。 どんなときに「鼻吸い」は必要なのだろうか。 小児科医が、保護者の方から「何歳から鼻をかめる…

授乳中の薬、大丈夫?

授乳中の薬、大丈夫? 母乳のメリット考慮し科学的に影響評価 授乳中に病気になり、薬を飲んでも大丈夫なのか心配する人は多い。 母乳の代替として人工ミルクもあり、「服薬するなら授乳をやめる」という選択もある。 ただ、母乳育児は大きなメリットがある…

赤ちゃんの股関節脱臼

赤ちゃんの股関節脱臼、見逃し注意 コアラ抱っこ推奨も 赤ちゃんの股関節は柔らかく、生まれたときに脱臼していたり、発育の過程で脱臼したりすることがあります。 最近は、数が減っている半面、発見が遅れるケースも目立っているようです。 保護者は何に注…

変わる子育ての常識

抱っこやスキンケア、変わる子育ての常識 子育てをようやく卒業したと思ったら、次は孫の世話・・・という人をよく見かけるようになった。 豊富な子育て経験は重宝されるが、スキンケアや「抱きぐせ」など、常識と考えられていた子育ての知識が変わってきて…

低体重児、成長後にリスク

低体重児、成長後にリスク やせ形妊婦や喫煙が要因 生まれたときの体重が少ない低出生体重児の割合が高止まりしている。 出産後の肥満を嫌う妊婦がやせた体形を求めることが影響しているが、最近は喫煙との関係も明らかになってきた。 低体重で生まれると成…

生活習慣病の芽摘む 子供のうちに予防教育

生活習慣病の芽摘む 子供のうちに予防教育 採血検査 自分で血圧記録 中高年に目立つメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)やロコモティブシンドローム(運動器症候群)。 そうならないよう子供の頃から太りすぎなどには注意したい。 地域ぐるみの対策…

B型肝炎ワクチンが定期予防接種に

B型肝炎ワクチンが定期予防接種に 今までは任意予防接種だったB型肝炎ワクチンが、今年10月から定期予防接種になります。 対象者は2016(平成28)年の4月以降に生まれたお子さんで、0.25mlを3回接種します。 初めの2回を約4週間あけて打…

B型肝炎ワクチンが定期接種に

B型肝炎ワクチンが定期接種に 1歳までに3回 接種時期の調整が重要 B型肝炎ウイルスの感染を防ぐワクチンが2016年10月から、0歳児を対象に原則無料で受けられる定期接種になった。 将来、肝硬変や肝臓がんになる人を減らす狙いがある。 1歳になる…

起立性調節障害

朝起きられない・・・病気かも 自律神経の不調で症状様々 思春期に多く 体調が悪くて朝起きられず、学校に行けない――。 そんな子どもは「起立性調節障害」(OD)という病気かもしれない。 一般的には思春期に発症し、春から夏にかけて症状が強まる傾向があ…

赤ちゃんの便、色をチェック

赤ちゃんの便、色をチェック 黒や白、病気のケースも 便は健康のバロメーターといわれる。 色や固さ、量など、そこから健康状態について様々なことが分かる。 言葉が話せない乳児であれば、便はなおのこと雄弁だ。 最近では乳児の便をスマートフォン(スマホ…

赤ちゃんの肌

守ろう 赤ちゃんの肌 バリアー機能高め 炎症予防 冬は肌の乾燥が気になる季節。 湿疹やかゆみが出やすい赤ちゃんはなおさらだ。 保湿などのスキンケアが、アトピー性皮膚炎などのアレルギーを予防するとの研究結果もある。 「へえ、軟膏(なんこう)を結構た…

川崎病

川崎病 原因は不明、増える患者 主に乳幼児がかかり、心臓に後遺症が残ることがある川崎病は、小児科医の川崎富作氏(91)が専門誌に報告してから、今年で50年になる。 原因は今もわかっていない。 医師や研究者たちは、原因究明や治療法の確立をめざし…

子どもの予防接種

子どもの予防接種 生後2カ月から、複数同時も 感染しても重い症状にならないようにするためとはいえ、予防接種の注射はやはりいやなもの。 乳幼児はほかにもさまざまな予防接種を年に何度も受けるため、本人も家族も大変だ。 予防接種は、かかると重症化し…

おねしょ

「おねしょ」は治療できます 幼い頃、少なからぬ人が経験した「おねしょ」。 成長につれ自然に治ると放置しがちですが、近年、積極的な治療が有効なことが分かってきました。 専門医らは、悩む親子たちに早めの受診を呼びかけています。 おねしょはれっきと…

子どもの誤嚥

ピーナッツ1粒でも 子どもの誤嚥、原因1位はナッツ類 14年の人口動態統計によると、「食物」「その他の物体」の誤嚥により、14歳以下で26人が亡くなっている。 1~4歳が5割超を占めるが、5歳以上でも5人が死亡した。 日本小児呼吸器学会の全国…

子どもの貧血

子どもの貧血 思春期、激しい運動にも注意 何となく顔色が悪く、元気がない。 だるそうにしている。 離乳期や思春期の子どもに、こんな症状が表れたら、貧血を疑ってもいいかもしれない。 貧血は、血液中の赤血球の数、またはヘモグロビンが減ることで起こる…

子どもの紫外線対策

子どもの紫外線対策 帽子・長袖…露出減らそう 真夏の紫外線から子どもを守るためにはどんな対策をすればいいのだろうか。 痛みを感じるほど日焼けしたら、まずは、おさまるまで流水やタオルに包んだ氷水袋で冷やそう。 病院ではやけどを治す塗り薬などを処方…

急な発熱、どう対処?

急な発熱、どう対処する? 小さな子は十分に水分を 急に熱が出たとき、どう対処すればいいのだろうか。 「熱が出ているのは体が病原体と闘っている自然の反応」と聞くと、冷やすことをためらう人も多い。 ただし、発熱の原因や状況は様々だ。 大人と子どもで…

0~2歳児、おもわぬ事故

0~2歳児、おもわぬ事故 傾向知って対策を 子どもの成長とともに家庭の内外で起きる思わぬ事故。 0~2歳児は、特に転落や転倒、誤飲の事故が多い。 国民生活センターは、「起こりやすい事故を知って、対策をして」と呼びかけている。 国民生活センターが…

目指せ「いいうんち」

子供の快便 目指せ「いいうんち」 学校トイレにも慣れて 食べることに注目する「食育」があるが、出す方はdぷだろうか。 うんちには、その時々の食生活や体の調子が反映される。 子どもでは、小学校低学年の2割近くが便秘傾向とのデータもある。 大事なのは…