産婦人科

妊娠中 薬使う選択も

妊娠中 薬使う選択も 治療効果とリスク 見極め処方 妊娠中に薬を使うことで、子どもに悪影響が出るのではと心配する妊婦は少なくない。 そんな中、妊婦への処方を避けるよう求められてきた薬の使い方の見直しが進んでいる。 海外の使用例などから、条件を満…

逆子を外回転術で戻す

逆子、外回転術で直す 緊急対応できる施設で実施 お母さんのおなかにいる赤ちゃんのお尻が下になる逆子(骨盤位)は出産時に危険が高まる。 安全にお産を進めるため、おなかにメスを入れて赤ちゃんを取り出す「帝王切開」による出産が一般的だ。一方、自然分…

無痛分娩

増える無痛分娩 安全に実施するには お産の痛みを麻酔で和らげる無痛分娩を選ぶ妊婦が増えている。 一方、無痛分娩をした妊産婦や子どもが亡くなる事例も複数報告されている。 麻酔の知識と技術に習熟した医師が立ち会うことが欠かせないが、日本では体制の…

広がる「新型」出生前診断

広がる「新型」出生前診断 これまでと何が違う? 妊婦の血液から胎児の染色体を調べる「新型出生前診断」が、国内で開始されてから4年が経った。 母体への負担が少なく、精度の高い検査であることから普及しつつある。 広がる出生前診断 3年半で3万人超 …

卵子保存

卵子保存要望2600人、実績の10倍 がん治療前に妊娠備え 不妊になる恐れがあるがん治療の前に、経済的な支援があれば将来の妊娠に備えて卵子の凍結保存を望む女性患者は年間約2600人に上るとの推計を厚生労働省研究班が26日までにまとめた。 2015年にがん治療…

若年性更年期

若い女性のだるい、イライラ 卵巣機能低下に原因 対症療法と生活見直しを 「生理の回数や量が減った」「だるい」「イライラする」。 まだ20歳―40歳後半なのに、更年期障害に似た体調不良に悩む女性が増えている。 こうした症状を「若年性更年期」「プチ…

骨盤臓器脱

骨盤臓器脱 広がる治療法 子宮や膀胱、腸が、ゆるんだ膣を通じて体の外に出る「骨盤臓器脱」。 根治をめざして器具で臓器をつり上げる手術で、3年前に腹腔鏡を使った新しい方法が公的医療保険の適用となった。 治療の選択肢が広がる一方、人工物を体内に入…

葉酸を正しく理解

葉酸摂取、正しい理解で 胎児の障害減らす効果 取りすぎは発熱など招く 緑黄色野菜などに含まれるビタミンの一種、葉酸。胎児の先天性障害を減らす効果があり、医師らは妊娠する可能性のある若い女性に積極的な摂取を呼びかける。 海外では食品への添加を義…

不妊治療

不妊治療、やめて見つけた道 体験談、ヒントに・・・「やめどき」考える本 不妊治療は、やめどきに悩むと言われる。 妊娠する可能性は加齢とともに低くなるがゼロではないからだ。 ただ、心身や治療費の負担に苦しむ人もいる。 そんな体験をまとめた「不妊治…

子宮体がん

子宮体がん どんな病気か 子宮の太くなった部分(子宮体部)の内部は粘膜(子宮内膜)で裏打ちされた空洞になっています。 子宮体部の粘膜から発生するがんのことを子宮体がんといいます。 子宮内膜がんと呼ぶこともあります。 子宮内膜に発生したがんは次第…

妊娠と薬

妊娠と薬の悩み、専門外来で相談 全国40カ所、集積データを判断材料に 持病治療と両立支える 持病治療と両立支える 妊婦や妊娠を考えている夫婦が、持病などの薬の服用について相談できる専門外来の開設が広がっている。 医薬品によっては「妊娠中は服用を控…

卵巣がん

卵巣がんの実力病院 手術と抗がん剤併用 http://style.nikkei.com/article/DGXMZO98597160Y6A310C1970M00 卵巣がんは自覚症状が出にくく、発見時には転移していることが大半だ。 抗がん剤が効きやすい一方、再発率は高い。 進行がんはまず抗がん剤で腫瘍を小…

妊産婦の高血圧  「妊娠高血圧症候群」

妊産婦の高血圧 自覚しにくく、母子の命に直結 妊婦検診で必ず調べる血圧。 妊娠にともなう高血圧は、お母さんや赤ちゃんに重大な影響を与える可能性がある。 一昔前は「妊娠中毒症」とも呼ばれていたが、いまは「妊娠高血圧症候群」という病名で知られる。 …

スポーツと月経異常

女性のスポーツ選手にみられることが多い月経異常。 無月経になると、疲労骨折のリスクが高まります。 月経が3カ月以上ないと無月経の状態だ。 10代の無月経や15歳になっても初経がない場合は放置しないでほしい、と専門医は話す。 スポーツと月経異常 …

女性ホルモンと付き合う

月経や排卵の時期がわかる基礎体温の測定は、妊娠や避妊のために行うと思われがちです。 けれど、女性の体や心の状態を見通す手がかりにもなります。 ◇ 基礎体温は、食事や運動などをせず安静な状態の体温をさす。 朝起きて体を動かす前に、基礎体温計を約5…

不育症、あきらめずに

繰り返される流産・死産に治療指針 流産や死産が2回以上続くことを、「不育症」という。 妊娠したことのある女性の4%が経験し、数十万人が苦しんでいるとのデータがある。 原因などはっきりしないことが多かったが、厚生労働省の研究班が初めて、治療指針…

子宮のコブの大誤解

明けましておめでとうございます。 きょうは、2011.11.30のNHK総合テレビ「ためしてガッテン」の放送の紹介です。 子宮筋腫は成人女性の20~30%が持っていると言われており、特に珍しい病気ではありません。 主に30~40歳代の女性に見つかり、筋腫の大きさや…

子宮頸がん… ワクチン・検診 進む予防

子宮頸がんの予防と早期発見には、検診とワクチン接種の両方を行うことが重要です。 きょうはそんな話題を取り上げてみました。 以下の記事を理解するには子宮頸がんの特殊性を理解する必要があります。 子宮頸がんは、ウイルス感染が原因なのです。 発症の…

がん予防目的の卵巣摘出

卵巣摘出… がん予防目的 閉経前は慎重に 子宮筋腫などの手術の際、がん予防の目的で卵巣の摘出が行われていることについて、閉経前の女性では更年期障害や骨粗しょう症などのマイナス面が大きいとして、見直す動きが出ている。(中島久美子) 卵巣は子宮の左…

慢性腎臓病の早期発見による人工透析回避

人工透析受けないために…慢性腎臓病の早期発見カギ 腎臓の機能が低下し、人工透析を受ける患者が増え続けている。 慢性腎臓病の初期段階で気づき専門医の治療を受けていれば、患者にとって負担の大きい透析に頼らずに済んだケースが少なくない。 治療に必要…

子宮頸がん予防ワクチン

子宮頸がん予防ワクチンに対し、さまざまな情報が出てきています。 4月から接種の無料化が全国自治体に広がることから、医療現場では供給不足による混乱が起きています。 子宮頸がん予防ワクチンについての有効性、安全性についての、東京大学医科学研究所…