世代別の骨粗しょう症対策

更年期以降になってから、予防的にカルシウムを積極的にとろうする人が多く
います。
しかし、それでは遅いというのが専門家の意見です。
最近、日本人の骨量(骨に含まれるカルシウムやコラーゲンなどの量)の調査
が進み、骨量を増やせるのは20代までということが分かってきました。
要するに、若いうちに骨を丈夫にすることが大切だということです。

「元気で長生き」を実現するのには、まず骨の健康を守る必要があります。

厚労省の2007年国民生活基礎調査によると、65歳以上の女性が要介護
状態になる理由のうち1割強を「骨折・転倒」が占めています。
この骨折の原因の多くは骨粗しょう症です。

#骨量増大は20代まで  女性のダイエット、障害に
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<参考および引用記事>
出典 日経新聞・朝刊 2009.4.18
版権 日経新聞


骨粗鬆症
http://ja.wikipedia.org/wiki/骨粗鬆症
カルシウム・パラドックス
■2002年の世界保健機関(WHO)の報告書では、骨粗鬆症予防のための項目で、
カルシウムの摂取量が多い国に骨折が多いというカルシウム・パラドックス
の理由として、カルシウムの摂取量よりも、カルシウムを排出させる酸性の
負荷をタンパク質がもたらすという悪影響のほうが重いではないかと推論
しています。
■さらに、2007年のWHOの報告書で、酸を中和するほどのアルカリ成分が
ないとき、カルシウムが排出され骨に影響すると考えられています。
このアルカリ成分としては野菜と果物が挙げられています。
■海外の骨粗鬆症の診療ガイドラインでは、砂糖や動物性食品はカルシウム
を奪う「骨泥棒」とされ、骨粗鬆症の予防のためアルカリ性食品を摂取する
ように言及しています。
■野菜と果物の摂取量が多いほど骨密度が高いという研究結果が老若男女
それぞれにあります。


医療と健康[日本医師会ホームページ]
http://www.med.or.jp/chishiki/kotu/001.html


骨と骨粗鬆症 RICBONE(リッチボーン)
http://www.richbone.com/kotsusoshosho/bs/



<コメント>
日本では高齢化社会に伴い骨粗鬆症の患者数が増加し、現時点で
1100万人と推計されています。
骨粗鬆症の診断には一般的に骨組織量(骨量)の指標となる骨密度が
調べられます。
しかし、実際には骨質も大切で両者を合わせ骨強度が骨折のしやすさ
と関係するのです。

つまり
骨強度=骨密度+骨質
というわけで骨強度の70%が骨密度、30%が骨質の要素というわけですが
残念ながら骨質の数値化は実際には難しいのが現状です。


<自遊時間>
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朝日新聞・夕刊 2009.4.22 「素粒子」より。

以前に、H元法務大臣の人権を否定する内容を書いて物議をかもしたコーナーです。
昨日のこの内容を読んで吐き気がしました。
何でも反対の朝日新聞
自社の不祥事には「ほっかむり」です。

週刊朝日も毎春、受験戦争を煽るような「高校別大学合格者数」の記事。
これには朝日新聞のどんなメッセージ性があるのでしょうか。

そして、皇室記事の特集号が発売されるかと思うとかたや昭和天皇の存命中の膵がんのすっぱ抜き。
当時、宮内庁から厳しい抗議を受けました。

他人に厳しく自分に甘い体質がこの新聞社には感じられます。
自社の不祥事の報道を見ればこの体質は明らかです。