タマネギの抗がん作用

タマネギは、消化器の免疫を高め、食道がん胃がん、大腸がんを予防すると
いわれています。


タマネギを切ると涙が出てきます。
アリルプロピオンという催涙物質が原因です。
この刺激物質には数種類の刺激物が混在しており、その中の1つに硫化アリル
という成分があります。
この物質は、発がん物質も抑制するとされ注目されている存在です。
がん細胞は急に体内に出現するのでなく、活性酸素や発がん物質との絡みがあって
はじめてがん細胞として生み出されます。
このがん細胞が増殖して「がん」となるわけですが、硫化アリルは発がん物質を
無毒化する、活性酸素を取り除くという2つのがん予防効果を発揮するのです。
さらにタマネギの外皮にはケルセチンという成分が含まれます。
これはポリフェノールに属するフラボノイドの1種です。
強い抗酸化作用があるために動脈硬化を防ぐ働きがあると言われています。

<参考および引用サイト>
タマネギ 【抗がん剤の作用・副作用】
http://kouganzai.info/kz44.html


イメージ 1

出典 朝日新聞・朝刊 2008.2.4
版権 朝日新聞社
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<関連サイト>
ケルセチンの健康機能 - 野菜・果物の健康維持機能に関する研究動向
http://www.v350f200.com/doko/kisoteki2_m.html
ケルセチンは発ガン抑制物質としても知られています。
ケルセチンは乳ガン細胞(p53)、直腸ガン細胞(Caco-2)などの細胞増殖抑制効果が
高く、マウスなどの動物実験でもガン抑制効果が確認されています。
フィンランドで行われた疫学調査では、ケルセチンを多く摂取していると肺ガン
のリスクが低いことが明らかとなりました。

大腸がんの予防に果物、タマネギ、ニンニク
http://www.rda.co.jp/topics/topics3315.html

イメージ 2

トレンツ・リャド ジヴェルニーの薔薇
http://www.ddart.co.jp/lladosell.html

<自遊時間>
花粉症になるのは23歳から? 発症年齢は“西高東低”
■花粉症と年齢の関係
ウェザーニューズは、「花粉症」についての調査を3月に実施し、沖縄を除く全国
から計15,109人(男性35%、女性65%)の回答を得た。
今回の調査では「花粉症歴は何年ですか? 」という質問と、調査協力者の年齢の
平均値を求め換算したところ、平均で“23歳で花粉症になる”という分析結果が得ら
れた。
このことから、学生から社会人への生活習慣の変化などが起因している可能性も
あると同調査は指摘している。
■男女で違う症状は? 
花粉症における症状の種類についての調査では、男性と女性で“くしゃみの回数”、
“鼻をかむ回数”、“目のかゆみ”などで大きな差は出なかったものの、“肌のかゆみ”
と“喉の症状”で女性が男性より症状が出ていることが判明した。
一日のうち症状がひどい時間帯については、「朝」と答えた人が25.6%で最も
多く、「昼」「夕方」「夜」と続いている。一日のうち花粉は昼から夕方に
かけて多く飛ぶため、飛散する時間帯よりも、外出する朝の通勤時間など個人の
生活リズムが大きく影響しているようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090324-00000005-sh_mar-sci


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