線維筋痛症

線維筋痛症とは?

全身に原因不明の激しい痛みが起こる病気。
全身的慢性疼痛疾患として、最近「線維筋痛症」の患者さんが増加しています。
痛み以外には検査で異常が見つからないのが特徴です。
専門医も少ないため正確な診断がつきにくいなどの問題が指摘されています。
5年前に厚生労働省が研究班を発足させました。
その調査で全国に200万人の患者さんがいるという実態など少しずつ明らかになってきています。

「医者からそんな症状あるわけがないと言われた」「症状を言ったら診察を打ち切られた」といったことで医療機関を転々とする人もいます。
それだけ医師の認識も低く診断もつきにくいといえます。


#原因不明 全身に激痛
線維筋痛症とは、全身的慢性疼痛疾患であり、激しい痛みが起こる病気です。
この病名は米国リウマチ学会で1990年につけられました。
それ以前は心因性リウマチとか筋肉リウマチなどとよばれていました。
これらの病名を聞かれた方もみえるかと思いますが、こちらの方がわかりやすい名前です。

症状
全身や広範囲が痛み、またある部分だけが痛むことがあります。
その痛みは軽度のものから激痛まであり、耐え難い痛みであることが多いです。
痛みの部位が移動したり、天候によって痛みの強さが変わったりすることもあります。
痛みが強いと日常生活に支障をきたすことが多く、重症化すると、軽微の刺激(爪や髪への刺激、温度・湿度の変化、音など)で激痛がはしり、自力での生活は困難になります。
随伴症状として、関節のこわばり感、倦怠感、疲労感、睡眠障害、精神的な抑うつ、自律神経失調、頭痛、過敏性腸炎、微熱、ドライアイ、記憶障害、集中力欠如、レストレスレッグス症候群などが伴う事もあり、症状は個人差があります。
中には、リウマチや他の膠原病を併発している場合もあります。
痛みによって不眠となりストレスが溜まり、それがまた痛みを増強させる場合もあると考えられております。
死に至る病ではありません。
線維筋痛症は1対4と男性よりも女性に多く、中高年、特に50代前後に集中して多い病気です。
中には10代の発症例もあります。
そのため自律神経失調症更年期障害不定愁訴などど他の病気と診断されることも少なくありません。
現在人口の1.66%、約200万人いるのではないかと疫学的に発表されております。

診断方法
明確な診断基準はなく、現段階では1990年に発表されたアメリカリウマチ学会の分類基準を参考にしています。
全身に18箇所の圧痛点があり、4kgの力(爪が白くなる程度)で押し11箇所以上痛く、また広範囲の痛みが3ヶ月続いていることが条件。
11箇所以上でなくても専門医の判断で線維筋痛症と診断されることもあります。
他の病気があっても線維筋痛症の診断は妨げられません。
また、検査をしても異常がないのが特徴です。
血液、レントゲン、CRPという炎症反応、筋電図、筋肉の酵素、CT、MRIを検査しても異常がなく、線維筋痛症と診断できる検査がありません。
そのため患者の多くは診断されるまで、何箇所もの医療機関を何年にもわたってまわり続けることになってしまうのです。
リウマチと違って関節の腫れや変形などもなく、死の危険もない病気です。

病因
原因はまだ未解明です。
アメリカでは、中枢神経の異常によって痛みの回路が変わり痛みを増幅させているのではないかと考えられているようです。が、はっきりはしておりません。
また、肉体的・精神的ストレスや事故、手術等が引き金となって発症するのではないかとも言われおります。

治療
根本的な治療法はありません。
薬は特効薬はまだなく、普通の痛み止め(鎮痛剤)が効かない場合が多く、脳内の痛みをコントロールする作用がある向精神薬抗うつ剤を服用することが主流となっております。
患者は精神的な病になっているのではなく、薬の痛みをコントロールする作用を期待して服用しています。
残念ながら必ずしも効果的ではありません。
また軽い運動やマッサージが有効なことがあります。
十分な球速やストレスの軽減などの生活習慣病の見直しも有効といわれています。

その他
線維筋痛症は日本において社会保険診療報酬制度に入っていないため、保険適用外となっております。医者が随伴症状で保険を適用させているのが現状です。
また、検査しても異常がないことから、多くの患者は「詐病」「怠け病」と見られ辛い思いをしてます。
逆に、線維筋痛症は「怠けることができる人はならない」と言われてます。

<参考および引用サイト>
線維筋痛症とは?
http://www5d.biglobe.ne.jp/~Pain/fms.html


<関連サイト>
知っておこう! 線維筋痛症
http://www.azegami.com/fm/index.htm





維筋痛症 (特集身体表現性障害)
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<番外編>
24年ぶりに帰ってきた!道頓堀川カーネルサンダース人形発見

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下半身(下阪神?)は不明のままです。

<番外編>
首相外遊、5回で6億5800万円
政府は10日の閣議で、麻生太郎首相が就任後に行った外国訪問の費用について、昨年9月の国連総会出席(米国)から今年1月の日韓首脳会談(韓国)まで5回の合計で、約6億5800万円に上るとする答弁書を決定した。喜納昌吉参院議員(民主)の質問主意書に答えた。
 
首相は、日韓首脳会談後にも2月の日米首脳会談など3回の外遊をこなしているが、その費用は「未精算」として明示しなかった。
これら8回の外遊に同行した政府関係者は延べ511人だったとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090310-00000070-jij-pol
出典 時事通信 2009.3.10

<コメント>
まさしく「外遊」という言葉がぴったりです。
この金額は、表面上の金額です。
発展途上国に外遊した場合には莫大な経済援助を約束して帰国するのが常です。
会談の内容も、それだけ国益にかなったものか検証すべきですね。
そして、同行した延べ511人の政府関係者が何をしていたかも。


例の中川氏。
プライベートジェットを使って4000万円も、この数字をみると安く感じてしまうから不思議です。