階段転落事故

皆さんもすでにご存知のことと思いますが、最近有名人が階段で事故死するニュースがありました。


タレントで俳優の谷啓さんが11日午5時7分、脳挫傷のため東京都三鷹市の杏林大病院で死去した。
78歳。
警視庁三鷹署によると、谷さんは10日午後5時50分ごろ、自宅の階段で転倒。
1階から2階に上がる際につまずき、前のめりに倒れた。
その際、受け身を取ることができず顔面を強打した。
「バタン」という大きな音に気づいた妻の和子さんが119番通報。
谷さんは病院に緊急搬送されたが、11日早朝、家族に看取られ息を引き取った。
出典
谷啓さん急死…階段から転落し顔面を強打
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2010/09/12/01.html



個人的な話で恐縮ですが、私も2度階段事故を経験しています。

まずは私自身の経験。
小学6年生の時、夜インスタントラーメンを食べようとして熱湯の入ったやかんを持って2階に上がろうとして暗がりの階段を踏み外してしまいました。
やかんがひっくり返って手に大やけど。
階段に本が置いてあったのです。
<教訓その1> 階段には物を置かない。

もう一つは父の経験。
屋外のタイルの階段を真後ろに頭から転倒。
私の目の前の出来事でした。
スローモーションをみているような感じで助けることが出来ませんでした。
そのまま後頭部を強打。
あの時の頭部を打った時の音はいまだに思い出してもゾッとします。
2週間ばかり両手の麻痺が強く、好物のビールビンの栓を代わりに抜いてあげていました。
(自分でいうのも何ですが、今から思うと孝行息子でした)
原因は、医師会の説明会で貰ったサンプルの眠剤を前夜に試しに飲んでとのこと。
眠剤精神安定剤は大なり小なり筋力を弱める作用(筋弛緩作用)があります。
<教訓その2> 眠剤精神安定剤は階段転落の原因になる。特に高齢者は眠剤を服用していることが多いので要注意。


9月19日、20日の連休も山で(階段からの転落ではありませんが)滑落死のニュースがありました。
多くは下山中の事故です。
私も19日は蓼科山(2530m)の登山をしましたが、下山の際にはフラフラであわや遭難かという状態でした。
日頃の運動不足がたたったのです。
「山の事故は下山中に起こる」という言葉の意味を実感した次第です。

若い方には理解出来ないことですが、高齢者の階段からの転落の原因はまずは下半身の筋力の低下です。
その他、視力の低下も関係しているものと思われます。

いずれにしろ、こんな死に方はまったくもって浮かばれません。


週刊朝日2010.10.1号に

谷啓さんで急死でわかった「お年寄りの転落防止術」

という記事が早速出ていました。

関係ないですが、表紙の女性、奇麗な方ですね。
ついチェックを入れてしまいました。
そういえば、中2の娘が話題にしていました。

吉瀬美智子オフィシャルウェブサイト
http://www.kichisemichiko.com/






<階段転落事故 関連サイト>
家庭内で圧倒的に多い階段の事故
http://www.kokusen.go.jp/kiken/contents238/index.html


履き物による事故事例(階段から転落し頭部を打撲)
http://www.anzen.metro.tokyo.jp/senior_shoe_case.html

事故発生場所別事故防止ワンポイント(高齢者)
http://www.city.ichihara.chiba.jp/200ichiharafire/mosimonotokini/kyukyu/jikoyobou/koureisya.html

転倒事故の原因
http://www.npo2002.or.jp/cause/

階段からの転落 / Fall Down From Stairs
http://www.youtube.com/watch?v=TkWdr19MkqI

ヒトが大きく転倒する瞬間(ハイスピード撮影)
http://www.youtube.com/watch?v=OpByH9qjIG0



イメージ 1

蓼科山 山頂付近にて。
登頂には遅い時刻。
素人登山の証。
2010.9.19 14:48撮影



イメージ 2

下山途中。
すっかり薄暗くなって来ました。
日暮れて道遠し。
2010.9.19 16:05撮影



読んでいただいて有難うございます。
コメントをお待ちしています。
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