緑茶習慣で「血液サラサラ」

飲んでも食べても効く緑茶

薫り高く、心を落ち着かせてくれる“お茶”(緑茶)。

近年、緑茶に秘められた健康パワーが次々と明らかになっている。

日本人だからこそあらためて見直したい「緑茶の健康効果」。

 

緑茶は血液サラサラ食材の「基本」

今から20年以上前の1990年ごろに、血液のドロドロやサラサラといった性状や循環性がわかる「MC-FAN(Micro Channel array Flow Analyzer:マイクロチャネル法」という装置が開発された。

人の血管の総延長は約9万キロ、地球を2周以上回ると推測されているが、そのほとんどを占めるのが毛細血管だ。

MC-FANでは、採血した血液を、毛細血管と同じような細い管に流してその様子を観察することができる。

血管の状態は、その人の健康状態と密接に関係している。

つまり、その人の健康状態が“目に見える形で”わかるようになったのだ。

 

では、どうして血液の流動性が大切なのだろうか。

たとえば、体重が60キロの人ではおよそ5リットルの血液が50秒間かけて全身を巡る。毛細血管は髪の毛の14分の1という大変な細さだ。

この細い隙間を血液が巡りながら、酸素や二酸化炭素を運んだり、栄養分やホルモンを届けたり、体温調節をするなどの働きを担っている。

血液がサラサラと流れた状態でないと、全身でさまざまな問題が生じる。

 

ストレスや過労、喫煙によって白血球の粘着性が高まると、血液は「ベタベタ状態」になってしまう。

糖尿病になると、赤血球が変形しにくくなり、「ネバネバ状態」になる。

アルコールや糖分のとりすぎによって血小板の凝集能と粘着能が高まると、血小板が「ザラザラ状態」になってしまう。

 

このように血液の流動性が悪くなった状態をMC-FANで調べると、各種の生活習慣病が発病する前段階の“未病”を発見する手がかりとなる。

 

そして、血液をサラサラにするには、血液の材料となる日頃の食事を改善することが極めて大切なのだ。

血液サラサラといえば、一時期、タマネギや青魚、納豆などがブームになった。

これらの食材を積極的に摂取した方がいいが、それだけではない。

血液の流れを良くする食事として、「オサカナスキヤネ」食がある。

これは、それぞれの食品を摂ってもらい血液の流れを計測することによって、血液サラサラ

効果があると判明した食品の頭文字をとったものなのだ。

 

参考・引用一部改変

日経Gooday 2026.6.17

 

<関連サイト>

血液サラサラ食品 オサカナスキヤネ

https://wordpress.com/post/aobazuku.wordpress.com/857