呼吸器科

COPD広報大使に和田アキ子さん

日本ベーリンガーインゲルハイムとファイザーが展開する慢性閉塞性肺疾患(COPD)の啓発活動の広報大使に、歌手でタレントの和田アキ子さんが就任し、記念イベントが5月11日、都内で開かれた。 COPDの一種である肺気腫と診断された経験のある和田さんは、「自…

COPD患者の別の死因による死亡

COPD患者の別の死因による死亡が増加 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者は、以前よりも心血管疾患など呼吸器疾患以外の原因によって死亡する比率の高くなっていることが、スウェーデンの新しい研究で明らかにされた。 医師がCOPD患者の治療を行う際には、このよ…

せきが止まりません

「せきが半年以上も止まりません。最初は風邪をひき、かかりつけ医の診察を受け、風邪薬を処方され、6週間ほど飲みました。いまも毎日2、3回、軽いせきが続きます。あまりに長すぎで不安です」 (60代女性) 「年のせいか、のどにたんがたまるようになりまし…

肺がんとCT検診

ヘビースモーカーが肺がん検診を受ける場合は、X線撮影ではなく、CTスキャンを用いる方が死亡率を20%下げられるとする研究結果が発表されました。 きょうは、この記事の紹介です。 ここで注意しなければならないのは、ヘビースモーカーというハイリスクの人…

自然気胸

自然気胸はどんな病気か 肺の一部が破れて空気がもれ、肺が虚脱した病気を自然気胸といいます。 原因は何か 肺胸膜直下に存在するブレブの破裂によって起こります。 ブレブとは、直径1cm程度の異常気腔で、正常肺と異なり破裂しやすく、自然気胸の原因にな…

肺腺がん

フィルターたばこ、がんリスク同じ 「腺がん」罹患率上昇 健康被害を少しでも減らそうというフィルター付きのたばこが数十年前から普及し、肺がんの一種「扁平上皮がん」は減ったものの、同じ肺がんの「腺がん」が増加し、肺がん全体が減少しない一因になっ…

新ぜんそく(喘息)薬「オマリズマブ」

今年(2009年)3月に重症喘息向けの新薬「オマリズマブ」(商品名・ゾレア、ノバルティスファーマ)が発売されました。 ステロイドなど従来の薬では、発作を抑えられなかった喘息患者さんにも効果があると報告されています。 ただ、小児に適応がないこと、…

新ぜんそく(喘息)薬「オマリズマブ」

今年(2009年)3月に重症喘息向けの新薬「オマリズマブ」(商品名・ゾレア)が発売されました。 ステロイドなど従来の薬では、発作を抑えられなかった喘息患者さんにも効果があると報告されています。 ただ、小児に適応がないこと、高価であることなどの課…

ぜんそく

「咳(せき)が長く続くので来てみました」という方が来院されるのは珍しいことではありません。 このことについては以前にもとりあげました。 しつこい咳 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2007/08/24 咳ぜんそく その1(1/2) http://blogs.y…

気管支喘息治療薬 ゾレア

アレルギー性の重症喘息患者に有効な新らしいタイプの薬が今年、登場しました。 従来の薬剤で症状のコントロールがうまくいかなかった人でも、効果が期待できる ということです。 この新薬はゾレア(商品名)。 2003年、国内で臨床試験(治験)が始まり…

肺年齢 知って病気を予防

皆さんすでにご存知のように、肺は空気中の酸素を取り入れ、二酸化炭素を体外に排出するといった重 要な役割を担っています。 心臓をエンジンに例えれば、いわばインテークマニホールドや燃料噴射装置そして排ガス装置に相当す るものです。 人間が生まれて…

ぜんそくのもと「気道過敏症」 リンパ球の一種が原因

理化学研究所は17日、アレルギー性ぜんそくの発作を起こすもとになる「気道過敏症」 の発症の仕組みを動物実験で解明した、と発表した。 アレルギー物質の吸引で生じるたんぱく質に、リンパ球の一種が反応し、気道収縮を 引き起こすという。 国内に約300万人…

咳ぜんそく その1(1/2)

咳ぜんそく」については以前にもとりあげました。 せきぜんそく http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2008/03/07 たまたま新聞にでていましたので再度とりあげてみました。 「咳ぜんそく」にご用心 風邪の症状は治まったのに、ゴホゴホとしつこい咳(…

肺がん原因遺伝子発見

肺がん原因遺伝子発見 自治医科大・間野教授がダブル受賞 昨年、肺がんの引き金となる新しい原因遺伝子を発見した自治医科大(下野市)の 間野博行教授(49)が、日本医師会の医学賞と日本癌学会の学術賞に選ばれた。 この発見に伴い、これまで困難だった…

防ごう”カビで肺炎”

梅雨で体調を崩しやすいこの季節、咳や微熱が長引くようなら要注意です。 そういえば最近、当院に咳が長引く患者さんが時々みえます。 長引く咳は専門用語で「遷延咳嗽」といいます。 百日咳や咳喘息、マイコプラズマ肺炎などを真っ先に疑ってしまいがちです…

肺年齢

慢性閉塞性肺疾患という言葉をご存知でしょうか。 英語名の頭文字をとってCOPDと呼ばれることがあります。 認知度は今ひとつのようです。 その原因の一つに、この病気の早期発見や治療効果の判定に不可欠な肺機能検査器 (スパイロメトリー)の普及が進んで…

高齢者肺炎

小倉遊亀 『好日』複製画 http://page17.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v47536434?u=;artfolio11 肺炎 高齢者はご注意 風邪邪こじらせ以外にも・・・・ 誤嚥もとで細菌に感染 肺炎は年間の死者が10万人にも達し、日本人の死因の第4位にランクされる恐…

せきぜんそく

日常診療で、咳が長引くということで来院される方は珍しくありません。 その中で咳喘息(せきぜんそく)という病気で来院される方もみえます。 この病気は、喘息特有のゼーゼー、ヒューヒューや呼吸困難がありません。 慢性に咳だけが続く病気で、喘息の前段…

しつこい咳

長引く咳は専門用語で「遷延性咳嗽(がいそう、咳のこと)」といいます。 定義自体ははっきりしていませんが、一般的には3週間以上続く咳を遷延性咳嗽というようです。 その原因としては、 1)喘息、咳喘息、アトピー性咳嗽などのアレルギーによるもの 2)…