咳ぜんそく」については以前にもとりあげました。
たまたま新聞にでていましたので再度とりあげてみました。
「咳ぜんそく」にご用心
風邪の症状は治まったのに、ゴホゴホとしつこい咳(せき)がいつまでも抜けない。そんなときは「咳ぜんそく」の疑いがある。
ぜんそくとは異なるが、放置しておくと慢性化し、ぜんそくに進展してしまう可能性も。
ただの咳と侮らず、専門医の診断を受けよう。
= 風邪治ったのにゴホゴホ =
東京都に住む会社員A子さん(30)は毎年、冬になると、ゴホゴホと咳に悩まされて
きた。
鼻水が出るわけでも、のどが痛いわけでもない。ただ”カラ咳”が出るだけだが、それ
が数週間から数カ月も続く。
東京都に住む会社員A子さん(30)は毎年、冬になると、ゴホゴホと咳に悩まされて
きた。
鼻水が出るわけでも、のどが痛いわけでもない。ただ”カラ咳”が出るだけだが、それ
が数週間から数カ月も続く。
「花粉症かと思っていた」そうだが、今年は春から症状が出たので呼吸器科に行った
ところ、咳ぜんそくと診断された。
吸入ステロイド薬などを処方されると、3週間ほどで咳が治まったという。
咳ぜんそくにかかる人が最近、増えている。
佐野虎ノ門クリニック(東京都港区)の佐野靖之院長によると「ぜんそく性の新患は
月に80人以上来るが、うち5~6割が咳ぜんそく」という。
ところ、咳ぜんそくと診断された。
吸入ステロイド薬などを処方されると、3週間ほどで咳が治まったという。
咳ぜんそくにかかる人が最近、増えている。
佐野虎ノ門クリニック(東京都港区)の佐野靖之院長によると「ぜんそく性の新患は
月に80人以上来るが、うち5~6割が咳ぜんそく」という。
特に夜中から明け方にかけて、激しい咳が出る。
吐いててしまうほどの咳が出る人や、肋骨(ろっこつ)にひびが入るほど激しく
咳き込む人も。
息を吸う暇なく咳が続き、うまく呼吸できずに失神することもあるという。
吐いててしまうほどの咳が出る人や、肋骨(ろっこつ)にひびが入るほど激しく
咳き込む人も。
息を吸う暇なく咳が続き、うまく呼吸できずに失神することもあるという。
日中でも電話で話していると発作が起こる場合がある。
「電話だと通常より声が高めになり、それが気管に良くない。
出始めたら、しゃべらずに安静に」と佐野院長。
「電話だと通常より声が高めになり、それが気管に良くない。
出始めたら、しゃべらずに安静に」と佐野院長。
咳が起こる仕組みはこうだ。
温度や気流の変化などで気道の粘膜が何らかの刺激を受けると、炎症細胞が活性化し特殊
なタンパク質などを放出、肺の末梢(まっしょう)の神経を刺激する。
それが脳の中枢神経を興奮させ、咳の連続となって表れる。(続)
(画像をクリックすると拡大されます)
出典 日経新聞・朝刊 2008.11.8
版権 日経新聞社
温度や気流の変化などで気道の粘膜が何らかの刺激を受けると、炎症細胞が活性化し特殊
なタンパク質などを放出、肺の末梢(まっしょう)の神経を刺激する。
それが脳の中枢神経を興奮させ、咳の連続となって表れる。(続)
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出典 日経新聞・朝刊 2008.11.8
版権 日経新聞社