骨をがっちり  カルシウムをキッチリ

骨に限らず、牛乳は健康に悪いとする「牛乳有害説」を唱える本がいくつか出版
されています。
骨粗鬆症については、牛乳の飲みすぎは、かえって骨粗鬆症を招くというものです。
この根拠の一つとして、北欧や米国など牛乳・乳製品によるカルシウム摂取量の多い
国の方が、少ない国よりかえって骨折の率が高いということがあげられます。
結局、はっきりした結論は出ていません。


以下は新聞記事からです。
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出典 朝日新聞・朝刊 2008.11.5
版権 朝日新聞社


骨粗鬆症 関連サイト>
骨粗鬆症
http://www.e-calcium.net/
骨を強くするためには、牛乳をたくさん飲むことがお勧めですが、厚生労働省の調査に
よって、乳製品が前立腺ガンの発症リスクを高める事が分かったそうです。

骨=カルシウム?
http://www.ne.jp/asahi/health/up/text/born.html
カルシウムももちろん必要ですが、タンパク質が無くてはどうにもならないと言うこと
が言えます。
この他にもビタミンDやリン、マグネシウム、ボロンなどといった、さまざまな栄養素
が必要となってきます。
骨の成長には、骨への圧力も必要ですから運動も必要です。このため、骨への圧力が
極端に少ない無重力空間に滞在する宇宙飛行士は、骨はどんどん弱くなってしまうのです。

カルシウムのこんなこと教えて!
http://www.health.ne.jp/library/5000/w5000084.html
普通の日本人の食生活では、まず取りすぎる心配はない。基本的には、カルシウムを
とりすぎたら骨に蓄えて骨を強くするため、問題はないのだ。事実、日本人では1日500~
600mgのカルシウムを取っていたらいいほうだが、アメリカでは1日に1000mg以下の人は
10人に1人か2人だ。
そうはいっても、サプリメント食品などで過剰に摂取することはよくない。過剰な
カルシウムは尿の排泄が間に合わず、腎臓結石ができたり、動脈硬化心筋梗塞の原因
にもなりかねないからだ。

足りていますか?あなたのカルシウム
http://www.jdia.or.jp/information/calcium.html
(但し、日本乳業協会のサイトです)

骨粗鬆症対策ー骨を丈夫な骨にー
http://mabou.jp/kotusoshosho/

病気にならない生き方
牛乳を飲み過ぎると骨粗鬆症になる
http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/bookstand-enzyme.html
牛乳のカルシウムは、小魚などの食物に含まれるものより吸収がよいと言われますが、
それは少し違います。
人間の血中カルシウム濃度は一定しています。ところが牛乳を飲むと、血中カルシウム
濃度は急激に上昇するのです。
そのため、体は血中のカルシウム濃度をなんとか通常の状態に戻そうというコントロール
が働き、血中の余剰カルシウムを腎臓から尿に排泄してしまうのです。
つまり、カルシウムをとるために飲んだ牛乳は、かえって体内のカルシウム量を減らして
しまうという皮肉な結果を招くのです。
牛乳を毎日たくさん飲んでいる世界四大酪農国であるアメリカ、スウェーデンデンマーク
フィンランドの各国で、股関節骨折と骨粗鬆症が多いのはこのためでしょう。
これに対し、日本人が昔からカルシウム源としてきた小魚や海藻類に含まれるカルシウムは、
血中カルシウム濃度を高めるほど急激に吸収されることはありません。
ですから、牛乳を飲む習慣のなかった時代の日本には、骨粗鬆症はなかったのです。

<きょうのブログ>
牛乳だけではカルシウム不足に
http://blogs.yahoo.co.jp/muneharu_no1/430226.html


読んでいただいて有難うございます。
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