感染症

抗生物質、本当に必要?

抗生物質、本当に必要? 「風邪なら投与」はダメ 医療界や厚労省、不適切処方を是正 風邪の患者に必ず抗生物質(抗菌薬)を処方するといった不適切な医療をなくそうと、医療界や厚生労働省が対策に動き出した。 副作用のリスクがあり、抗生物質が効かない「…

顔ダニ

ニキビの思わぬ原因 汚れに潜む顔ダニかも 目のトラブルも / 洗顔・塗り薬で抑制 高温多湿の時期は、アレルギーの原因になるチリダニが増える。 それとは別に、季節を問わず肌に生息するダニがいる。 特に、顔にいるダニが増えすぎると、様々なトラブルを招く。 実…

増えるレジオネラ菌

増えるレジオネラ菌 衛生管理の不十分な入浴施設などで感染するレジオネラ症。 その患者数は年々増えている。 国立感染症研究所によると、2017年は1,722人と、現在の調査方法となった1999年以降で最多に。 この10年では2.5倍以上増えた。 原因となるレジ…

麻疹(はしか)、「排除」したはずがなぜ流行?

はしか、「排除」したはずがなぜ流行? 沖縄で流行しているはしかが、愛知や神奈川、東京にも飛び火し、4都県で患者数が100人を超えた。 日本は2015年にはしかの国内流行を抑え込む「排除」を達成したが、なぜ感染が広がっているのか。その予防法は…

タミフル、10代もOKに

タミフル、10代もOKに 異常行動との関連認められず 厚生労働省の有識者会議は2018年5月16日、インフルエンザ治療薬「タミフル」の10代への使用制限を解除する方針を決めた。 薬をのんだ子どもがベランダから転落するなど異常行動が相次ぎ、2007年から10代…

麻疹(はしか)の感染力

閉鎖空間では一気に感染が広がる恐れ 台湾からの旅行者が感染源となった「はしか(麻疹)」の流行が、沖縄県を中心に急速に広がっている。 麻疹は、患者のくしゃみ飛沫などに含まれるウイルスを鼻や口から吸いこんで感染する「飛沫感染」、ウイルスが付着し…

帯状疱疹、高齢化で増加確実 ワクチン定期接種検討

帯状疱疹、高齢化で増加確実 ワクチン定期接種を検討 赤くて痛い発疹で知られる帯状疱疹は、高齢化で増加が確実視されている。 昨年承認された予防ワクチンについて、国は成人の定期接種の対象にするか検討を始めている。 この病気について今どんなことを知…

ペットとスキンシップほどほどに

ペットとスキンシップほどほどに 感染症で死亡例も 猫から「コリネバクテリウム・ウルセランス菌」に感染したとみられる福岡県の60代女性が亡くなった。 国内での死亡例は初めてだ。 室内飼いが増え、人とペットの距離が縮まる中、過ぎた接触は飼い主に思わ…

インフルエンザ 飛沫でない「空気感染」リスク

インフルエンザ 飛沫でない「空気感染」リスクも インフルエンザは主に、感染者のくしゃみや咳(せき)と共に飛び散った、ウイルスを含むしぶきを吸い込むことで感染する「飛沫感染」か、ウイルスが付着したものを触った手指を介して感染する「接触感染」の…

風邪に抗生物質を使わない病院に報酬

風邪に抗生物質、使わない病院に報酬 耐性菌の抑止策 厚生労働省は誤った使い方によって薬が効かなくなる「耐性菌」の広がりを抑えるため、医師が乳幼児の風邪や下痢に抗生物質を使わずに適切な説明をすれば、医療機関に報酬を支払う新たな仕組みを設ける。 …

子供のインフルエンザ

子供のインフルエンザ、年齢別のポイントは? タミフルや解熱剤の使用、登園登校の基準 学校保健安全法における出席停止期間について インフルエンザは咳やくしゃみなどの飛沫感染、物や皮膚等を介をして接触感染するので、保育園や学校などたくさんの子供た…

感染症防ぐ正しい手洗い

感染症防ぐ正しい手洗い 親指や指先も忘れずに 10回でリスク半減 / タオル共有は避ける インフルエンザや風邪が流行る時期。 様々な予防法のなかでも、子どもから高齢者まで簡単に実践できるのが「手洗い」だ。 感染症予防に効果的な正しい手指の洗浄・消毒法を…

ワクチン、大人も忘れずに

ワクチン、大人も忘れずに 65歳以上は肺炎にも用心 妊娠前には風疹/おたふくかぜは2回 感染症を防ぐワクチン接種は乳幼児向けと思いがちだが、大人が受けておきたいワクチンがいくつかある。 年齢やライフスタイルに応じて、必要なワクチンと注意点とは・・・…

大人のせき、実は百日ぜき?

大人のせき、実は百日ぜき? 子に感染の恐れ、長引けば受診を せきが長い間続く百日ぜき。乳児が感染すると重症になり、呼吸が止まったり、脳症になったりすることがある。 近年は乳児よりも大人の患者が多い状態が続いている。 大人は症状が軽いため、気づ…

RSウイルス大流行

RSウイルス大流行、通年化か 呼吸苦しそうなら受診を 乳幼児や高齢者がかかると重い肺炎になることがある感染症「RSウイルス」が今年、大流行している。 秋から冬に流行するとされてきたが、今年は夏に患者数が急増した。 次第に減少してきたが、感染症…

マダニ感染症にご注意

マダニ感染症にご注意 患者が増加傾向 野生動物、人里に出没 マダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の感染者が増加傾向だ。 国立感染症研究所によると、今年の感染者数は2013年以降で最多。 マダニが付着した野生動物の移動に伴っ…

O157食中毒

O157食中毒、家庭で防ぐには 腹痛や血便、下痢止め使わず受診を 埼玉、群馬両県の総菜店で購入した総菜を食べた人らが腸管出血性大腸菌O(オー)157に感染した問題で、9月に入り、女児が亡くなっていたことが分かった。 O157の食中毒は外食で起…

耐性菌猛威、世界に警鐘

耐性菌猛威、世界に警鐘 2050年にがん死者上回る 日経アジア感染症会議で解決策探る 結核やマラリア、エボラ出血熱などに加え、多くの抗生物質が効かなくなった耐性菌のまん延が国際社会の脅威となっている。 日本の取り組みに期待が集まるなか、アジアの感…

「非結核性抗酸菌症」 結核に似た感染症

結核に似た感染症急増 抗菌薬でも根治困難 結核に似た呼吸器感染症「非結核性抗酸菌症」の罹患率が、7年で2.6倍に急増していることが、最近の研究でわかった。 結核と違って人から人へは伝染しないが、抗菌薬で治療しても根治は難しい。 研究チームは「公…

日本紅斑熱 マダニ媒介で発症

マダニの季節、野外に注意 日本紅斑熱の患者、昨年最多 マダニにかまれて発症する日本紅斑熱の患者報告が増えている。 昨年は過去最多の276人、死者は1999年以降で21人に上る。 毎年、夏から秋が患者の増える季節。 国立感染症研究所(感染研)は「…

TORCH症候群

母子感染症、予防が肝心 小頭症など起こす病原体、経路は子ども→妊婦→新生児 母子感染する疾病「TORCH症候群」で代表的なサイトメガロウイルス(CMV)による患者のなかに、新生児に感染する仕組みがよく分からない症例が出て注目を集めている。 妊娠…

ペットボトル 1日で雑菌天国

ペットボトル 早く飲みきらないと、1日で雑菌天国 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170614-00010002-nikkeisty-life 「開栓後はすぐにお飲みください」。 ペットボトル飲料の注意書きには「すぐに」や「早め」の言葉が並ぶ。 ペットボトルに直接…

蚊に刺されぬために

蚊に刺されぬために 肌の露出控え、たまり水を捨てる 蚊が飛び始める季節。刺された際のかゆみはもちろん、媒介する感染症も心配です。 なるべく刺されないためには・・・ 国内で確認されている蚊は100種類超。 多いのは夜行性のアカイエカと、昼間に屋外…

ウェルシュ菌食中毒

ウェルシュ菌食中毒、ご注意 熱に強く、カレーや煮物で発生 食中毒を引き起こす「ウェルシュ菌」をご存じですか? この菌には熱に強いものがあり、作りおきしたカレーや煮物などを食べて発症するケースが多くみられます。 春にも食中毒が起きており、注意が…

耐性菌

耐性菌、身近な病気でも 抗菌剤効かず 難しい治療 抗菌薬の効かない耐性菌が、中耳炎など身近な病気でも見つかるようになり、薬の使い方の見直しが進んでいる。 耐性菌が広がる背景には、本来必要のない抗菌薬の処方もあるとみられる。 新しい耐性菌を増やさ…

移動する耐性菌

移動する耐性菌、注視 野外環境から生活圏に入る恐れ 抗菌薬の使いすぎなどで細菌に生じる薬剤耐性。 こうした薬剤耐性遺伝子を持つ細菌が、環境中を移動している実態がわかってきた。 耐性菌が野外環境から人間の生活圏に入ってくる恐れもあり、国際社会も…

東南ア旅行、ジカ熱にご用心

東南ア旅行、ジカ熱にご用心 妊婦はしっかり防御を 長袖・長ズボンや虫よけ 性交渉で感染も 熱帯・亜熱帯に属する東南アジアには一年を通じて蚊がいて、ジカウイルス感染症(ジカ熱)をはじめとする、様々な感染症の危険がある。 東南ア旅行など温かい国に出…

風邪、薬に頼りすぎず

風邪、薬に頼りすぎず 抗菌薬もウイルスには効果なく うがいや手洗いなどで気をつけていても風邪をひくことはある。 風邪をひいたら無理せずゆっくり休養をとるのが基本。 とはいえ、受験生や社会人はそうもいかない。 そんなときに市販の風邪薬を飲むことは…

風邪をひきやすいのは睡眠中

風邪をひきやすいのは免疫力が下がる睡眠中 寝室の加湿かマスク着用は必須! 浅い眠りに要注意 仕事やプライベートの時間をやりくりするために、真っ先に削ってしまうのが「睡眠」。 また年齢とともに、眠りが浅くなったり、目覚めが悪くなったりする人も多…

変異ノロウイルス

変異ノロウイルス猛威 感染性腸炎、最大級の流行 免疫たんぱく質働かず ■治療薬・ワクチンなし ノロウイルスが今冬、猛威を振るっている。 国立感染症研究所の調査によると、同ウイルスなどによる感染性胃腸炎は、昨年12月までをみると最大級の流行だ。 ノロ…