豚肉 生は危険

豚肉 生は危険

2015年6月、豚の生肉や生レバーの飲食店での提供が禁止された。
厚労省は、2012年に牛の生レバーの提供を禁止した後、豚で代用する店が出てきたとみており、13年には全国で約190店が確認されたという。
  
十数年前から牛の生肉を食べることが広がり、豚肉でも抵抗が減ったことが考えられる。
 
ただ、豚の肉や内臓は内部までE型肝炎ウイルスや寄生虫などに汚染されている可能性がある。
新鮮かどうかにかかわらず、十分に加熱しない限り感染や食中毒は防げない。
特にE型肝炎は、豚が原因食材の代表格。
感染して劇症化すれば死亡する恐れもある。
 
野生のシカやイノシシなどの肉を使った「ジビエ料理」が人気だ。
野生なだけに、家畜の牛や豚よりも食中毒への注意が欠かせない。

参考・引用一部改変
朝日新聞・朝刊 2015.8.25


関連サイト
豚のお肉や内臓を生食するのは、やめましょう
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syouhisya/121004/
・豚のお肉や内臓は生食用として販売できません。
・平成27年6月12日から食品衛生法に基づいて、豚のお肉や内臓を生食用として販売・提供することを禁止しました。
・これは豚のお肉や内臓を生で食べるとE型肝炎ウイルスや食中毒菌による重い食中毒が発生する危険があるからです。
・「新鮮」かどうかは、関係ありません。お肉や内臓は中心部まで十分に加熱して食べましょう。

豚レバーを生で食べるリスクに関する注意喚起
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002l7y7.html

豚肉・豚の内臓を生で食べるのはやめましょう
http://www.pref.okayama.jp/page/432341.html